おすすめのラブコメ漫画 (※ネタバレ注意)
ジャンプで連載中のラブコメ漫画『ぼくたちは勉強ができない』が最高におもしろい。もうすぐ、連載から1周年を迎えようとしているんですけど、最初期の頃から比べるとめっちゃ化けたな!という印象です。
毎週毎週とても、ニヤニヤできる。話が進むにつれてどんどん「ラブコメ」作品としての魅力が増していく。とっても優秀です。だって、ヒロインが全員かわいいんだもの!(←これがとても重要。)
"やりたいこと"と"できること"~始まりの二大ヒロイン~
努力型秀才主人公である唯我成幸は、大学進学にかかるすべての学費が免除されるという「特別VIP推薦」を認めてもらう条件として、学内でも天才と名高い2人の美少女の「教育係」になることを命じられます。
天才に教育係...?と思う成幸ですが、黒髪ロングの文系少女・古橋文乃と金髪ショートの理系少女・緒方理珠は、それぞれ自分の得意分野とは真逆の進路を希望していました。
文乃は理系の、理珠は文系の大学をそれぞれ志望しながらも、その成績は苦手...というか壊滅的。センター試験程度の問題で2点を叩き出すレベルです。高3の春時点で、この成績では誰もが絶望的だと思うでしょう。
実際、これまでの「教育係」たちは、自分の適性に合った進路を選ぶよう彼女たちを説得してきました。もちろん主人公の成幸も初めはそう提案します。しかし、彼女たちは希望の進路を変えることを頑なに拒む。
才能があるとかないとか、そんな言葉で他人に人生を決められたくないと。“やりたいこと”と“できること”が致命的に異なっていることを理解しながらも、“できないこと”に挑み、自分が“やりたいこと”を選ぶ姿勢を彼女たちは決して崩そうとしない。
いくら勉強してもなかなか成績が伸びなかった過去を持つ、努力型主人公の成幸もまた、“できないこと”の「悔しさ」を知っている人でした。ゆえに、彼女たちの真剣な想いを知った成幸は、彼女たちの気持ちに本気で寄り添うようになります。
“できない”気持ちがわかるのは、“できなかった”奴だけだから――と、「教育係」として、いえ、一般的な「先生」の範囲以上に親身になって、壊滅的な彼女たちの苦手分野克服のために奮闘していく。
これがヒロインたちが主人公に惹かれていくきっかけです。ヒロインがなぜ主人公を好きになっていくのか...その過程に共感できるかどうかも、ラブコメ作品のキモだと思っている自分としては、大変満足な導入だったのでした。
第3の矢・武元うるかの台頭と混迷極めるラブコメ戦線
で、ここからが本題。先ほども言ったように、『ぼくたちは勉強ができない』は二大ヒロインから始まります。理系ちゃんと文系ちゃん。このヒロインたち、わかりやすいくらいに属性が異なり、容姿も性格も全然違う。
天下分け目の二大ヒロイン
ぶっちゃけ、個人的には文系の文乃さん一択!です。第一印象ならぬ、第一話から決めてました!理系ちゃんも確かにかわいいですよ。魅力的なヒロインであることに間違いはない。でも、申し訳ないけど、文乃さんのかわいさはそれをはるかに凌駕する。もはや、異常です。かわいすぎる。
黒髪ロングで胸が小さいことを気にしているという時点で至高なのに、「言質とったからね!」とか、最高のニヤニヤ度を叩き出しました。文乃さん is かわいい。あんだすたん?
彼我の戦力差は圧倒的である。黒髪ヒロインは日本の宝。Sランク相当の宝具です。あぁ、神はとんでもないヒロインを生みだしてしまった・・・。こんなの、勝負をする前から、文乃さんの大勝利確定じゃん...!
・・・・・と思っていた時期が僕にもありました。
第3のヒロイン
大正義・幼なじみヒロインの登場だー!!!!!そう、3人目のヒロイン・武元うるかである。そして、このうるかさんが大変かわいい。天使と言って差し支えない。第4話でうるかが登場してから、ジェットコースターのごときスピードでラブコメが展開されていくのです。
体育会系少女のうるかは、水泳部所属のスポーツ特待生であまねく水泳大会の自由形種目で優勝をかっさらう水泳の天才であり、成幸の幼なじみでした。
中学の頃から成幸に明確な恋愛感情を抱いていたうるか。彼女が成幸を慕う理由は、彼が誰に対しても一生懸命な人だからです。「遊びも勉強も色々なものを犠牲にして必死で水泳を頑張っているから」と、うるかに対してノートを写させてくれる成幸の優しさに彼女は恋に落ちます。
もはや、彼女が成幸を想う気持ちは、成幸の存在を意識しすぎるとテンパったり、成幸の些細な言動で妄想に浸ったりするレベルまで進行しているのです。なんなんだ、このかわいさは・・・。キーボードを叩きながら軽く悶絶死しそうになるな!
しかも、作中の舞台である一ノ瀬学園に進学したのも「成幸と同じ高校に行きたかったから」ときたものです。活発でボーイッシュなのに、誰よりも恋する乙女。それが、第3のヒロイン武元うるかの真骨頂。
アカン・・・このヒロイン相当出来る...。端的に言って尋常じゃなくかわいい。文乃さんにとって最大のライバルになりうる逸材であると、速攻で確信を抱きました。
うるかの快進撃
怪物である。 モンスター級にかわいい。寝言で「なりゆき」の名をつぶやいてからの抱きつきのコンボ。こんなん、ときめかない方が無理やん.....。
この圧倒的な破壊力を前にしては、文乃さん派の私も認めざるを得ません。『ぼくたちは勉強ができない』がじりじりと人気を博してきた一因は、間違いなくうるかのヒロインとしてのかわいさにあります。
良くも悪くも、理珠も文乃さんも自分の恋心に気付いていませんから、進展がゆっくりなんですよね。そこへいくと、登場からずっと「成幸Love」で攻め入ってくるうるかに人気が集まるのも世の理というもの。週刊連載のスピード感にもマッチしてる。
実際、二大ヒロインならぬ三大ヒロインと言っても過言ではない...どころか、二大ヒロインより扱いが大きいまである。遅れてラブコメレースに参戦したにもかかわらず、他のヒロインたちをあっという間に追い越し、完全に独走状態。ジャンプ読者のハートを見事につかんで離しません。
成幸の足だけはひっぱりたくないもんね…
しかも、このいじらしさ。反則じゃろ・・・。他のヒロインたちが息してない。完全にオーバーキル。
成幸の「受験が終わるまで恋愛をする余裕なんてない」発言を聞いて、絶好の告白チャンスで一歩下がってしまううるか。それ以上に、今の関係が壊れてしまうことが怖くて奥手になってしまういじらしさときたら、思わず布団の中を転げ回るレベル。
うるかは強すぎる。始まりの二大ヒロインを圧倒的戦力で置き去りにし、次々に読者悶絶もののエピソードを築き上げていきます。お姫様だっこをされて赤面したり、成幸にお弁当を作ってきたりと、その破壊力は、文乃さんがいなかったら、危うくうるか派になってしまいそうなほど。
話が進むにつれ、桐須先生(第4ヒロイン)や、あすみん先輩(第5ヒロイン)も登場し、それぞれに成幸とのエピソードが描かれますが、正直 一番進展があるのは、うるかだと思いますね。
まさに、うるか一強体制。これがより多くの時間を過ごし、思い出を共有するものの強さか...。げに恐ろしきは幼なじみヒロインなり。ここは一旦落ちついて、様子見の構えもやむなしでしょう。文乃さんもゆっくり少しずつ成幸とのラブコメを発展させて欲しい...。
応援
・・・と思ってたら、まさかの手を引いちゃった!うるかと理珠が成幸に好意を寄せていると気付くやいなや、応援に回ってしまう文乃さん。
解せぬ...。解せぬよ!待って。ちょっと落ち着いてくれ。イッタイナニヲイッテルンダ。二大ヒロインの一角である文乃さんが他ヒロインの応援役だと...。いつの間にかヒロインレースからハズれてしまってるじゃん!ありえん。こんなのあんまりだよ!
死んだ...。『ぼくたちは勉強ができない』完である。解散、解散。希望は潰えた。僕ら文乃さん派は、「問18.天才[x]たちはかくして勉強ができない」を以って、圧倒的大敗を喫したのです――。
古橋文乃さんはかわいい!
「ね、いっそのことほんとにつき合っちゃう?」
集合~~~!!!文乃さん派を絶望から一転、希望へとシフトさせる神回が24話目に描かれるのでした。誰だよ、圧倒的大敗とか言ったやつは!(←私です)
周囲から付き合ってると誤解された後の流れとはいえこのセリフ。ヤバイな!結婚待ったなし。文乃さん派の諸君、解散してる場合ではない、集合!集合である!
「冗談!!冗談だからねっ!!」なんて言いつつ、見てるこっちが照れるレベルの大赤面。まだ完全に恋心を自覚してない点はやはり、うるかに一歩遅れを取っていると言わざるを得ませんが、しかしあの赤面っぷりを見れば、もう答えは出たも同然。
「絶対好きになんてなるはずがない 友達が好きな人のこと」
→ラブコメ語訳: 「大好き」
→ラブコメ語訳: 「大好き」
やったよ、希望はここにあったんだ・・・。
いやはや、18話を読んだときは終わったな!と思ったものだけど信じて読んできた甲斐がありまくり。まだ文乃さんは闘える。
しかも、応援役(仮)として恋愛方面のサポートをするうちに、成幸の師匠的ポジションまで確立し、他のヒロインたちにはなかった切り口から成幸との距離感をつめていくとは....期待でニヤニヤが止まらない。
古橋文乃、完全復活!
文乃さんのターンがはじまったな!問39.「天才の目に天の光はすべて[x]である」で、完全に文乃さんがヒロインとして復活を遂げました。夏祭り後、終電をなくしてしまった成幸と文乃さんは偶然見つけた旅館へ泊まることになったのでした。
圧倒的じゃないか、文乃さんは...!「とりあえず入る?おフトン...」だと....。かつてこんな素敵なワードがあっただろうか。そうそう、こういうの。こういうのでいいのです。
文乃さんの挽回、いや卍解によって『ぼくたちは勉強ができない』、完全に化けました。ラブコメ定番中の定番シチュエーションであるお布団イベントに文乃さんはいち早く辿り着いたのである。
まぁ、なにもなかったんだけどね!でも、顔を真っ赤にしてドキドキしている文乃さんを見れば、完全にヒロインの座を取り戻したと言えるでしょう。
まだまだ、勝負の行方はわからんよ。しかも、文乃さんはまだ 恋心の自覚という更なる成長を隠していますからね。絶賛、盛り上がってきました!
ジャンプのラブコメでは、黒髪ヒロインが敗北するシーンを幾度となく見てきました。『いちご100%』しかり、『ニセコイ』しかり。黒髪ヒロインは、金髪ヒロインに敗北する運命にあるという風潮はその歴史が証明してきたのである。でも、もうそんな悲劇を繰り返してはいけない。
黒髪ヒロインは、決して負けヒロインではないことをいまこそ証明するときがきた!黒髪ヒロインたちのこれまでのナミダは、古橋文乃さんの勝利によって救済されるのである。
つまり、結論としては・・・・・
文乃さんこそ、至高のヒロイン!
これからの展開にも期待していきましょう。当ブログは古橋文乃さんを応援しております!