ファンタジー世界を探索する2DアクションADV『FAELAND』開発中。8ビット時代に惚れ込む開発者がひとりで5年間作り続ける

発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第509回目は『FAELAND』を紹介する。

アメリカ・フロリダ州に拠点を置くインディースタジオTaleGamesが、2Dアクション・アドベンチャーゲーム『FAELAND』をPC向けに開発中だ。本作は、ファミコンなどの8ビット時代のゲームから影響を受けつつ、現代的なメカニクスを取り込んだ作品になるという。

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本作の詳細についてはまだ多くは明らかにされていないが、広大なファンタジー世界を冒険する、メトロイドヴァニアスタイルのゲームプレイになるという。トレイラーでは人々で賑わう村や、野生動物が暮らす森、ゴブリンなどのモンスターが襲い来るダンジョンなどのロケーションが紹介されている。また、宮殿内で主人公が王様にひざまづく様子もあり、どこかの王国を舞台にした物語が展開していくことをうかがわせる。

ゲームは横スクロールで進み、モンスターと戦いながらマップを探索し、パズルや謎を解いていく。探索を進めた先には、強大なボスとの戦いも待っているという。バトルはシンプルながら歯ごたえのあるものになるようで、主人公は盾で防御しながらナイフで攻撃を繰り出している。武器やアーマーなどの装備は探索の中で新たに発見でき、プレイスタイルに合わせて変更可能。トレイラーの冒頭では弓矢を使って狩りをしている様子も確認できる。また、トレイラーでは主人公の服装は常に同じだが、装備品を変更すると見た目にも反映されるとのこと。そのほかにスキルの概念もあり、レベルアップすることで新たなスキルを習得していくという。村には薬屋や鍛冶屋なども確認でき、RPG的な楽しみも含まれた作品になるようだ。

この『FAELAND』の開発元であるTaleGamesは、代表を務めるCarlos Gonzalez氏の個人スタジオで、冒頭で述べたように8ビット時代からの影響を元に、こんにちの多くのゲームの基礎となったゲームジャンルを現代に復活させることを目指して、2013年から1人で開発を続けているという。ドット絵で表現された本作の世界は精緻で美しく、キャラクターのアニメーションにもこだわりが見られ、たった1人で制作していることには驚かされる。8ビットというにはリッチ過ぎる表現に見えるが、あくまでその時代のゲームが持っていたエッセンスに焦点を当てることが目的で、8ビットゲームそのものを作りたいという訳ではないのかもしれない。Gonzalez氏は、近く本作のためのKickstarterキャンペーンをおこなうそうなので、ゲームのさらなる詳細はそこで明らかにされるだろう。

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