こんにちは。編集部の西勝です。2018年も始まり、日常の流れに溶け込んでいる時期かと思います。
少々遅くなりましたが、本年もどうぞよろしくお願いします。
今回は「認識技術のVisionからみた2018年の意味」と題して、Noh Jesuに2018年の所信をうかがいました。
- 西勝
- Nohさん、今年もよろしくお願いいたします。
- Noh
- こちらこそよろしくお願いします。
- 西勝
- さて、今回はNohさんに「認識技術のVisionからみた2018年の意味」をテーマに質問をしていきます。
まずは今までとこれからを区別するために、2017年までの時代をどのようにみていたのか教えてください。 - Noh
- はい。それでは2017年を語る前に、まずは2016年を見てみましょう。
世界の10大ニュースはこのようになっていました。
【1位】米大統領トランプ氏
【2位】英国民投票「EU離脱」
【3位】朴氏友人の国政介入疑惑
【4位】ノーベル文学賞 ボブ・ディランさん
【5位】パナマ文書公開で波紋
【6位】オバマ大統領 キューバ訪問
【7位】北朝鮮 初の「水爆実験」発表
【8位】国主導 露ドーピング
【9位】ミャンマー新政権発足
【10位】カストロ前議長死去
引用元:2016年12月24日付/YOMIURI ONLINEより
http://www.yomiuri.co.jp/feature/top10news/20161224-OYT8T50000.html
- 西勝
- アメリカ大統領選やブレグジット(イギリスのEU離脱)は、印象的なニュースでしたね。
アメリカ大統領選を皮切りに、閉鎖的なポピュリズムの大波がヨーロッパにも流れ、今までの開放的なグローバリズムとは異なる時代の流れを感じました。
Nohさんは、これらについてどのように整理していますか? - Noh
- 2016年で物質文明の限界が宣言され、西洋が支配する時代が
終焉 したとみています。
その象徴がアメリカのトランプ大統領就任であり、イギリスのブレグジットです。
ですから、2017年以降は“科学の時代から美学の時代”へ、“物質文明から精神文明”へ明確に時代のプレートが移動している状態だと整理しています。 - 西勝
- 文明の転換期が2016年だったということですね。
そのような中で、日本は国際社会でどのような立ち位置を築いていくことになりそうですか? - Noh
- アメリカが世界のリーダーシップを執るのではなく、日本が世界のリーダーシップを発揮するような時代になりますね。
例えばその時代を、日本という飛行機が空を飛べるようになった状態だとしましょう。
そうした時、2016年までに空港と飛行機が完成、さらに2017年には滑走路が完成し、飛行機が滑走路にまで侵入してきた、というイメージですね。
そして2018年から、真理の青空である“美学・心の時代”を思う存分味わうことができるようになっていきます。
2020年の東京オリンピックには、オセロゲームのように物質文明から精神文明へとひっくり返されますから、現在はその準備をしている最中とも言えますね。 - 西勝
- ありがとうございます。
ではその論理展開をした時に、2016年・2017年はNRグループ代表のNohさんにとってどのような年になりましたか? - Noh
- まず2016年は、「“永遠不変と変化の関係性”、“絶対世界と相対世界の関係性”をベースにしたところから、“物質文明を精神文明へと転換する設計図”」を明確に出し、その意志を発信した年でした。
具体的な活動としては、Japan Mission Projectというイベントを日本の4都市(北海道・東京・大阪・福岡)で開催し、講演して回りました。
また、認識技術の最も根源である、世界の根源・宇宙の根源を表した一冊『宇宙一美しい奇跡の数式 0=∞=1』(きこ書房)を出版しました。 - 西勝
- 人が集まらないこの時代に、毎回500~1000人もの方が集まり、大きな波となりましたし、著書についてもAmazon・紀伊國屋書店・Yahoo!・楽天などで書籍売上第1位を獲得して反響を呼びましたね。
- Noh
- ええ、講演会に参加してくださった方々、拙著を読んでくださった多くの方々に感謝申し上げます。
そして2017年は、その発信を日本の外へと向かうようにしました。
2017年2,3,4,5月と日本の中で開催したJapan Mission ProjectをWorld Missionに上昇させて、2017年10月にはハワイにてカンファレンスを行いました。
現在は台湾でも発信をしています。
男女のイメージで表現すれば、日本と認識技術が20年の交際期間を経て2016年にようやく結婚、そして精子と卵子が出会うのが2017年です。
ですから、2018年は新しい生命を呼び寄せるめざましい年になりますね。
また先ほどの飛行機のイメージに戻りますが、真理の青空を飛べる準備が完了。すなわち滑走路を造って、飛行機を滑走路に移動していくことが、2016年、2017年の勝負だったとも言えます。 - 西勝
- ここまでが2017年までの振り返りでしたね。
では、これからのことを聞かせてください。2018年はどんな年にしていきたいですか? - Noh
- 真理の青空を味わう年にしていきます。
2018年は戊戌(つちのえいぬ)の年です。
陰陽五行で言えば、五行エネルギーは「土」と「土」ですから、中心のさらに中心となる。つまり、間が動き出し新しいポジションを得るような年になりますね。
ですから現在は、飛行機と空港を造ったものの、まだ飛行機が地上にある状態ですね。
2018年はジェットエンジンを装着し“これが真理の素晴らしさなのか”と大反転ができ、思い切り地上から飛び立てる年にします。
また子どものイメージで言えば、精子が卵子の膜の中に入って、胎児をつくることができる状態ですね。
具体的な動きとしては、軍事経済から教育経済へと移行するための新システムであるEdunomic Systemを提案しています。
これは、資本主義に支配されるのではなく、資本主義を支配する新たなライフスタイルの提案でもあります。
新しいエンジンを装着し、精神文明を思いきりリードして生きられるイメージです。 - 西勝
- 先ほど2018年の全体像をうかがったのですが、ではその対称である問題意識を聞かせてください。
Nohさんは2018年、日本に何を問題提起したいですか? - Noh
- 2020年、東京オリンピックに何を発信するか?ということを明確にするために、以下の3つについて問題提起をしたいですね。
-
1.観点の問題、観点の天動説から観点の地動説へ
- 宇宙は無限大、宇宙はNにもSにもとどまらない、多様な世界を生み出す世界である
- 全世界に心の時代をひらかせるミッションが日本にあった
- PC(Personal Computer)からPU(Personal Universe)の時代。宇宙が実はコンピュータだったという革命を起こす
- 人間が観点の問題を理解しきれないままだから、どこに使えばいいのか分からない
- AI(Artifical Intelligence)からGI(Group Intelligence)へ。共同体を活性化させることで日本の一番強いポイントを強化させる
2.All Zero感覚化の価値
3.完全集団の創建
もっと語りたいのですが、シンプルにはこの3つです。 - 西勝
- 観点の問題の深さが分からないと本当に地獄ですよね。
だからこそ、PCからPU・All Zero感覚化・AIからGIというキーワードが、毎日の仕事や家庭での生活に深くつながって価値を感じています。
より詳しい説明については、超未来塾というNohさんとの食事会で聞くことができますので、ぜひご活用ください。 - 西勝
- では、これらの問題を反転させるには、何をストップして、何をスタートすることが必要なのでしょうか?
- Noh
- まず、事物の仕組みを観る習慣をストップして、知っている世界に支配されていることを自覚することです。
知っている世界は観点・ゲームですから、主人公として楽しむべきですよね。 - 西勝
- そうか。知っている世界・事物の仕組みを観る習慣につかまれて、さらにそこから生まれる正しさにも支配されて生きていますもんね。
それを自覚してストップさせないと、そもそも何もかもがスタートしないです。 - Noh
- はい。
今までは知らないことが問題でしたが、今からは知っていることが問題であると分かることが大切です。
これは同様に、資本主義に支配されないことでもありますね。 - 西勝
- 今までのお金のイメージにつかまれていたら、資本主義の素晴らしさが分かないうえ、活用もできないですもんね。
- Noh
- 資本主義の素晴らしさを活用しながら、Edunomic Systemを通して個人主義に支配されることをストップして欲しいですね。
個人主義・全体主義の限界を突破し、共同体主義をスタートさせる生き方が必要です。
そのためには、事物の構造を観る、有から出発するではなく、事件の仕組み・構造、すなわち変化の仕組み・構造を観る、無から出発した「0=∞=1」から観ることをスタートすることですね。 - 西勝
- 変化の仕組み・構造を観る無から出発する「0=∞=1」について、詳しくはぜひこの本をご一読ください。私も、この本が出版されたことを通して、今の時代は当然だと思っていたことが根本から崩れて変化していくように感じました。
- Noh
- まさに、今の時代は“人間と人間の宇宙が実在する有の時代”から“人間と人間の宇宙が実在しない無の時代”へと大反転が起きる時代ですから、出過ぎた杭になるくらいの発信をし、大きなショックを与えるべきです。
周囲の目線が気になること・個人主義・資本主義・知っている世界・何よりも5感覚を包越し、All Zero化感覚を獲得することで、常に「0=∞=1」から物事を観る習慣が大事ですね。 - 西勝
- なるほど、ストップすべき対象とスタートすべき習慣が明確になりました。
より詳しい内容についてはこちらの動画をご覧ください。 - 西勝
- では最後に、日本コンサルタントとしても活躍されているNohさんですが、日本のみなさんに向けて、メッセージをお願いします。
- Noh
- 日本という集団の霊魂は完成している状態ですから、日本が世界に向けて価値を発信する時代に大きく変わっています。
科学から美学の時代へ、物質文明から精神文明へと大反転が始まります。
2018年は思う存分、日本人一人ひとりがメッセージを発信するような時代になっていきますよ。逆に言えば、そのメッセージをビックバンのように爆発させないと危険な時代です。
真理の青空を飛ぶ日本のためにも、2018年、共に真理の爆発をさせるメッセージを発信していきましょう。
本年もよろしくお願いいたします。 - 西勝
- まさに生きること、人間とは何かという世界の根源を探す時代であった科学の時代を終わらせて世界の根源を手に入れて活用し、いつもワクワクしながら美学実践をアピールする時代ですね。
どうもありがとうございました!
物質文明から精神文明への転換期、2016年を振り返る
飛行機が飛び立つ準備ができた、2017年
飛行機が空を飛ぶ、2018年
飛行機が空を飛ぶために解決すべき3つの問題とは
3つの問題を反転させるには?解決に必要なストップとスタート
終わりに:日本人一人ひとりがメッセージ発信を
いかがでしたか?
2016年の世界の流れから日本の立ち位置を整理し、そこからNRグループ代表Noh Jesuの2018ビジョンをインタビューしてまいりました。
認識技術のVisionからみた、2018年の意味を感じてくだされば幸いです。
時代が大きな転換を迎える中、情報は洪水のようにあふれています。
そのような中でも、より一層メッセージ発信に工夫を凝らし、明確な診断と処方を行える目を持ったところから、希望を発信できるブログとして編集部一同頑張ってまいります。
本年も、よろしくお願いいたします。
●参考URL
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