ITmedia NEWS > STUDIO > Twitter、ロシアの偽アカウントを知らずにフォロー...

Twitter、ロシアの偽アカウントを知らずにフォローしていた約68万人にメール通知

» 2018年01月21日 08時29分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Twitterは1月19日(現地時間)、2016年の米大統領選に影響を与えたロシアプロパガンダ企業についての新たな調査結果を発表した。

 同社は米Facebook、米Googleとともに、ロシア政府につながりを持つとみられる同国の広告企業Internet Research Agency(IRA)の介入を許し、虚偽ニュースの拡散を助けてしまったとして批判されている。昨年10月には米連邦政府の公聴会に招集され、対策を求められた。

 まず、選挙期間中にIRAの偽アカウントをそうと知らずにフォローし、これらのアカウントの投稿にコメントやRTしたユーザー67万7775人に、偽アカウントをフォローしていたことをメールで通知した。なお、これらのアカウントは既にTwitterルールに違反するとして削除済みだ。

 次に、偽アカウントが投稿していたツイート(既に削除済み)のサンプルを画像で紹介した。ドナルド・トランプ大統領候補(当時)を支持するものや、白人警官による黒人殺害問題についてなど、米国の世論を分断する意図のツイートだ。

 ira 1 ドナルド・トランプ大統領候補を支持するTシャツの画像
 ira 2 警官による黒人殺害についてのツイート

 また、昨年10月の公聴会で証言した幾つかの数字を修正した。IRAに関連するアカウントは2200としていたが、これを3814に、関連するbotは3万6000から4万9000に修正した。

 同社は今後の対策として、機械学習による偽アカウント検出技術の強化、複数アカウントで協調するツイートをばらまく行為の制限、botの悪用の阻止を実施していくという。

 また、ニュースソースの信頼性を判断するためにCommon Sense Mediaなどの第三者と協力していくとしている。

 Facebookは同日、ニュースフィードでの虚偽ニュース対策の1つとして、ユーザーによるニュースソースの評価を表示ランクに反映させると発表した。

Copyright© 2018 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

- PR -

Special

- PR -

人の何百倍もの大きさの航空機。その不具合を電話やメールで正確に伝えるのは困難。「まるで伝言ゲーム」だった現場を変えたのは、スマホで使えるWeb会議だった。

「2020年までにクラウドでナンバーワンになる」は本当ですか? Oracle Cloudの「強み」「違い」をユーザー視点で聞いてみた。【Shift, Cloud】

多くの企業が抱える人手不足問題。限られたリソースを最大限に有効活用するには、選択と集中が重要です。あなたの会社もAIに任せられる業務を見つけてみませんか?

どこでも働ける環境によって、柔軟な働き方を実現。しかし、ビジネスリスクも高まることを理解していますか。どのような対策が有効なのか、ここをチェック

クライアントに会社の電話番号で不安を与えていませんか? 月額900円で03番号が持てる・使える通話アプリ「ShaMo!」なら、スマホでどこでも発着信可能で利便性も抜群です