産業経営シミュレーション『Rise of Industry』2月にSteamにて早期アクセス販売へ。AIが統治する街で実業家として成功をつかむ

スペインに拠点を置くインディースタジオDapper Penguin Studiosが、産業経営シミュレーションゲーム『Rise of Industry』を開発中だ。本作は2016年に『Project Automata』というタイトルで発表され、Kickstarterキャンペーンに挑戦したが、残念ながら目標金額には達しなかった(関連記事)。しかし、Kalypso Mediaのデジタルゲーム部門Kasedo Gamesが販売元となって開発は継続。そして先週、Steamでの早期アクセス販売を2月9日に開始することが発表された。価格は24.99ドルの予定である。

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『Rise of Industry』にはサンドボックスモードとキャリアモードがあり、プレイヤーは20世紀初期を生きる新米実業家となって街を発展させていく。ゲーム内で製造可能な最終製品は100種類以上にのぼり、そのための資源開発や工場建設はもちろん、効率的な流通網の整備や交易の管理などをすることが主なゲームプレイとなる。製造できる製品のジャンルはさまざまあるが最初から手広く手がける必要はなく、特定のジャンルを選択して集中的に取り組むことで、スキルツリーのようにその業態に関連する新たな施設などがアンロックされていく仕組みである。

自動生成で生み出されるマップは県境のような境界によって区分けされており、それぞれのエリアの街はAIによって統治されている。プレイヤーがエリア内に何かを建設する場合には街から認可をもらう必要があり、街が好まない開発をおこなうとその資産価値に影響してしまうという。また街は、プレイヤーが建設した工場などによる大気や土壌の汚染、騒音問題などにも目を光らせている。プレイヤーは効率的なビジネス展開と同時に、そうした周囲からの要求にも応えなければならないのだ。さらに、それぞれの街はAIによって独自に発展していく。それはプレイヤーにとって商売仲間となる場合もあれば、商売敵となる場合もあるだろう。

この『Rise of Industry』は、昨年からitch.ioにてアルファ版を販売しており、およそ1万5000本を売り上げているという。そしてそのフィードバックをもとに、ローポリゴングラフィックのリニューアルや、マップへの河川の追加や付随する資源、船舶輸送の追加などがおこなわれてきた。Steamでの早期アクセス販売後には、Modへの対応やマルチプレイの実装、マップの拡張などを予定しているとのことだ。

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