「有名人(芸能人)に、プライバシーはない」
と、言いのけるコメンテーターや、芸能レポーターがいます。
僕にだって、知られて欲しくないプライバシーなら、
「ひとつ、ふたつ、ああ、いっぱい」
あります。
今回の「小室」の件。
倫理、道徳を、もちだされると、僕同様、
「申し訳ありません」
と、いうしかありませんが、僕とは違って、小室の行為は犯罪ではありません。
あれを報じたゴシップ紙は、それで利益を得ようとしました。
他人のプライバシーで、利益を得ようとする。
これは犯罪なんです。
僕は、奥様の介護で、どれだけ小室が頑張ってきていたのか知っていますので、
世の中から、悪人のように見えるように仕立てあげ、
それで利益を得ようとしたゴシップ紙を訴える権利が小室にはあると思っています。
今回、それによって引退を決意した小室。
テレビでは、
「なぜ、引退なのかわからない」
と、また、小室をかばいながら、「引退」と、いう選択に矛盾を唱えている光景を見ましたが、
僕には、わかる。
僕は、小室に一生の恩を感じてます。
あいつが、僕のロンドン行きの背中を押してくれたのです。
「ASKAさんなら、やれるよ。」
僕は、その一言が勇気となり、ロンドンに住むことを決意しました。
僕は、小室と会うたびに、感謝を伝えています。
「引退・・・」
僕にはわかる。
「他人のプライバシーで利益を得る」
もう一度言いますが、
これは、犯罪なんです。
今回の小室の「引退」は、世の中へ、
「気づき」
「問いかけ」
を、しました。
そして、
小室のファンの方へ。
小室のような大天才は、そうそう出てきません。
また、小室自身も音楽を通して「自分の使命」を、誰よりもわかっていると思います。
僕は、小室への恩義から彼寄りに発言しているわけではありません。
本日のエントリーに関しては、ずいぶん迷いましたが、
小室を応援しているファンの方々へ言いたかった。
大丈夫。
小室は、必ず戻ってきます。
戻ってこなくてはならない音楽家ですので。
判断は、「今」の判断です。
いつか、また、戻ってくる「今」の判断を迎えるときが来ます。
「引退」
と、いう言葉に対して、
「復帰」
と、いう言葉が、ちゃんとあります。
なんの矛盾もない。
今の僕が、このようなことを発言することで、バッシングもあるでしょう。
でも、そんなのはどうでもいいんだ。
小室、少し休めな。
お前が音楽を止めることなんてできないんだから。
また、朝まで音楽を語ろう。
「ふたり」
と、いう世間の中で音楽の未来を語りましょう。