藤井「私も音楽はスピッツなどを聴きます」
張本「あの『チェリー』の…」
藤井「やはり『チェリー』になりますか…。『ロビンソン』も有名なんですけど、個人的にはセカンドアルバム『名前をつけてやる』の『魔女旅に出る』はスピッツ屈指の名曲だと思っています」
張本「へー…。」
引用元:http://www.hochi.co.jp/sports/ballsports/20171229-OHT1T50166.html
余談だけど、藤井聡太君はスピッツの全アルバムを聴く程のファンらしい
今日は藤井君が魔女旅に出るを屈指の名曲だと言う理由について考えていく
※滅茶苦茶凝った解釈をしてます
手を離したならすぐ 猫の顔で歌ってやる
ラララ 泣かないで ラララ 行かなくちゃ
いつでもココにいるからね
スピッツ『名前をつけてやる』収録/魔女旅に出る歌詞
目次
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「魔女旅に出る」のココがイイ -歌詞編-
藤井四段が「屈指の名曲」と言う理由について、歌詞と演奏の両方から考えてみました
まず歌詞の意味、個人的な解釈をしていきます
曲名「魔女旅に出る」と歌詞の背反
僕は一人祈りながら
旅立つ君を見てるよ
女の子(魔女)主観の旅立ちソングかと思いきや、実はそれを見送る男の子のうた。これだけで「主人公は優しく愛情深い男の子なんだな」と想像できます。僕は想像できます。僕はね
「ガラスの星」と「まだらの靴」の対比
今ガラスの星が消えても
空高く書いた文字いつか君を照らすだろう
歪んだ鏡の向こうに
忘れてた道がある
さあ まだらの靴を捨てて
ガラスは透き通ったクリーンなもの、斑(まだら)は様々な色が入り混じったもの
さらに星とは天にあるもの、靴は地面にあるもの
何の模様もなくクリーンで天にある物と、色が入り乱れて地にある物
つまり「ガラスの星」と「まだらの靴」は、
「魂の住む世界」と「肉体の存在する世界」を象徴している、とは考えられないだろうか
つまり、あの世とこの世
改めて歌詞を読んでみる
今ガラスの星が消えても
空高く書いた文字いつか君を照らすだろう
歪んだ鏡の向こうに
忘れてた道がある
さあ まだらの靴を捨てて
スピッツ/魔女旅に出る 2番
この5行が「人の一生」を描いている様に見えませんか??
1行目:この世に生まれる
2行目:導かれるまま育つ(〜20代)
3行目:様々な歪んだ世界に直面する(〜60代)
4行目:死を意識し始める
5行目:この世を去る
僕だけですかねぇ。。?
僕と魔女は輪廻の中で探し合っている
上記の通り2番の歌詞が「この世」を表しているとすると、1番の歌詞が「あの世」を表している、とも読み取れる
いつでもここにいるからね
とサビの最後が締めくくられるが、「ここ」とはどこだろうか
解釈通りにいけばこの世かあの世で間違いないが、明らかではない。つまり輪廻の途中でどっちにも居る可能性がある
「いつでもここにいるからね」とは魂の存在の時からの恋人、「魔女」との再会を願う男の子からのメッセージ、なのだろう
「魔女旅に出る」のココがイイ -演奏編-
魔女旅に出るは1991年発売のアルバム『名前をつけてやる』 の11曲目であり、スピッツがブレイクする前の曲です
初期なだけあって色々と挑戦的に感じます
ストリングスの演奏が印象的
『名前をつけてやる』には様々な手法を試みた楽曲が数多くあります
ライド歌謡とかシューゲイザーとか
「魔女旅に出る」もその一つで、バンドで初めてストリングスを取り入れた曲とされています
※ストリングスとは
オーケストラの弦楽器部。 弦楽器を主体とした演奏
バイオリンやチェロ、ヴィオラ等々をまとめて「ストリングス」と呼びます
特に間奏部の演奏がエモい
バンドサウンドが抑えられてるから、草野さんのソロ曲のような味わいもある
2番で終始続く、心地よいハモリ
1番ではボーカルの草野さんが一人で歌いますが、2番からはコーラスが入ります
CD音源では草野さんが低音で歌い、ライブではギターの三輪テツヤさんがコーラスします
これが滅茶苦茶キレイ!!!
読んでる方全員に今すぐ聴いて欲しいんだけど!!!
色々問題が、
でも聴きたかったら某Tubeで「魔女旅に出る」って検s......おっと、友人が訪ねてきたみたいです。ちょっと離れますね
魔女旅に出るは「屈指な名曲」なのか
藤井聡太君は魔女旅に出るを「屈指の名曲」と呼びましたが、その通りだと僕も思います。しかしそうでない可能性もあるでしょう
例えば藤井聡太君と僕が対談すれば、
藤井聡太「『魔女旅に出る』はスピッツ屈指の名曲だと思っています」
僕「やはり『魔女旅に出る』になりますか...。『空も飛べるはず』も有名ですけど、個人的には7作目のアルバム『空の飛び方』の『恋は夕暮れ』はスピッツ屈指の名曲だと思っています(ストリングス繋がりで)」
みたいな「個人的名曲返し」をしてしまう可能性が有るからです
それくらいスピッツの楽曲は幅が広いし、人によって好みも全く変わってくる
「屈指の名曲」は聴いた人の数だけある
僕への個人的名曲返し待ってます