昨年の京大入試における物理の問題に疑義 24
ストーリー by hylom
入試のプロによる指摘 部門より
入試のプロによる指摘 部門より
maia曰く、
昨年京都大学の入学試験で出題された物理の問題に解答不能なものがあったとの指摘が出ている(産経新聞)。
昨年2月の大阪大学の入試でも出題・採点ミスが発生したが(過去記事)、問題となったのはこの事例に似た(?)音の問題で、条件が不足して「解答が導けず問題が成立していない」とする指摘が数件あったという。
実際に出題された設問は大阪大学の出題ミスを指摘していた吉田弘幸氏がTwitterで公開している。これに対し、予備校の解答速報や過去問でも解答が割れているそうだ。どうやら燻っていたようだが、阪大の問題報道を契機に(中略)京大の問題もあぶりだされてきたか。
ある程度の篩に掛けることは必要 (スコア:1)
ただ、篩自体が壊れてるとなると、もうすっぱり入学試験とかセンター試験などというものは止めて、実績により卒業出来たり出来なかったりするのが良いと思うんだよな。
Re: (スコア:0)
全員に対処できるだけのコストが払えりゃね
♯人員、居場所。知識レベルや理解度がバラバラなのをどうするか
♯徴兵制論にも似たところがある。現状の自衛隊だと受け入れ能力が足りん
卒業できなかった人にはさらなるコストをかけることになるだろうし
「解けない問題」を増やすべき (スコア:1)
現実世界だと、物理モデルを立てても、自由度が高過ぎてパラメータを恣意的に決める必要が在るとか、逆に制約が多くて特異な設定が必要な事が多い。
それに、数式が複雑過ぎて解析的に解けないのは良く有って、解ける事の方が寧ろ少ない。
だから、「絶対に解ける問題」ってのは、余程極端な条件に限られる。
そして、入試対策はその極端な例を上手く解く事に特化してて、現実じゃ全然役に立たない事が多い。
//上手く解く方向に導く技は使えるんだけど...
なら、「解けない問題」を積極的に増やして、解けない場合の対応を求める方が、不毛な勉強を強いない分有益に思える。
良く「科学万能」とか言って、何でも計算で解ける様な勘違いをしてる人が居るが、多分、入試問題が絶対に解ける問題ばかりってのが勘違いを冗長してると思う。
なので、「解けない問題の方が普通」って事実を入試にも導入して欲しい所。
でも、今回みたいな穴埋め問題で「解けない」は、流石に困るが。
-- Buy It When You Found It --
作る側に時間がないのか報酬がないのか (スコア:0)
受験生の人生左右するかもしれんのに割りにあってないんじゃないか
レビューもまともにやってないんだろ?
Re:作る側に時間がないのか報酬がないのか (スコア:3, 参考になる)
あくまでも私個人の体験ですので一般化出来ませんが参考までに
3月に召集がかかって10月位まで半日程度の打ち合わせを月2回、
10月以降は半日程度の打ち合わせを毎週、
年明け位に脱稿が終わり、最終チェックに付き合って、
試験日は質問対策のため2日間カンズメ、
体調管理なども厳命されるし、前二日間は出張などは原則禁止
これだけでもトータルで100時間以上は費やしているが、
前述したのは打ち合わせなどの時間なので、
問題そのものを作成する時間は別です。
(ちなみに予備用で内容が違う問題をもう1セット作っておきます)
さらにメールなども使えないので、見えない手間も多いし、
絶対ミスできない為に神経を使います。
当然、通常の教育・研究・その他学内業務が減ることはありません。
(理系なので、通常でも残業続きの業務です)
で貰った特別手当は7万円位なので、単純な時給換算だと500円行かない程度かな?
業務の一環だから仕方ないけど、昔と違って助教もつかず、
研究費申請・研究成果に追われてる状況では、ミスが出ても仕方ないかな?
(また、ネットの発達で粗探しと公表されてしまう機会が増えている部分もあるかも)
だってさ「○○であることを示せ。」って問題作ったら、
受験生が指で指し示す可能性があるからダメ、とか
カギカッコ"["の横棒が水平のものと斜めのとは違うから根拠を示して統一せよ など
そんなレベルの奴が居ることも配慮して問題作らなきゃならないんだぜ。
Re: (スコア:0)
漢字で書くと缶詰なので、「かんづめ」か「カンヅメ」です。
カギカッコは「」です。
[ ]は角括弧です。❲ ❳ は亀甲括弧です。
#なんかあれなのでAC。
#入試業務に関してはほんとお疲れさまです。
Re: (スコア:0)
大学法人化してだいぶ経つけど、体質的にはまだ国家公務員なんだよね。
外貨を稼ぐって文化が根付くまでは、しんどいだろうな。
Re: (スコア:0)
私立大学も同じじゃないですかね。
Re: (スコア:0)
> 試験日は質問対策のため2日間カンズメ
内容に関して試験当日に質問可能な大学入試試験てあるんですね。
Re:作る側に時間がないのか報酬がないのか (スコア:1)
>内容に関して試験当日に質問可能な大学入試試験てあるんですね。
センター試験ですら、試験中の質問を受け付けますよ。大部分は、問題に書いてある通りですって答えになるけどね。
Re: (スコア:0)
試験問題の作成はとても大変で報われることのない作業だと思います。
ですが、その大変さを踏まえても、
> 研究費申請・研究成果に追われてる状況では、ミスが出ても仕方ないかな?
というのは、受験生やその近親者の立場からすると悲しい限りです。
ご自身の研究費審査や投稿論文が、査読者が忙しいという理由で、内容にかかわらず誤って立て続けに落とされても仕方ないと思われる先生なら、あきらめるしかないのですが。
少なくとも受験問題の作成に関わる立場ならば、教授会なり直属の上司なりに改善を求めることが、受験生よりは可能です。将来の受験生や教え子のために、今後改善されることを期待しています。
Re:作る側に時間がないのか報酬がないのか (スコア:2)
教授は研究者なんだから別に日本語が下手でもいんじゃないの
研究ができりゃいいよ
入試問題については問題ができたら清書に回すようにすればいいのかな
見る人間が増える、と言う問題はあるけども
Re:作る側に時間がないのか報酬がないのか (スコア:1)
近年は外注も増えていると知り合いの現役教授から聞いた……というかTwitterで愚痴ってました。
ゼミ云々ならともかく大学入試ということであれば、「何のためなのか」を考えたら別に教授やその周囲が作らなくてもいいはずですよね。
(レビューくらいはした方が良いだろうけど)
色々キツい状態であることからしても、もう中の人でどうにかするのが難しくなってるんだろうなぁ。
Re:作る側に時間がないのか報酬がないのか (スコア:2)
まず教授なりアカポスの人が「○○であることを示せ。」って書いたらアカンとか
「カンズメは間違ってる」とか言われるのを気にしなきゃいけないのは
間違ってると思います。
しかし、問題自体を教授なりが作るべきなのか、それ以外の人が作るのが正しいのか
そこはちょっと悩ましいかなと思います。
問題全部ってのは時間がたつとそれはそれで不正の温床になってきそうなので
それで取り合ず「清書」は外部かなぁと…
Re: (スコア:0)
>「何のためなのか」を考えたら別に教授やその周囲が作らなくてもいいはずですよね。
私は、むしろ逆と考えております。
大学が望むような特性を持った人物を選別するのが大学レベルの入試の本来の役割と思います。
極端な例えだと、超難問な数学が満点なら社会科は0点でも入学許可する、みたいな選別です。
こういう選抜・選別が行えるなら、教授が熟考して問題を出すべきでしょう。
しかしここで書いたように [srad.jp]現状の入試は、当たり障りのない問題が求められ、
非常に瑣末な点やとにかく問題を起こさない出題が第一に求められております。
こんな状況なら教授が問題を作成する意味は低いですし、
受験のプロである高校や予備校の先生に任せたほうが、皆んなハッピーでしょうね
Re: (スコア:0)
言い訳を理路整然とできない人が、研究を論理だてて構成して進められるのでしょうか?
「助教がつかない」とあるので、(准)教授でしょう。
「打ち合わせや問題作成にたくさんの時間を取られるのに、大学側からの手当てが少ない。だから試験問題にミスが出ても仕方ない。」
全く理屈になっていません。これでは指導される学生がかわいそうです。
それを日本語の上手下手だと勘違いしてコメントする人だから仕方ないか。
Re:作る側に時間がないのか報酬がないのか (スコア:2)
別に実績が出てりゃ良いんじゃない?
つまらん事はどうでも良いよ
誰が見たって判るようなことを指摘してる奴よりは好感持てるね
なにが楽しいのよ
Re: (スコア:0)
そもそもなぜ受験生側の視点で考えるのか。
大学側からしたら将来優秀な研究者になるかどうかが重要なのであり、少々の得点のブレで落ちるような人間の重要性は落ちる。
重要でない問題にコストをかけるのは不合理であり、それこそ避けるべきことだ。
Re: (スコア:0)
これを思い出した
http://local.joelonsoftware.com/wiki/%E3%82%B2%E3%83%AA%E3%83%A9%E7%9A... [joelonsoftware.com]
なんともいえないんだったら不採用だ。別に難しい事じゃない。同様に、「 どちらともとれない」も不採用「基本的には採用だけど少し心配な点が・・・」などと言わない事。これも不採用 なのだ。
ルール決めと共有の問題 (スコア:0)
同じく音波の問題だし、これに関しては、「大学入試で音波と言ったらこういう性質をもった特殊な音波のこと。それから外れる現象は起きないものとして無視して良い」という厳密な基準が無いのが問題なんだろね。その基準さえはっきりしていれば、それが非現実的だろうが何だろうが、入試における問題にはならない。
例えば、「質点」とか「重さを無視できる」とか「十分に軽い」とかは、何を指すかが学習指導要領というルールブックに明記されていて、作題者も受験生も予備校も、みんながそれに従ってる。
数学なんかでも「さいころ」と書いただけで「6面に6つの数字が書かれていて偏りが無く、特定の目を狙って投げるような事もしない」というような理想的な前提一式が付いてくる事になってる。作題作業に不慣れなゲーム勢が「6面って書かなくても大丈夫?」と疑義を出してみんなでルールブックを確認するのは定番の光景。池の周りを走るたかし君と弟は大きさ0だったりなんかも。
平常運転? (スコア:0)
京大数学なんて高校の範囲を超えた超えた問題普通に出題してくるから感覚がマヒしてるんじゃない?