Ichmy's Hyper-V

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クライアントHyper-Vで遊ぼうのこーなー

0.目次

1.このこーなーの概要

2.クライアントHyper-V について

3.Windows2000 のインストールについて

4.Unix系 各OSへの統合サービス のインストール方法について


1.このこーなーの概要

このこーなーでは Win10上のクライアントHyper-V でいろいろなOSを立ち上げるためのTipsを紹介する予定ですが工事中。

いまのところ筆者の クライアントHyper-V で動作確認したOSは

系列 OS 第2世代対応 Addin 状況
新Win系
(IE検証
イメージ)
Windows10 拡張
セッション
モード
問題なし
Windows8.1
Windows8 (※1)
Windows7
新Win系
(評価版)
Windows10 拡張
セッション
モード
問題なし
統合サービスが最初から入っています
旧Win系 WindowsXP × × 統合環境の対象から外れました
Windows2000 辛うじて起動するも、SP4当てられない
Windows98 SEはCD起動インストール時にEMMエラー
SEと無印をFD起動でもセットアップファイル(.CAB)破損エラー
Windows95 下記日本語DOSだとメモリ不足でsetup.exeが動かない
日本語ドライバ外してもセットアップファイル(.CAB)破損エラー
Windows3.1 下記日本語DOSからスタートしてインストールすると
GUIがでてからしばらくして入力を受け付けず固まる
日本語MSDOS6.2V EMM386.exe がエラー、外すと起動するが
コンベンショナルメモリが圧倒的に不足する
Unix系 Ubuntu Artful Aardvark ※1
Debian stretch 9.1
CentOS 7.4-1708
open SUSE Leap 42.2
Fedora 26
Arch Linux(2016.12.1)
FreeBSD 11.0R ※1&
第2世代時、xorgが機器認識NG
マウス動かず
第1世代にすると動く
Vine Linux 6.5 × × ハードディスクドライバが認識NG、インストール失敗
Oracle Solaris 11.3 統合環境未対応、ネットはレガシーに切替要
Android 4.4
NetBSD 7.1.1 × 同上&SMP と ACPI を無効化しないとネット不可
Android KitKat ネットアダプタは通常のものを使用

(※1) クライアント Hyper-V では Remote-FX 機能が無いので、音はならず、USBもコピペも不可。
    非ネット共有ホルダもなし、これでは、サーバー用仮想化ならともかく、クライアント用としては
    非常に厳しいが、「それは仕様です」

   上記の問題点は「拡張セッション・モード」で解決されますがですが、対象ゲストOS が
    Windows 10/8.1およびWindows Server 2012 R2のみ

(※2) クライアント Hyper-V では 古いWindows系が不調だが、サポートOSじゃないので「それは仕様です」
    出自がサーバー用だからやむを得ないが、VirtualPC の代替としてはいかがなものか


2.クライアントHyper-V について

(1) クライアントHyper-V とは

このこーなーでは Hyper-V製品のうち、Windows10 上のクライアントHyper-V について報告します。

このバージョンは、XPモード の代替としてWin8に添付されているもので、各種Linuxにも対応しています

インストールは、みゃう様のブログ「みゃうのリカバリーをする前に」が詳しいのでそちらを参照ください


(2) Win8.1上Hyper-V のWin8からの改善点について

Win8.1のクライアントHyper-V からは、「拡張セッション・モード」が追加され 上記コピペやUSBの問題が解消

されています

ただし、対象ゲストOSは、Windows 10/8.1およびWindows Server 2012 R2のみ


(3) クライアントHyper-V に各種OSを入れる際の注意点

① WindowsServerに付属されているバージョンとは異なり、機能が制約

  Remote-FX 機能が無いので、音はならず、USBもコピペも不可。

  非ネット共有ホルダ機能も無いので、ゲストOSへのデータ受け渡しは工夫要

② VMwareや、VirtualBOXと共存が難しい

  Hyper-Vは名前のとうりハイパーバイザー型の仮想化です。Hyper-V 機能が有効だと、ホストOS自体も
  Hyper-V配下で動くことになります。このため他の仮想化が入り込む余地がなくなり、共存できない

  Hyper-Vを一旦止めて他の仮想化ソフトを動かすには、コマンドプロンプトを管理者として実行させ、

(Hyper-Vを止めるには)
  C:¥>  bcdedit /set hypervisorlaunchtype off
(Hyper-Vを再度動かすには)
  C:¥>  bcdedit /set hypervisorlaunchtype auto

  それぞれ実施後、再起動必要

③ ネットワークドライバが特殊

  パフォーマンスを上げるため、ドライバが通常のものと異なり、OS初期状態では認識NGが多い。

  インストール時には、設定でレガシーネットワークアダプタを繋いでおきます。

  統合サービス導入後に通常のネットワークアダプタに変更します

(4) 第2世代(UEFI)とセキュアブート

  なお、OSが対応していればUEFIディスクにしてテストします。 セキュアブートはオフにします


3.Windows2000 のインストールについて

Windows2000 をHyper-V上で走らすと、インストールCDから起動後にハングしますが、 Windows2000 は

サポートOSじゃないので「それは仕様です」

(1) とりあえずの立ち上げ方。

それはともかく、scriptkidie 様ブログscriptkidieの日記 によると

インストールCD起動直後に、SCSI ドライバの読み込み受付のあたりで「F5」を押下し、コンピュータタイプをマニュアルで選択する画面にて「Standard PC」を選ぶとよいとのこと

その結果、ACPIを外すことになるので、シャットダウン時に勝手には電源落ちず、手動で止めます。

ただし、SP4を当てるとすぐに不安定となり、何かの拍子にブルーバックに落ちる。統合環境もWin2kには対応していない。


4.Unix系 各OSへの統合サービス のインストール方法について

Unix系 各OSへの統合サービスのインストールはちょっと面倒なので、自分用にメモをまとめます

(0) 各OSに共通する基本的流れ

① とりあえず、レガシーネットワークアダプタを用いてネットに接続。

② 各OSのパッケージを更新しておきます。その際、カーネル更新される場合があるので再起動します。

③ 以下に示す各OSごとの手順で統合サービスをインストール

④ レガシーネットワークアダプタを外し、通常のネットワークアダプタを接続

(1) CentOS 7.4-1708 / (2) Debian stretch 9.1 / (3) open SUSE Leap 42.2 / (4) Ubuntu Artful Aardvark / (5) Fedora26

最初から統合環境入ってます。普通にインストールするだけです。

(6) Arch Linux(2016.12.1)

本記事ではHyper-V上にArch LinuxをインストールしてXfceを使えるようにするまで使用した資料 を参考にして導入します

統合環境という名前では無いようですが、Hyper-v用モジュールが最初から有効で、ネットワークも普通に認識

(7) FreeBSD 11.0R

最初から統合環境入ります。( BSD Integration Services)※ただし、64bit版

11.0Rではネットワークは最初から通常のものでOK。hn0で認識です

ただし、前Verの10.2R では/etc/rc.conf にて以下の設定が必要でした

ifconfig_hn0="SYNCDHCP"

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