皆さんこんにちは。今日も当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。会計的お仕事女子のあんがお送りする仮想通貨シリーズ記事です。今回はビットコインなどの仮想通貨投資のチャートの見方について考えてみたいと思います。
仮想通貨も投資ですから株式投資と同じように、チャートを読んで価格の変動を予測できるようになると、買い時、売り時を考える際にかなり参考になりますよ。今回も初心者の方々向けに記事を書いていますので、ご存知のこともあるかと思いますが、そのあたりはご了承ください。
それでは詳しく解説していきますね。どうぞよろしくお願いします。
チャートの読み方・基礎編
まずは、基礎的なチャートの読み方・基礎知識をご紹介していきたいと思います。暴騰、暴落が多い仮想通貨ですので、チャートで少しでも情報を得て売買のタイミングを見極めるようにしましょう。今回はローソク足チャートを取り上げたいと思います。
時間足、日足、週足、月足について
チャートには価格変動の様子を時間ごとに表す時間足(じかんあし)、1日ごとに表す日足(ひあし)、週ごとに表す週足(しゅうあし)、月ごとに表す月足(つきあし)と、表す期間の最小単位ごとに種類があります。まずは時間足のチャートを見てみましょう。
赤の棒が価格の上昇で、青の棒が価格の下落を表します。色はチャートを表示するサイトにより反対の場合もあります。
1時間足のチャートなので、棒一つで1時間の値動きを表します。棒の長さは値動きの幅を表しています。価格上昇の時は棒の頂点がその時間の終値を表し、棒の底辺がその時間の開始値を表しているというのが基本です。
価格下落の時は上昇時の反対となり、開始値が棒の頂点、終値が棒の底辺を表すという訳です。開始値と終値の価格の差が大きくなればなるほど、棒の長さは伸びていきます。
右下の赤い四角で囲ってある部分を操作すると、チャートを表示させたい時間帯や日にちを変えることが出来ます。
時間足はその日1日の値動きを見るときに使います。「今日は下がってきているから買いたいな」というときに、底値を探したりするのに使うと便利ですよ。
日足は直近1~2か月程度の値動きを見るときなどに使います。しばらく価格の上昇傾向が続いたときや、下落傾向が続いたときなどに、いつ反転するかを予想したい時などに使うことが多いです。
週足のチャートは今後の価格変動の大きな流れを予想したいときなどに使います。「今は上げトレンドだから、高掴みしそうなので買うのはもう少し待とう」などと分析したりします。
棒から上下に伸びる線について
今度は日足のチャートで見てみましょう。見方は時間足と一緒です。
棒から細い線が伸びていますが、その日の瞬間的な最高値や最安値を表します。線の場合色はあまり関係ありません。伸びきったところまで価格が上昇したことや下落したことを表します。
ですから、棒の色は価格の上昇を表す赤ですけれども、上にも下にも伸びている時があるのがご確認できるのではないでしょうか。
こうして改め見てみると、2017年12月~2018円1月の値動きがちょっと異常だったなという感じはしますね。2018円1月20日現在の価格は130万円近辺ですが、やっと平常に戻ったという感じがします。
この線があるおかげで、開始値と終値だけでなく、最高値と最安値も同時に見ることが出来ます。
取引所アプリのチャートですと、価格の平均値しかグラフでは見れないことが多いです。
移動平均線について
取引所のアプリのチャートですと、移動平均線というのが入っていないチャートがほとんどです。しかし、移動平均線は価格の動きを予想する際に、とても参考になるものなので、是非移動平均線が入っているチャートを参考にするようにしましょう。
では、今度は週足のチャートで見てみたいと思います。赤や青の折れ線グラフが移動平均線です。
移動平均線にはいくつか種類があります。
- 5日移動平均線
- 25日移動平均線
- 75日移動平均線
- 200日移動平均線
- 13週移動平均線
- 26週移動平均線
5日移動平均線というのは、直近の5日間の平均値を、25日移動平均線であれば直近の25日間の平均値を使って、移動平均線は作成されます。
この移動平均線は、今後の価格の動きを予想するのにとても役に立ちます。短期の価格変動を予想するのであれば5日移動平均線を、長期の価格変動を予想するのであれば、26週移動平均線を使うという感じです。
引用しているチャートは25日移動平均線と75日移動平均線の2つが表示されています。赤の折れ線グラフが25日移動平均線で青の折れ線グラフが75日移動平均線です。初心者の方々はこの2つの移動平均線で価格変動を予想することから始めるといいでしょう。慣れてきたら200日移動平均線も追加するといいのではないでしょうか。
移動平均線の注目点はここ!
まずは移動平均線とローソク足を比べることで、相場の流れがつかめますので、そのあたりの説明からしたいと思います。
- ローソク足が移動平均線より上にあるときは上昇傾向相場
- ローソク足が移動平均線より下にあるときは下降傾向相場
- ローソク足と移動平均線が重なっているときは横ばい相場
この3つは簡単でとても分かりやすいので、覚えてしまっていいと思います。もう一度チャートを見てみますね。先ほどの週足のチャートです。
週足のチャートを見ると、移動平均線は25日も75日もローソク足の方が上にあります。移動平均線の傾きも上昇傾向で変わりません。
最近乱高下しましたが、大きな傾向で見ると仮想通貨はまだまだ右肩上がりだと予想できます。
次に日足のチャートをもう一度見てみましょう。
大きく値を下げているチャート右側のところは、25日移動平均線よりローソク足が下になっていますよね。下降トレンドの相場と読めます。2018年1月20日現在になってやや値上がり傾向が出てきました。しかし、1月16日近辺の暴落で、75日移動平均線よりもやや下がってしました。まだまだ相場は下降トレンド気味かなという気もします。
でも、個人的には日足のチャートの75日移動平均線は底値を読むときにも使えると思います。簡単に言うと75日移動平均線の価格まで下がる可能性があるということです。そこから考えると、底値を打ったとも捉えられるかなと思います。
25日移動平均線の傾きは下降トレンドですが、75日移動平均線の傾きは上昇トレンドです。25日移動平均線の動きも上がってくれば上昇トレンドになりそうですが、25日移動平均線がこのまま下がってくると要注意です。25日移動平均線が上がるかどうかが今後のポイントになってくると思います。詳しくは次の移動平均線の交差でご説明します。
移動平均線が交差するときは要注意!
短期の移動平均線と長期の移動平均線が交差するときは、相場の転換点であることが多いです。
- 短期の移動平均線が長期の移動平均線を「下」から「上」に突き抜ける:ゴールデンクロス
- 短期の移動平均線が長期の移動平均線を「上」から「下」に突き抜ける:デッドクロス
1時間足のチャートで見てみましょう。赤い25日移動平均線が、青い75日移動平均線を下から上へ突き抜けています。これがゴールデンクロスです。ゴールデンクロスの後は上昇相場に転じることが多いと言われています。
ご覧のように赤い移動平均線が下から突き抜けてしばらくたった後、チャート右側が強い上昇相場に転換しています。
デッドクロスの場合は逆に強い下降相場になる場合が多いです。特に、短期の相場を読みたい時に便利かと思いますので、こちらも覚えておきましょう。
先ほど25日移動平均線の動きを要注意と言ったのは、このデットクロスになるか見極める必要があるということです。日足では25日移動平均線が下がってきていますので、まだまだ短期的な暴落はあるかもしれません。
しかし、週足では上昇トレンドですので、暴落時が買いのチャンスとも言えるのが難しいところですね。
おまけ:価格変動予測アンケート表示
今回、チャートはみんなの仮想通貨というサイトから引用させていただきました。このサイト、仮想通貨投資の情報を得るには、とても良いサイトですよ。スマホでも見れますので、ぜひ活用してください。
ちなみに、みんなの仮想通貨にはこんな機能も付いています。
これは、サイト閲覧者に仮想通貨の価格が上昇するか下落するかアンケートを取って表示する機能です。仮想通貨の価格変動は売買動向に大きく左右されます。簡単に言うと買いたい人が多ければ上がり、売りたい人が多ければ下がります。
人間の集団心理が価格変動に大きく影響しますから、意外と参考になりますよ。
さて、今回はチャートの見方と買い時の予測の仕方についてご説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。もし、少しでも興味を持たれたのであれば、「買いたい!」と思ったときにすぐに買えるように準備はしておいた方がいいでしょう。「安くなってきたから買いたいな」というときが来ると思います。
仮想通貨を買うためには取引所に口座を開設し入金しておく必要があります。手続きには数日間以上待たされることもあります。土日祝を挟むと長くなってしまいますね。
仮想通貨は価格変動が短期間で大きく動きますから、底値で買えるチャンスを逃さないように、口座開設と入金だけはしておきましょう。
現在有名な取引所としては…
などがあげられると思います。ちなみに上記の取引所の詳細をまとめた記事がありますので、よかったら参考にしてください。
チャートを上手に活用して仮想通貨投資にお役立てください。それでは、今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。