「アイドルが声優やるのって 声優さんとして どう思いますか？」
って聞かれる事があるのですが
「お米のご飯を食べてた人が
パンも食べるなんて言ってますよ、どう思いますか？」と同じで
食べたいものを食べればいい
としか言いようが無いよね
食べてみたいと思って
本人が「消化出来ると思うならば」
食べれば良いのでは？
もしも
「お米かパン どちらか１つしか食べてはならない」
と言うルールがあるなら
考えなきゃいけないけどね
面白い質問だなぁ
と思ったので
と思ったので真面目に考えたよ
それに、
一応私もアイドル（と呼べるのか？）から声優になった人らしいんですよぉぉぉぉぉぉぉぉ 
「アイドル」やってた自覚は無いが
経緯を説明しよう
当時の私は
「アイドル」と言う職業があるなんて知らんかった（ソフトボールに明け暮れて、テレビも見ず、大ヒット中の松田聖子様の歌さえ知らなかった。お恥ずかしい）
）じゃあ そんな私が何故
✨ゲイノウカイ ✨と呼ばれるところに
入っちゃったのか…
そう
今思い返しても
不思議
なんと言うか…
『血が騒いだ』
としか 言いようがありません。
幼い頃からバレエなど習い
演じる 歌う 踊る という事が大好きで
舞台袖からの眺めや
舞台裏の雑然とした様子や
楽屋の匂い
並んだ衣装…
血が逆流するくらいワクワクしてた
高校に入ってからはソフトボールに夢中だったけれど
練習中に骨折してしまい…
毎日みんなの練習を見ていたら
「大人になったら、
あのワクワクする心に正直に生きよう」
突如 そう思った。
それと同時に
行動してた
現実的な事は
全く考えておりませんでした
業界に知り合いも無く
シロウトでも入れそうに思えた「入り口」は 若者向けのオーディション番組だけだったので
ハガキを出してみた
…しかしそのオーディション番組は
歌手を目指す人の為の番組だった…
「佐久間さんはとにかくアイドル歌手になりたかったそうです」と言う「私の気持ち」とやらが どこかに書かれてたりするそうですが（笑）
どなたかが想像して代弁してくださっているのでしょうね
私も初耳ですっ
「へー そーなんだ」
実際には
歌手やアイドルを目標にしたことは無い。
次はちゃんと調べてから応募しよう。
…次は無いけど
そう…
例えるなら
私は 「行き先が違う電車」に飛び乗ってしまったのだ
私が漠然と夢見ていた未来は
「舞台が好き
そして
そして言葉、歌、芝居、執筆 など あらゆる形で 自分を表現してみたい」というものだったのに…。
でも、決戦大会で落ちたよそのオーデション
そのオーデション「行き先を間違えて乗りました！」と言えぬまま…予選会を通過して行き
テレビに出て…合格し
大人達の渦の中で
後へ引けないまま
決戦大会まで進み…
落ちてホッとしたのもつかの間
審査員の先生方による敗者復活で選ばれて✨✨✨また決戦大会へ
著名な先生方に拾っていただいて
光栄なはずなのに
心の中で焦った
だって、もう心は間違えた電車から降りようと決めてたからね。
だから 当然 また落ちた
本当にごめんなさいっ（関係者の皆様）
乗り間違えたなら
走り出した後でも正直に
「間違えました
」と言って引き返す勇気も必要かもしれないね
」と言って引き返す勇気も必要かもしれないね私は10代で
人生の電車を乗り間違え
テレビで日本中に名前と顔を晒して
大失敗を経験したのです
いや〜 あれはホントに
いい経験だったなぁ〜
キラキラ✨
キラキラ✨ある意味 怖いもん無くなった
なんの気負いも無くなったし
逆風でも
追い風でも
人から何を言われようとも
マイメロのように
「はぁ〜っ💕 紅茶がおいしい💕」
と
とマイペースで歩ける
自分の気持ちに正直に生きる事が
一番心地よい と知ったからね。
余談ですが
どこかの情報では、
私がその番組「スター誕生」からデビューしたことになってるらしいです
違うってば〜〜
番組にもご迷惑だよ〜〜
いい加減だなぁ 情報って
ケラケラケラ
え？ 訂正すればいいって？
どれを？
片っ端から？？？？
出回っている情報ってさ、
違う事だらけだよ、他にも（笑）
シラミつぶしに訂正して回る時間なんか無いし、そんな事する意味あるのかいな？？？
本当の事は本人しか知らないよ
人の気持ちを憶測で書き記したり
又聞きした事をまことしやかに広めてしまう今の情報の在り方は
私は好きになれないんだ〜
そんな事言ってると
時代に取り残されるかもしれないが
でも しょうがないよ
私は私の速度でしか進めないからね
私についての真実は
私が直接発信する言葉だけを
ご覧になっていただければ有難いです
でもね、
こんな頑固者の私も
若い頃には 流されて〜
自分を見失い 〜
不本意な態度や言葉を発していた事もありますね。 ホホホホ
若さとは 未熟で可愛いもんだ。
私はそのオーディション番組の後
近所の放送作家、故 才賀明さん（大恩人です）との出会いから ちょこっとだけドラマに参加したりして
のんびりと演技の世界へと進むはずでした。
ところがまた
少し風向きが変わりまして
NHKの歌番組（レッツゴーヤング）に出る事になりました
歌手として歌っていたのもその時です
でも、その世界にやっぱり馴染めなくてね〜
全然楽しめず
「心が『違う』と叫んでるし、もう辞めよう」と思った矢先に…声の仕事と出会ったのでした。
歌う仕事、ドラマの仕事、お芝居、声の仕事、教育番組のお姉さん…
その時々 いただいたお仕事を一生懸命やって来ただけです。
魔女の宅急便のジジを演じた頃かな
「声優」という肩書きがつくようになりまして
「職人の称号みたいでカッコイイ」と思ったのを覚えてます
」と思ったのを覚えてますこの頃までの日々を「アイドル時代」と呼んで下さる方がいるようですが
私の中では どこに境目があるのか、良くわかりません。
職業を変えたつもりも無いし、私自身は 何も変わっていません。
いつも 目の前の事にチャレンジしているだけですよ
さて
アイドルが声優をやるのはどう思うか？
…の件ですが
サッカー選手がタレントになるのはどうだろう
医者がタレントに
弁護士がコメンテーターに
料理人がバラエティに
主婦が社長に
お父さんが主夫に
学生がお天気お姉さんに
歌手が映画俳優に
演出家が作家に
漫才師がドラマに
噺家が司会業に
…
しつこい
しつこいまだまだいくらでもありますけど
もういいよね
そう
その人に機会が与えられ
本人が引き受けようと思うなら
やればいい
クオリティの問題は…
向いていれば 力を発揮するでしょうし
だんだんうまくなる事もある
クオリティ云々よりも、その経験をみんなが楽しんでいる場合もあります。
それは「悪い」ことではありません
制作サイドの都合や
ファンの願いや
世の中がその場を与えたのですから
それはそれ
その作品を見て
楽しむ人もいれば
腹立たしい人もいるかもね
どう思うのも
どうするのも
自由です
ただね
私の個人的な考えとして
お願いしたい事はあります
アニメーション作りは
気の遠くなるような作業を積み重ね
寝る間も惜しんで働く人達もいます
大勢の人が沢山の想いを込めて作った作品の 完成間近になってから
キャラクターに 命（声）を吹き込むわけです。
ですから どうか
その想いに応え
心を込めて
演じて欲しいです。
それにね、
自分がこの世を去っても
作品は残るんです😊
時にはその作品が
誰かに勇気を与えたり
辛い人の心に寄り添ったり
励ましたり✨
人生を大きく動かすキッカケになる事さえあります
どうか
良い作品を作って欲しい
また
「良い作品を求める世の中」であって欲しい。
そう願います。
以前 「このままだと 佐久間さんみたいな声優さんの仕事は無くなってしまいますよ」と 心配してくれた子がいました
」と 心配してくれた子がいましたありがとう
私の心配までしてくれて
優しいね💕
でもね
私は思うのです
私に縁のなかった役は
その役を演じた人のせいで
私が出来なかったわけでは無い と。
それは
もともと私のものでは無い
それだけです
かけっこで2位になったとき
「1位の子さえいなければ勝てたのに」
と 思うのかもしれないけど
その子が休んでも
スタートでコケて（笑）
やっぱり2位なのかもしれないよ
だから
私の人生は
誰にも邪魔されたりしないと思っています
私の人生の道は
私しか歩けないのですよ
歩いてこなかった道は
私の道ではありません
〜たら、〜れば、は無いです。
ご縁のある人や作品は
繋がるんだよ
不思議だね
ヒット作
ロングランの番組
私はいつも沢山の幸せと
巡り合って来ました
ライバルはいつも自分
最高の理解者も自分
そして
あたたかく応援してくださる皆さんに
感謝しています
歩いていくと 景色が変わるように
自分に対する考えも変わります
それを
成長 
と呼ぶのかな。
と呼ぶのかな。でもね、世の中にはいろんな考えをする人がいますから
「女優になりたい」と上京した子が
人を支えるマネージャーの仕事に惹かれて、道を変更したとすると…
「あの子は夢破れて 『裏方』やってるんだって
」
」と 勝手な事を言う事があります
入り口がどこであれ
歩いていくうちに
自分の本当の特性に気づき
進む方向が見えてくる事があります
「自分が自分の人生の主人公✨」だと言う事を知っている人は 進む道も 生き方も自分の意思で選んで生きていきます
それは 光の当たる道を歩く生き方です
自分の人生の「裏方」になる事なんて ありえないのですよ
入り口はどこでもいい
一生懸命歩いていると…
頑張っている「自分」を「信頼」できるようになるんだよ
それを 「自信」と呼ぶんだよ
肩書きは
何でもいいんじゃないかな〜
アイドルでも
声優でも
自分に恥じない生き方をすれば
長くなりました
終わりに
「声優」と言う立場を
とても大切に考えて 心配してくれて
守ろうとして下さる皆さんの気持ち
本当に 嬉しく思いますよ
日本のアニメ文化は
世界に誇れるものです
大切にしたいですね
世界中の人達が
アニメを通じて仲良くなれる事も
本当に嬉しいです。
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