いくつ当てはまる？本当に頭がいい人の8つの科学的特徴

 
どういった人が頭のいい人なのか、という研究は多くされています。

頭のいい人はどのような特徴があるのかを調べた論文を集めました。

あなたはいくつ当てはまりますか？

①無神論者

無神論者、つまり神を信じていない人のほうが頭がいいという研究結果が、ロンドン大学のフェローであるサトシ・カナザワの論文で発表されています。 SAGE Journals: Your gateway to world-class journal research

無神論は今までの歴史の中で新しい考えで、より頭がいい人ほど進化的で新しい価値観を好むのだそう。

さらに、スピリチュアルに傾倒する人は知能が低いというウォータールー大学の研究結果もあります。 http://journal.sjdm.org/15/15923a/jdm15923a.pdf

スピリチュアル系の人ほど言語的な知性に乏しく、論理的に考える能力も低いってことらしいです。

とりあえず「神とか霊とかいないから！」ってスタンスの人のほうが頭がいい傾向があるみたいですね。

②政治的にリベラル

政治的にリベラル(自由主義的)な人のほうが頭がいいそう。

これもサトシ・カナザワ氏の研究結果です。 SAGE Journals: Your gateway to world-class journal research

無神論者のときと同じく、頭のいい人は自由で新しい考えを好み、保守的な考えを嫌うようになるそうです。

「社会的保守主義、右翼権威主義で差別主義的傾向を持つ人ほど知能が低い」というカナダのブロック大学の研究結果もあるので信憑性がありそう。 Bright minds and dark attitudes: lower cognitive ability predicts greater prejudice through right-wing ideology and low intergroup contact. - PubMed - NCBI

無神論とリベラルに関しては「頭の良い人の脳が新しい状況にうまく適応しようとする結果、生じるもの」だそうです。

知能のパラドックス

③タバコを吸わない

イスラエルのテルアビブ大学によると喫煙者の男性は非喫煙者の男性より平均で7ポイント以上IQが低く、喫煙量が増えるほどその傾向は顕著になるようです。http://www.sciencedaily.com/releases/2010/04/100401151746.htm

知能が低い人ほど健康に関する判断が甘くなり、低い意思決定をしてしまうのだそう。

その結果、頭の悪い人ほどタバコを吸ってしまうという可能性があるようです。

喫煙するから知能が低くなるのか、知能が低いから喫煙するのか、はっきりとしたことはまだ解っていませんが、どちらにせよ健康を考えてタバコをやめてみるのもいいかもしれません。

④他人を信用しやすい

意外に思われますが、他人を信用しやすい人のほうが頭がいいというオックスフォード大学の研究結果があります。 Intelligent People More Likely to Trust Others

なんでも頭のいい人は観察力が優れ、他人の振る舞いからその性格を見極めているので、裏切らない人が自然と周りに集まってくるとのこと。

逆に頭がよくない人は、人を見抜くことができないので騙されやすく、心を閉ざしてしまう傾向にあるそうです。

また今回の研究では、他人を信用する人はより健康的な生活を送りより幸せである、という結果になっています。

⑤精神疾患にかかりやすい

頭がいい人ほど精神疾患にかかりやすいという論文がネイチャー・ニューロサイエンスに掲載されました。 Synaptic scaffold evolution generated components of vertebrate cognitive complexity | Nature Neuroscience

高い知性は遺伝子の変化が原因となって生まれた可能性が高いと言われています。

その遺伝子の変化の副作用として精神疾患にかかりやすくなったのだそう。

精神疾患を患う人の多くが、クリエイティブで知性が高いという研究結果もあります。 The Link Between Genius and Insanity - Slashdot

⑥不安になりやすい

心配性な人ほど頭がいいということもわかっています。 Frontiers | The Relationship between Intelligence and Anxiety: An Association with Subcortical White Matter Metabolism | Frontiers in Evolutionary Neuroscience

脳の皮質下の灰白は知性と心配の両方に関係しており、それが進化してきたことによって頭がいい人は不安になりやすいそうです。

不安や心配といった感情は知能、つまり環境に適応していく能力と大きく関わっているとのこと。

たしかにあまりにも楽天的すぎて危機や問題を察知できないようでしたら頭がいいとは言い難いかもしれませんね。

⑦心肺機能が高い

スウェーデンで行われた研究では心肺機能が高い人ほど頭がいいという結果になっています。 Cardiovascular fitness is associated with cognition in young adulthood

心肺機能が高いほど脳に大量の酸素を送り込むことができ、その結果頭がよくなるということですね。

脳への酸素供給のほかにも、運動にはBDNFという脳神経や機能の発達をうながす物質を増やすこともわかっており、どうやら運動すると頭がよくなるというのはガチなようです。

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⑧遅寝遅起き

これも意外ですが頭がいい人ほど遅寝遅起きという研究結果もあります。 Why night owls are more intelligent - ScienceDirect

無神論者や政治的にリベラルな人がそうであるように、より頭のいい人は進化的で斬新な価値観を好むそう。

その一例が概日リズムで、知的な人は知性の低い人よりも夜行性がになる傾向が高いようです。

スティーブ・ジョブズ氏などの朝型の成功者も数多くいますが、彼らは「早起きせざるを得ない」「早起きしないと自分の時間がない」可能性もあります。

やっぱり運動は大事！

遺伝的要因から見た結果なので「遅寝遅起きすれば頭が良くなる！」「心配事をすれば知能が上がる！」などというわけではありませんのでご注意ください。
生まれつきのものはどうしようもありませんが、このなかでこれからできることといえば「心肺機能を高める」ことではないでしょうか。
とりあえずこれからも運動の習慣を続けないとなぁと思った次第です。

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