蹴球探訪
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【プロ野球】中田翔、増量して104キロ!2018年1月21日 紙面から
日本ハムの栗山英樹監督(56)が20日、中田翔内野手(28)にボディータッチし、復活の手応えを感じたことを明かした。この日、2人は千葉市内で開かれたニッポンハムグループのイベントに出席。指揮官はV奪回のキーマンの調整ぶりに太鼓判を押した。 言葉はほぼ交わさなかったが、手に残る感触は確かだ。栗山監督は「『翔、コノヤロウ』ってたたいたら体ができていた。何となくでボディータッチしているわけじゃないのでね。しっかり食べてトレーニングして大きめにして、締めながらシーズンに入っていく。オレのイメージ通り」とうなずいた。舞台裏で放たれたあいさつ代わりの“一撃”は、思わぬ形での収穫になった。 中田は昨季、開幕は過去最軽量の90キロ。キレは出たが、体重減でパワーが伝わりにくくなり、不振を極めた。その反省も踏まえ、現在体重は104キロに増量。中田は「昨年とは全然違う。トレーニングもいままでと違うことをしている。楽しみだね」と不敵に笑った。 昨季は129試合で打率2割1分6厘、16本塁打、67打点。不本意な成績に終わり、同じ轍(てつ)は踏むわけにはいかない。栗山監督も「翔が打たないと優勝できない」と繰り返し、自らキャプテンにも指名。心中する覚悟だ。「翔の雰囲気を見れば分かる。今は言葉はいらない。シーズン入ったら毎日しゃべることになるしね」。中田の復調なくして優勝なし。指揮官の思いに、中田はバットで応えるしかない。 (土屋善文)
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