ジョークの花園 ~面白いアメリカンジョークを日本語で~

ブラックジョークを含むアメリカンジョークを中心に、英語学習の合間に気晴らしで読んできた様々な英語のジョークから面白いネタを選び、日本人の感覚に合うようにアレンジして、日本語で紹介します。欧米の小ばなしにはそのようなものが多いため、ちょっとアダルト系のものも含まれることをご了承ください。笑いやユーモアは心の潤滑油。日常の中の気晴らしのページとしてお楽しみください。

(今日のジョーク)ジョンの3つの願い

ジョンは政府機関に務める役人だった。

 

ある日、オフィスで退屈していたジョンは、気晴らしに資料室へ行った。

そして、キャビネットに保管されいる昔の資料を探りはじめた。

 

すると、棚の上から、小さな古ぼけたランプが落ちてきた。

鈍く光る骨董品のようなランプにひかれたジョンは、それを自宅に持ち帰った。

 

家に戻り、ジョンは布でランプのほこりをとり、ていねいに表面を磨いた。

すると、ランプの口から白い煙が上がり、魔人が出てきた。

 

魔人:「よくこのランプを見つけてくれました。お礼に3つの願いをかなえましょう」

ジョン:「(半信半疑で)本当か?じゃあ、とりあえず、冷たいペプシコーラを出してみてくれ」

魔人:「お安い御用です」

 

魔人はなにやら呪文をつぶやいた。

ふと見ると、ジョンの前のテーブルに、よく冷えたペプシコーラがあった。

 

魔人:「どうです?信じていただけましたか。願いごとはあと2つです」

ジョン:「す、すばらしい。本当だったのか。じゃあ、美人のいる、温かい南の島に連れていってくれ」

 

魔人はにっこり笑うと、また呪文を唱えた。

気が付くと、ジョンは南の島の砂浜で、美しい女性の隣に座っていた。

 

魔人:「ご満足いただけましたか?さあ、願いごとはいよいよ次で最後です」

ジョン:「よし。じゃあ、仕事をしなくても、給料がもらえるようにして欲しい」

魔人:「おやすい御用です!」

 

魔人は微笑むと、また呪文を唱え、そして消えた。

 

ふと気が付くと、ジョンはいつものお役所の机にいた。