タイトル | Maggot Baits | ||
ブランド | CLOCK UP | ||
原画 | はましま薫夫 | ||
シナリオ | 昏式龍也、栗栖 | ||
OP | Tommorow never comes / DataScarpe | itunes | |
ED | 彷徨う虚 / MAMI | ||
エロゲーム特典.comさん | ErogameScapeさん |
イラスト | シナリオ | 音楽 | Hシーン | 総合 |
80点 | 90点 | 70点 | 90点 | 90点 |
・イラスト
また本作では妖祖といった化け物や触手が描かれておりそちらも結構グロくて好きな人にはお勧めします。
あと何より豚のイラストに気合が入っていたのは気になりますが…(笑)
今回のようなダークファンタジーにはよく合っているイラストですし高評価です。
シナリオのところで書くべきかもしれませんが今回の主役である魔女は動物の一部を模しているのですが
その設定はあまり本編には活かされていませんでしたね…、パーソナルカラーみたいなのがあるのは非常によかったのですが
・シナリオ
妖祖と呼ばれる化け物と超人的な力を持つ魔女が支配する関東邪法街を舞台に架上市がそのように化した原因である虐殺事件の謎を求めてそこに単身乗り込む主人公
主人公はいくらかの魔女を従えいざ敵の本陣へ
妖祖とは何なのか、魔女とは何者なのか、虐殺事件を起こした敵の目的は何のか、どのようにしてこの状況を作り出したのか
それらが次第に暴かれていくのが大まかなストーリーになります。
ルートはエンドが通常エンドとトゥルーエンドの2種類ありますがどちらの終わり方も綺麗にまとまっており評価は高い。
特にバットエンドになりますが通常エンドのほうがシナリオが腑に落ちやすいためこちらの終わりも大好きです
・音楽
一部キリスト教が絡んでくるためカノンを含めた教会音楽が流れます。
基本的フリー音源由来なのか音楽鑑賞モードではオリジナル曲であるEDしか聞くことができません。
OP曲もSoundCloudにあるTommorow never comesを使用しています。
流用とはいえ男性ボーカルは珍しく(しかも英語歌詞!)OPシーンや主人公にとてもマッチしていて素晴らしいです。
正直よくこんな曲を見つけてきたなと感心します。
EDはキャロルの心情を描いた曲。悲しい曲ですがEDの映像によく合っていて余韻を与えてくれるいい曲だと思います。
作品に合わせてうまく曲を用意したなあという感想ですね。ただオリジナル楽曲でない分少し点数は下げています。
・システム
進め方は選択肢を選んでいくタイプの通常のADVゲームです。特徴としてはウインドウにセリフが出て来るシーンの他にサウンドノベルのような画面全体に文章が出てくるタイプのシーンも多いことです。私としてはエロゲでこの手のタイプに出会ったのは初めてですね
もう一つのこのゲームのシステム面の特徴は設定の多さとわかりやすさですね。
特に目新しいものはないですが(強いて言えばサウンドプリセット?)、設定のしやすさはありがたかったですねまたクリア後ではCGやシーン鑑賞に加えて抜きゲーおなじみのスタッフコメントもあります。書き下ろしイラストもあったりするのでなかなか楽しいですよ。
CGについて立ち絵鑑賞モードというものはなく自由に遊ぶことはできませんが、立ち絵はCGモードに組み込まれて単独で鑑賞することができます。本編でまさかの立ち絵シーンがなかったカーラちゃんの立ち絵が見れるのはここだけ!悲しいなあ…。店舗特典最多キャラとはなんだったのか
ちなみにグロが苦手な方にはグロ☆シーンを黒塗りにする機能も付いているのですが結構黒くなります。
そもそもグロ画は苦手だけど文字なら大好物って人ってどれくらいいるんでしょう?
まあそこは人それぞれ好みなのでいいのですがCG鑑賞の時、この黒塗りも差分の一つとして表示されるので
差分を進めながら鑑賞するのが非常にめんどくさいという欠点があります。黒塗りありなしで別枠にしてくれるとありがたかった。
最後に私はwindows8.1なのですがムービー再生でちょくちょくエラーが出ます。おそらくコーデックが競合したのが原因と思われますので皆さんもコーデックはちゃんと管理したほうがいいと思います。
最後に私はwindows8.1なのですがムービー再生でちょくちょくエラーが出ます。おそらくコーデックが競合したのが原因と思われますので皆さんもコーデックはちゃんと管理したほうがいいと思います。
・Hシーン
私はこれでもそこそこいけますがもっとアニメっぽい萌えイラストの方が好きですね。
あとは一般的なHシーンはほとんどなく凌辱や触手がメインとなり、リョナシーンも多いです。
孕ませもないことはないですが、思ったよりも多くはない印象。こちらは下にシーンを書きますので参照にしてくれたらと思います。
特にモンキーハウスではほとんどふたなり化するのでふたなり属性がないとそこのシーンは全く使いものにならないかもしれません。
ちなみにふたなりはキンタマつきです。私はタマありのふたなりはダメなんですよねえ。ちょっと惜しかったです。
そんなこんなで非常に特殊性癖よりな作品となっているのでエロに注目する方はご注意を。そのくせスカトロはないというのが解せぬ。
あと巨乳ちゃんも少ないっすよね、この作品。
特殊シーン
触手 キャロル×4 グロリア×3 ウィルマ×3 アリソン×1 カーラ×3 エドナ× 2 芹佳×1 サンディ×1
触手 キャロル×4 グロリア×3 ウィルマ×3 アリソン×1 カーラ×3 エドナ× 2 芹佳×1 サンディ×1
ボテ腹 キャロル×1 グロリア×3 ウィルマ×3 アイリーン×2 カーラ×2 エドナ×1
ふたなり キャロル×2 グロリア×3 ウィルマ×3 アイリーン×2 サンディ×1
おもらし キャロル×1 カーラ×1
出産 ウィルマ&グロリア×1 ウィルマ(産卵)×1
リョナ キャロル×4 グロリア×3 ウィルマ×3 アリソン×2 アイリーン×1 芹佳×1 サンディ×1 無名の魔女×1 瞳子×1 アンナ×1 テレーゼ×1
リョナ キャロル×4 グロリア×3 ウィルマ×3 アリソン×2 アイリーン×1 芹佳×1 サンディ×1 無名の魔女×1 瞳子×1 アンナ×1 テレーゼ×1
・まとめ
エログロ系の抜きゲーかと思いきや設定やシナリオも凝っていてそれだけでも楽しめる傑作。
もちろんエロ方面も手を抜いているわけではないので全体的な満足度は非常に高いです。
触手・ボテ腹・グロが得意な方なら買って損はまずしません。
更にアンケートを送ると全員に設定資料集withオリジナルストーリーを配布するというキャンペーンも行うなどサービスも満点でした。
全体的にとても良質な作品に仕上がっています。音楽点やボリュームにやや難はあるものの傑作という評価は揺るぎません。
総合として90点としています。
<以下ネタバレ>
・話の大筋
キャラを語る前に話の大筋をチロっと解説しておきます。
まず彰護が制圧できなかった千人超の男が26人の女性を惨殺した事件は無名の魔女とシモンが起こした事件でした。
無名の魔女の真の名前はヤオダバルト、他の作られた魔女ではなく本当の魔女なのです。
彼女は争いが絶えぬ現世に呆れ果て、その原因はキリストなどという半端者が救世主になったせいだと考えているのです。
そして自分が新たな救世主となりこの世に真の幸福をもたらそうとします。そして救世主になるにはキリストと同じように多くの苦難を乗り越えるん必要があります。
その苦難を生み出す方法があの5年前の事件だったのです。
純粋な女性を集め彼女らをあらゆる術で凌辱し絶望を与え、そしてその絶望を共有することでキリストを超えようとします。
しかしながらこの事件一つでは救世主になるにはとても及びません。
そこで事件の被害者を災禍の魔女として、加害者を妖祖として何度も何度も蘇らせ絶望を積み重ねていくのでした。
それでもまだ足りないピースがありました。先ほど被害者は魔女として蘇っていると書きましたが
まだ蘇っていない被害者が一人いたのです。それがキャロルでした。彼女は彰護がこの街に再び足を踏み入れた時に目覚めます。
最後のピースが揃った無名の魔女サイドと黒幕を殺さんとせん彰護サイド
決着はどうなるのか…
・キャロル = 歌音邑瞳子
CG 23枚(+2枚) シーン数 18(+1)
本作のメインヒロイン。唯一の純愛エッチがあるなどとにもかくにも優遇されており、実は他の魔女とは異なり現人間の子供も妊娠できるといった違いもあります。物語もこの子が中心となって進んでいきます。
その中身は彰護があの惨劇で最後に助けようとした少女だったのでした。無名の魔女はミスリードであの事件を起こした張本人なので救出に突撃した彰護のことを知っていただけでした。
あそこまで損傷させられた最後に発した言葉は"ありがとう" あの中でも助けに来た人がいたことに感謝を述べていたのです。
ヤオダバルトは神をも信じるような純粋な娘を集め、その娘たちに思いつく限りの絶望を与えることで苦難を得ようとしましたが
あの惨劇でもなお絶望に打ち勝った純粋さを持つ女の子が話の核となっていたのだと感じましたね。
あの惨劇の被害者が魔女として蘇る中、彰護に合うことだけを目的に現世に留まっていたキャロルは彰護が帰ってきた時に初めて姿を現し物語は動き出し
一つのルートでは自らをどんなに傷つけられても希望を持っていた少女が最愛の男を失い絶望に堕ち厄災となり
またあるルートでは自らの持つ希望がヤオダバルトの目を晦ませその身勝手な野望は一人の男の身勝手な欲望の前に潰えました。
・グロリア = ヘザー
戦いによって己を鍛えることが好きで、彰護陣営についているのも楽しいからということで気まぐれなところが大きい。
真っすぐな性格をしているため血の代償エンドでの彰護の味方を躊躇なくおとりにすることに激怒するなどそりが合わないことも多い。
作品内での役割はほとんど大きくなくバトルシーンが多いのが特徴。戦いを表すキャラだけあります。灰とダイヤモンドエンドではサンディに内の恐怖心を見透かされ敗北し最後はアリソンを覚醒するための駒ぐらいな終わりになってしまいました。でもあのシーンは結構好きです。
・ウィルマ = アンナ
グロリアと打って異なり寡黙で思慮深いタイプ。快楽に身を任せたその日暮らしをする魔女が多い中で
読書を好み、魔女とは自らは何者なのかというのを追い求めている。
という設定で物語の真相を解き明かすのに重要なキャラになるかと思いきやあっさり捕まったり寝返ったりで
中盤以降はパッとした活躍はありませんでした。
サンディに真相を聞き絶望してぶっ壊れてからのHシーンは中々の好みでしたね。
サンディに真相を聞き絶望してぶっ壊れてからのHシーンは中々の好みでしたね。
・アリソン = リタ
登場から犯されて殺されるというところからスタートするので淫妖蟲でいう菊花桜花みたいなグロ担当かと思いきや
何故か殺されたにも関わらず復活して魔女の謎の一端を示したり、用済みになった古いグロリアの最後を見届けた後覚悟を決めて新しいグロリアを殺したりと
作中で大きく成長しながら魔女とはどんな存在かを共に見せつけられる重要なキャラだったのでした。
彰護やキャロルが魔女自体に興味を持っていないため、どうしてもこういう存在は必要なのですがまさかアリソンが担うとは完全に予想外でした。
・サンディ = テレーゼ・ハイネマン
桁外れの力と戦闘センス、そして何か訳知り気な様子を見せるキーの一人となりそうな魔女。
その中身はあの惨劇の中で間違えて連れられて来た非処女のシスター、その特殊性にヤオダバルトに目をつけられ
一人だけ転生せずにずっと魔女の輪廻を見守り殺し続ける役目を背負わされたのでした。
妖祖と同化した彰護に負けた際は魔女になって初めて殺されるという憂き目に合うのでした。
その後に彰護がヴァレンティノスに対峙した際にはテレーゼとして幻影となって現れ、悪魔に神の使いが付いていることに困惑しヴァレンティノスが力を失う要因ともなりました。
ラスボスがキリストに成り代わって救世主になろうとする話の中でシスターとしてキリスト教の一部が関わっていたのは良かったと思います。
・イザベル = サラ
その中身は惨劇においてシスターになついていた王族の娘だったのでした。
モンキーハウスでは竿役として活躍しますが、通常のルートでは気づいたらやられているという実に可愛そうな役回りに終わってしまいました。
・アイリーン = ナウラ
あんまりかっこいいシーンはなかったかわいそうな人。まあどんな魔女もカーラよりはマシなんだけどね!
上に書いたようにHシーンはちんぽ生やされて孕まされるか、彰護に腹突き破られるシーンしかないので人は選ぶけど好きな人はとても好きだと思います。
見た目、特にパーソナルカラーの青と魚っぽい耳が好きだったんですがエロは私にはイマイチだったので残念です
見た目、特にパーソナルカラーの青と魚っぽい耳が好きだったんですがエロは私にはイマイチだったので残念です
・エドナ = ナターリア
ただただ被害に合うだけという輪廻の中に囚われた"普通の魔女"役に抜擢されたキャラでした。
・カーラ = 美友
でも抜けたからいいんだ、うん。
・角鹿彰護
人間味を取り戻すのはキャロルとのセックスシーンの一部、ブライアンとの戦闘後、バッドルートの至門との戦闘後でしょうか。
本当に限られているのがいいですね。芹佳に"死んでくれ"と言ったりアリソンを騙して囮に使うシーンの容赦のなさなんてSUTEKIすぎます。
血の代償エンドでは殺した魔女が元はあの惨劇の被害者と知り絶望してこの世の全てを殺すマシーンに成り果てますが最後にキャロルの姿を見て自我を取り戻すもそれが原因で至門に殺されてしまいます。しかしながら最後に自我を取り戻したことで穏やかに逝くことができたのでした。
一方、灰とダイヤモンドエンドではブライアンの妖祖と融合して化物になってまでもキャロルに会いに行くなど愛に目覚めたキャラと化します(無愛想なのは変わりませんが)。ほとんど化物に侵食されキャロルを食い殺してしまい、その後飯河に彰護と気づかれずに聖弾を打ち込まれ妖祖の力を失ったため生命維持ができなくなり息絶えますが人間になって死んだためか顔は穏やかでした。血の代償エンドでは殺した魔女が元はあの惨劇の被害者と知り絶望してこの世の全てを殺すマシーンに成り果てますが最後にキャロルの姿を見て自我を取り戻すもそれが原因で至門に殺されてしまいます。しかしながら最後に自我を取り戻したことで穏やかに逝くことができたのでした。
どちらのルートでも彰護の死で物語は終わるのがいい感じだと思っています。過去に囚われた男が精算を終えた後に過去が繰り返すのが血の代償エンド、新たな未来へと行くのが灰とダイヤモンドエンドと思います。
・ブライアン・マックール
この世に絶望し戦いの中でのみ喜びを感じられるよくあるタイプの敵キャラです。
ですが元IRAというエグい設定はかなり好みでしたね。実はこの人も人間を捨て妖祖と融合しています。それがあの人間離れした強さの秘密でした。
絶望に堕ちた理由は味方に裏切られスパイとして拷問された挙句奥さんを犯されていたことで、その後にIRAの味方を皆殺しにしてIRAに追われこの地に転がり込んできていたのでした。
同じ絶望を持つ彰護に興味を示し追いかけていますが、途中でキャロルという希望を見つけた彰護に自分の力を与えて絶命します。実にホモホモしい展開でしたし、彰護以外にも絶望に囚われた人物はいただろうに彰護にあそこまで執着するのは結局謎でしたが唯一の理解者の為に最後力を渡し満足して死んだシーンは良かったです。・至門
作中途中でその裏にはヤオダバルトがいることが判明します。
この男の正体は中国の孤児でヤオダバルトに魔女の弟子として拾われ最後に生き残った一人だったのでした。
それ以来ヤオダバルトの手足となって働いていたのでした。
従順な弟子として付き従っていましたが復讐の為に全てを捨て一直線に乗り込んできた彰護に影響され
自らもヤオダバルトへの愛を貫き通すことを決めヤオダバルトを裏切り、ヤオダバルトと共に深淵の世界へ消えていくのでした。
おっさんが手の届かないような光のために働き続け、そして裏切ってでも一緒にいたいと願った愛はなかなか感動するものがありました。
むかつく敵キャラと思いきや最高に味がある表のラスボスでした。
・ヴァレンティノス
ハアアアレエエエエエエエルウウウウウヤアアアの掛け声で相手を消し炭にします。
作中では神の教えに反するものをひたすら暴力でぶっつぶすキャラ。
あまりバックグラウンドも語られず妖祖を殺す弾丸を渡す便利屋だったり
神の名を用いた暴力が神を信じる心に屈するシーンの引き出し役になっていただけな気がします。
キャラは好きだっただけにもう少し活かしてほしかったように思います。
それにしてもこの人の戦闘シーンは本当に好き。血の代償ルートの至門戦では本当に勝つんじゃないかと思いました。灰とダイヤモンドでは普通に勝ちますが至門はわざと殺されただけですしね。
・ヤルダバオト(無形の魔女)
上でも書いてますが、この人だけは本物の魔女であり魔女狩り後も細々と生きながらえてきた魔女の最後の生き残りです。
まあ他の魔女はみんなこの人が殺しちゃったという話なんですけどね、私より弱い魔女などいらない理論です。
そして唯一の魔女となり裏で世界を支配をしていた彼女ですがそれでも世界に平和は訪れずついに救世主になろうとします。
曰く、キリストという屑が救世主になってしまったからこの世が腐ってしまった、完璧な私が新たな救世主となり完璧な世界を作る。と
救世主になるにはキリストがしたように、いえ新たな救世主となる以上キリスト以上の受難を乗り越える必要があります。
その受難を受けるための手段があの惨劇だったのでした。
キャロルが絶望し受難が達成されたのが血の代償ルート。この時の薔薇の姿は正直笑っちゃいましたね。バッドですが終わり方はすっきりしていてよかったですね。
至門の裏切りで深淵に閉じ込められ失敗に終わるのが灰とダイヤモンドルート。人間の救済を謳っていましたが結局救われる人間のことを考えられなかったためにうまくはいきませんでした。・飯河信男
というのが最初の段階でした。
トゥルールートではまさかの芹佳の救出に登場、更に塔に侵入しアリソンと合流。化け物と化した彰護とは別ルートで上を目指していき真相を明らかにしていきます。特にアリソンとのやり取りはかっこよかったですね。
最上階では怪物化した彰護を魔弾で打ち抜き最後に立ち会いエンディング後はキャロルとアリソンの面倒を見るなどモブかと思いきやかなーり重要なキャラとなってました。
正直最初のヘタレはなんだったんですかねという位の男気っぷり。ちょっとこの変貌は違和感があったのが残念です。
バッドルートとは異なりなぜトゥルーではなぜ乗り込んできたのかきっかけなりの描写があるとよりよかったと思います。
・松丸芹佳
はっきり言って特に活躍してる印象がなく、気づいたらやられたというだけの人。バッドではすぐ死ぬしトゥルーでも途中離脱。
見た目も好みじゃないし終わってみればハンバーグの付け合わせな感じで終わった人でした。
・血の収穫エンド
最初のルートです。
グロリアとアリソンを囮にしてタワーに侵入する彰護とキャロル。途中ブライアンの妨害にあい彰護だけがタワーを登っていき途中でヴァレンティノスから聖釘弾丸を譲り受け襲ってきたウィルマを殺します。
その後に無名の魔女から魔女たちがあの惨劇事件の被害者であることを知らされて自ら被害者に手をかけてしまい復讐という免罪符を失い絶望に堕ちてしまいます。
グロリアとアリソンを囮にしてタワーに侵入する彰護とキャロル。途中ブライアンの妨害にあい彰護だけがタワーを登っていき途中でヴァレンティノスから聖釘弾丸を譲り受け襲ってきたウィルマを殺します。
その後に無名の魔女から魔女たちがあの惨劇事件の被害者であることを知らされて自ら被害者に手をかけてしまい復讐という免罪符を失い絶望に堕ちてしまいます。
絶望に堕ちた彰護は生きた亡霊のようになり実体はあるがその存在を正確に認識できないいわばステルスモモ状態になり、このタワーに存在する全てを否定し片っ端から殺していくことにします。
その認識不可能な能力を活かしてブライアンを初め魔女を次々となぎ倒していき最終的には至門も追い詰めますがとどめを刺す直前にキャロルの存在に気づき正気を取り戻して"しまい"ます。
ステルスモモが切れた彰護は直後に至門の凶弾に倒れます。そして死の間際に告げた言葉にならない言葉は亡霊から人間としての心を最後に戻してくれた感謝の"ありがとう"
その言葉はキャロルが生前に最後に彰護に告げた言葉であり、そして彰護に(勘違いながら)絶望におとした言葉でもありました。
キャロルの願いは自分が死んでも彰護に生きていて欲しかったという思いであり、あの惨劇と同様に最後の言葉はキャロルは受け入れることができずキャロルは絶望に堕ちてしまいます。
これにより魔女の受難は達成され、完全なる平和の世の中が達成されました。しかしながらキャロルの絶望だけは残り災厄として数年に一度街を破壊していくのでした。
・灰とダイヤモンドエンド
トゥルーエンドともいうべきルート。彰護がキャロルへの愛に目覚めるルートと言えます。潜伏地への襲撃の際にキャロルがやられ連れ去られてしまいます。そして彰護はブライアンとの死闘で致命傷を負いますが、その時にキャロルへの希望をブライアンに見透かされ妖祖の力を譲り受けてタワーへキャロルへの救出へ向かいます。これとは別にアリソンも勇気を振り絞って侵入したところ化物と化した彰護に出会い恐怖して逃げ出してしまいます。その後飯河に出会い再び勇気を振り絞ってグロリア救出に向かい魔女の転生の真実を知ります。
一方、彰護は化物化が進行しながらアイリーン、サンディ、ヴァレンティノスを破りついにキャロルと出会いますが完全に妖祖と融合したためキャロルを食べてしまいます。その後に飯河に聖釘弾丸を打ち込まれ人間に戻り絶命します。
ベノムみたいな恰好になりやがって…
その一部始終を見ていたヤルダバオトにその絶望を糧にしてあげると言われるが実際はキャロルは絶望しておらず愛する人の道具として生きられた希望であったと反論します。ヤルダバオトはこれに起こり深淵=精神世界でキャロルをボコボコにしますがその隙にヴァレンティノスにやられた至門がヤルダバオトに近づき深淵の世界を閉じてしまいます。至門は全てを捨て復讐に活きた彰護や愛に生きたキャロルに触発され自分も己のわがままなヤルダバオトへの愛を突き通すことにしたのでした。
かくしてヤルダバオトの野望は倒れ、深淵に行った二人は転生しますがその際には子供を授かったキャロルが肉体を得ることとなりました。
エピローグはキャロルは彰護との子供を産み新たにこの世界を生きていきます。一方、アリソンは生き残った他の魔女を率いて正義の味方として活躍するのでした。
以上がストーリーの概要です。まとめると結構コンパクトになり実際短いのですが話は濃厚でその短しさを感じさせません。
話もよくまとまっており、人の愛と神の愛、人の業と神の業といった感じでわかりやすくエンディングのカタルシスも良かったですね。自分のコピーを産ませる、用済みの母体はおもちゃというのもエロの設定としてよくできていたと思います。
抜ければいいやと思った作品ですがここまでストーリーにも引き込まれるとは思いませんでした。
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