2016.06.04,Sat
これを最初に見つけたのは、写真のタイムスタンプによると2013年6月3日。都営三田線の蓮根駅付近でのことだ。あまりに最高な邂逅だったので、以来、BIGシュワー500だけを目的に、道すがら出会った自動販売機はすべて中の商品を確認するようにしている。2013年6月3日から開始した習慣だから、昨日でちょうど3年、今日から4年目に突入した。
しかし、このBIGシュワー500がさっぱり見つからない。東京だけでなく埼玉や神奈川でも探したし、京都でも大阪でも広島でも福岡でも大分でも長崎でも、とにかく出先すべてでチェックしているのに、前述の蓮根駅付近、焼肉屋の前に設置してある自販機以外で存在を確認できない。それどころか、その唯一の自販機ですら、つねにBIGシュワー500が入っているわけではないのだ。
実は、BIGシュワー500は「株式会社コスモフーズ」のオリジナル商品であるらしい。コスモフーズは自販機設置メーカーで(ちなみに同名の洋菓子会社もあるが恐らく無関係)、同社に自販機設置を依頼する場合、いくつかの選択肢から機種を選べるシステムのようだ。具体的にはアサヒ、キリン、サントリー、ダイドー、そしてコスモフーズの5種から選ぶことができる。機種ごとに取扱い商品が異なっており、この5種の自販機のうち、コスモフーズの自販機だけがBIGシュワー500を取扱い可能だ。言い換えれば、コスモフーズの自販機以外でBIGシュワー500は取扱いできない。
余談(?)だけど、BIGシュワー500は「想像通りの味」をしている。黄色くてシュワシュワしている系ドリンク一般の味。デカビタCとかリアルゴールドとかそれ系の方向で、しいて言うなら甘め寄り。
さて、自販機チェック4年目に突入した今日は、夕方に整体の予約を入れた。本当は昼のうちに済ませたかったんだけど、夕方まで空きが無いというのでそのようにした。で、夕方まで暇な時間が生じてしまったので赤羽駅のあたりまで自転車で行った。道のりで言うと整体院から8〜9キロ。自転車だから、予約の時間までに余裕をもって往復できる計算。
そのはずが、赤羽駅に着く寸前、大坂という坂道を下りきったあたりで自転車の後輪からブシューと音が鳴り、タイヤが終了した。パンクというより、長年の使用ですり減っていたタイヤがいよいよ破けた、裂けたというのが適当だろうか。
整体を予約している夕方までに8〜9キロの復路を行かねばならないから、修理(の見積もり)のため自転車屋に行った。少しだけ赤羽駅から離れたところで、これまで来たことが無い場所に位置している自転車屋だ。
いざ店員さんに見積もり額を伺ってみると、あいにく持ち合わせの金では修理ができなかった。やや気まずい雰囲気のもと、時間が無いし距離的にもしんどいけど自転車を押して帰ることを決め、踵を返した。するとそこにはBIGシュワー500がいた。無論コスモフーズの自販機である。
タイヤが破損しなければ来なかった場所でBIGシュワー500を見つけられたのは本当に幸運で、まさに怪我の功名だった。万人にとっての功名であるかどうかはともかく、ついに2つ目のBIGシュワー500販売スポットを見つけられたことが嬉しい。
今日は買う時間すら無かったのが残念(最終的に整体の予約にはギリギリ間に合った)。また今度買いに来るつもり。第3、第4の販売スポットも引き続き探すし、コスモフーズにBIGシュワー500の需要をどんどん主張していく。いや、どんどんは無理かも。