業界最安クラスの光回線「So-net光コラボレーション」安さのしくみと注意点まとめ
So-net光(So-net光コラボレーション)は、 インターネット回線契約で最安値の光回線として紹介されることが多い光回線です。
▼So-net公式サイト 取り扱い光回線一覧
今ではプロバイダとしての役割だけじゃなくて、 色々なインターネット回線契約の受付窓口にもなっているんだ。
So-netの公式サイトから申し込める光回線の中で 一般的に「So-net光」と呼ばれている商品は以下の2種類です。
2つの「So-net光」
- So-net 光 コラボレーション
- So-net 光 (auひかり)
月額料金や対応エリア、実際の速度なんかも結構違うんだよ。
この2つはそれぞれ「安い」「混雑しにくい」という、他にない特徴があるオススメの回線です。
記事の前半では上記2つのサービスについて 「どんな人にはどちらの回線がオススメなのか?」の見分け方を解説していきます。
後半では 「So-net 光 コラボレーション」に的を絞り、料金プランやお得な申し込み方のコツを説明していきます。
※auひかりとNURO光については別の記事でくわしく解説しています。ぜひ参考にしてください。
この記事では、あなたが自分に一番合う光回線を選んで契約するために知っておきたい知識を解説していきます!
なお、So-netでは一般的な光回線の2倍の速度「2Gbps」を誇る、とてもオススメな光回線 「NURO光」も取り扱っています。
2つのSo-net光に加え、NURO光も含めて比較表にしてみました。
So-net光で扱う主要インターネット回線の比較表
サービス名 | 下り最大速度 | 割引があるスマホキャリア | 月額料金 (マ:マンション/戸:戸建て) |
---|---|---|---|
So-net光コラボレーション | 1Gbps | au | マ:3,500円 戸:4,800円 |
So-net光(auひかり) | 1Gbps | au | マ:3,800円 戸:5,200円 |
NURO光 | 2Gbps | ソフトバンク | マ:(8階建て~)1,900~2,500円 (~7階建て)4,743円 戸:4,743円 |
あなたがインターネットに求める条件が 「速度最重視」で、かつお住まいが対象エリア範囲内であればSo-net光よりもNURO光の方が断然オススメです。
NURO光については下記の特集ページでくわしく解説しています。
それじゃここからは本題に入っていくよ。
2つの「So-net光」の基礎知識
2つのSo-net光:光コラボレーションとauひかりの違いをざっくり説明
この2つの違いはざっくり言うと 「使っている回線」「速度」「対応エリア」の3点です。
なお、料金については「 月額料金と割引金額を比較しよう」でくわしく解説しますが、一旦ここでは So-net 光 (auひかり) の方が月額3~400円だけ高いと覚えておいてください。
それでは違いを比べてみましょう。
So-net 光 コラボレーションとSo-net 光 (auひかり) の違い
- So-net光コラボレーション:
- 回線:フレッツ光(をSo-netが借りて販売)
- 速度:シェアが多く混雑しやすい。特に利用者が多い地域だと 遅いと感じることも…
- 対応エリア:フレッツ光が使えるエリアなら どこでも使える
- So-net(auひかり):
- 回線:auひかり
- 速度:利用者がまだ少ないため 体感速度は速め
- 対応エリア:フレッツ光よりも 提供エリアが狭く、使える人は限られる
逆に、共通点は以下のとおりです。
So-net 光 コラボレーションとSo-net 光 (auひかり) の共通点
- プロバイダはSo-net
- auスマホとのセット割引(auスマートバリュー)が受けられる
- 割引額はスマホ・携帯1台あたり500~2,000円
- 家族10人まで割引対象
- 割引額はスマホ・携帯1台あたり500~2,000円
So-net 光 コラボレーション、So-net 光 (auひかり) いずれの場合も プロバイダはSo-netの1択です。
So-netは日本で3番目によく使われている、老舗の大手プロバイダです。
So-netは安心して使える大手プロバイダなので、特にプロバイダの機能にこだわりがない人であれば特に問題ありません。
また、この2サービスは両方とも auのスマホを持っている場合auスマートバリューに加入でき、スマホ月額料金の割引対象となります。
auスマートバリューの公式サイトにはSo-net 光 コラボレーションは対象光回線として掲載されていませんが、 So-net側の公式サイトを見ると、ちゃんと割引対象となっていますので安心してくださいね。
月額料金と割引金額を比較しよう
ここで改めて、So-netが扱う主要光回線を比較対象となるNURO光も含めて価格面で比べてみましょう。
サービス名 | 回線 | 割引があるスマホキャリア (割引サービス名) |
月額料金 (マ:マンション/戸:戸建て) |
---|---|---|---|
So-net光コラボレーション | フレッツ光(NTT) | au(auスマートバリュー) | マ: 3,500円 戸: 4,800円 |
So-net光(auひかり) | auひかり | au(auスマートバリュー) | マ:3,800円 戸:5,200円 |
NURO光 | NURO光 | ソフトバンク(おうち割) | マ:(8階建て~)1,900~2,500円 (~7階建て)4,743円 戸:4,743円 |
単純に月額料金だけで比べると、マンションも戸建ても
【最も安い】NURO光 > So-net 光 コラボレーション > 【最も高い】 So-net 光 (auひかり)
となります。
しかしこの基本料金だけで回線を決めるのは早計です。
あなたのスマホのキャリアによって「最大2,000円/月×家族のスマホ台数」の割引が受けられるかどうか変わってくるからです。
割引金額を加味することで、「自分にとって一番安い光回線」が見えてきます。
「auスマートバリュー」って?
auの携帯・スマホと指定の光回線をセットで契約することを条件に適用される割引。
割引額は1台あたり500~2,000円/月。
携帯・スマホの料金プランによって異なります。
同じ家族であれば、スマホ10台まで割引対象になります。
「おうち割 光セット」って?
ソフトバンクの携帯・スマホと指定の光回線をセットで契約することを条件に適用される割引。
割引額は1台あたり500~2,000円/月。
携帯・スマホの料金プランによって異なります。
同じ家族であれば、スマホ10台まで割引対象になります。
そしたら 光回線+スマホ代の合計はNURO光よりSo-net 光の方が安くなるってこと?
逆に ソフトバンクを使ってて、NURO光のエリアが対象内だったら断然NURO光がオススメだよ。
回線が違うと速度の感じ方が変わる可能性大!
さっきの表をもう一度見てみましょう。
サービス名 | 回線 | 下り最大速度 | 月額料金 (マ:マンション/戸:戸建て) |
---|---|---|---|
So-net光コラボレーション | フレッツ光(NTT) | 1Gbps | マ:3,500円 戸:4,800円 |
So-net光(auひかり) | auひかり | 1Gbps | マ:3,800円 戸:5,200円 |
auひかりの方が速いんじゃなかったの?
実は、どちらの回線も所有者はNTTです。
なので、 設備のスペックとしての「下り最大速度」はどちらも同じなのです。
せっかくの高速道路でも車がいっぱいで渋滞してたら、イライラするぐらい遅くしか走れないでしょ。
さっきの表ではSo-net 光 (auひかり) が使っているのはauひかりの回線と書きましたが、正確に言うと 「auがNTTから借りて、au専用で使っている回線(ダークファイバー)」なのです。
ダークファイバーとは、電気通信事業者などが敷設しながら使われていない光ファイバーのこと。(中略)
2001年、NTT東日本・NTT西日本に対し、ダークファイバーの開放が義務付けられ、一般企業が電気通信事業者からダークファイバーを借りて利用することができるようになった。
ダークファイバーの概要 から引用
So-net 光 コラボレーションは「フレッツ光の回線を一部借りている」のです。
同じようにドコモ光、ソフトバンク光、OCN光など多くのユーザーを抱える有名な光コラボサービスも、フレッツ光の回線を借りています。
これらはみんなで1つの「フレッツ光回線」を分け合って使っている状態です。
一方で So-net 光 (auひかり) は同じような光回線を、auひかりユーザーだけで使っています。
2017年時点では利用ユーザー数は圧倒的に
「フレッツ光・フレッツ光を利用している光コラボ>auひかり」
です。
回線と速度のまとめ
- So-net光コラボレーション:
- 回線:フレッツ光(ドコモ光、ソフトバンク光などもフレッツ光を利用)
- 速度:利用しているユーザーがが多く、回線が混雑しやすい。特に利用者が多い地域だと 遅いと感じることも…
- So-net(auひかり):
- 回線:auひかり
- 速度:利用者がまだ少ないため 体感速度は速め
なお、筆者は 「自分は速度にはあんまりこだわらないから、ネット契約は安ければなんでもいい」と言って光コラボを契約し、実際開通してみたら 「想像してたより断然遅かった!」と後悔している人を何人も見てきました。
確かにSo-net 光 (auひかり) はSo-net 光 コラボレーションよりも月額3~400円高いです。
しかし、インターネットの読み込み速度が遅いことでイライラしたくない人や、家族3人以上がインターネットを頻繁に使うような家庭であれば、 数百円プラスで払ってでもauひかりにしておいたほうが良いと筆者は考えています。
ここまでのまとめ:オススメはSo-net(auひかり)
So-net 光 コラボレーションとSo-net 光 (auひかり) のうち、自分はどちらを契約すればいいか?の判断方法をまとめます。
どちらのSo-net光を選ぶべきか判断するポイント
- インターネットの読み込み速度が遅いことでイライラしたくない人や、家族3人以上がインターネットを頻繁に使うような家庭
- auひかりのエリア判定をする
- auひかりが使えるエリアだったら、auひかりと契約する
- 少しぐらいネットが遅くても我慢できるので最安値を追求したい人
- So-net 光 コラボレーションを契約する
ここまでの内容で「自分はauひかりの方がいい」と思った人は下記の記事を読んでみてください。
プロバイダはSo-netがいい!という人は、auひかりを申し込む時にSo-netを選んで契約すればOKです。
※これ以降、So-net 光 コラボレーションのことを「So-net光」と表記します。
So-net 光コラボレーションとその他の光コラボの違いを比較
ドコモ光やソフトバンク光、ビッグローブ光なんかも「光コラボレーション」なんだ。
通信品質は他の光コラボとほぼ同じ!
この記事の前半でSo-net光はフレッツ光を利用している「光コラボ」であることを説明しました。
また、今ここを読んでいる人は「NURO光」「auひかり」がエリア対象外(またはそこまで速度を重視しない)という人のはずです。
つまり、いま比較対象となっているのはドコモ光・ソフトバンク光などの光コラボであり、これらは「みんな回線はフレッツ光」です。
インターネットの速度のほとんどは回線の性能で変わってくるため、比較対象が光コラボであれば「通信品質はみんな同じぐらい」ということになります。
まれにプロバイダが混雑していることによって速度が遅めになることもあります。
So-net光の場合、もしも遅いと感じたら混雑を避けられる最新の接続方式「IPv6 (IPoE) 」へ無料で切り替えができるという点で、光コラボの中でも選ぶ価値があるサービスと言えます。
「IPv6(IPoE接続)」とは?
インターネットの接続方式の1つ。
アクセスが集中する場所を通らずに通信するため、旧来の通信方式である「IPv4」や「IPv6(PPPoE接続)」に比べて速い傾向にある。
IPv6への変更はNTT西日本・東日本(または契約している光コラボの会社)へ問い合わせることで、無料で対応してもらえることが多い。
速度が他と同じぐらいであれば、あとは料金で比較したいですよね。次は料金の解説をします。
料金に注意!「So-net光は光コラボで最安値」なのは新規申し込みの時だけ
でも 他の回線より安くなるのは割引キャンペーン対象者だけで、それは特定の条件に当てはまる必要があるなんだ。
ボクは当てはまるのかどうか、見分け方を教えて!!
まずは、主要な光コラボサービスと価格を比較してみましょう。
以下の図はSo-net光公式サイトに書かれている料金イメージです。
一般的な 光回線(回線+プロバイダのセット)の相場はマンションで3,800~5,000円程度、戸建てで4,800~5,200円程度です。
つまり、 もっと高くなるパターンもあるってことだよ。
それでは今度は、「乗り換え/新規契約」「マンション/戸建て」の4パターンに分けてSo-net光の料金を見てみましょう。
2018年1月現在で実施されている、月額料金割引キャンペーンの金額で計算しました。
30ヶ月契約を約束する代わりに毎月500円割引になる「長割」はどのパターンでも受けられます。
長割は31ヶ月目以降もずっと割り引かれます。
「転用」とは、「フレッツ光から光コラボへ乗り換えること」です。
使う回線自体は同じで、契約する会社を変えるだけなので「転用」と言うんですね。
自分がどちらに当てはまるか確認してみてね。
- 新設キャンペーン:今までフレッツ光を使っていない人向け
- 転用キャンペーン:現在フレッツ光を使っていて、So-net光に乗り換える人向け
キャッシュバックなどのキャンペーンは、インターネット会社から見ると「新しいお客さんを獲得するための広告」です。
なので、So-net・フレッツ光以外の会社からの乗り換えや、まったくの新規で回線を引く人の方が多く割引やキャッシュバックがもらえるよう設定されていることが多いのです。
割引はちょっと少ないけどガマンするか…
「光コラボへの転用・マンション」ならOCN光の方が安い!
マンションでフレッツ光からの転用をする場合、キャンペーンを活用しても月額料金は3,900~4,000円です。
あなたがもしauのスマホを使っていれば、auスマートバリューの割引が受けられるため、So-net光でも十分お得です。
しかし スマホがau以外でありセット割引を考えていないのであれば、OCN光の方が安くなります。
月額料金 | 適用される割引 | |
---|---|---|
So-net光 | 3,900~4,000円 | ・長割(2年半契約) ・転用キャンペーン |
OCN光 | 3,600円 | ・2年自動更新型割引 |
OCN光もSo-net光と同じく混雑緩和対策の「IPv6」に対応しています。
無料かつ申し込み不要で自動適用なので、速度面でも安心です。
安い代わりにデメリットはないの?
結論から言うと、 正直大きなデメリットはありません。
強いて言うなら、毎月500円割引になる「長割」の適用条件が30ヶ月(2年半)の契約を約束することです。
他社の契約期間は「2年」が多いため、So-net光の「2年半」は他より少し長めであることはデメリットと言えるかもしれません。
しかし、あなたが持ち家でSo-net光を使うつもりだったり、マンションでも2年半以上今の家に住むつもりならまったく気にならず、デメリットにはなりません。
その他のSo-net 光 コラボレーションのキャンペーンについて
前の章にて、月額料金割引キャンペーンについて説明しました。
しかし、月額料金の割引は多くのキャンペーンのうちの1つです。
So-net 光 コラボレーションの公式サイトでは、これからSo-net光を契約する人へのサービスとして複数のキャンペーンが行われています。
転用キャンペーン(2018年1月現在)
転用する人向け 3つのキャンペーン
- 月額料金割引
- 戸建て:1~30ヶ月目 毎月400円割引(月額4,800円)
- マンション: 1~30ヶ月目 毎月100円割引(月額4,000円)、31~60ヶ月目 毎月200円割引(月額3,900円)
- Amazonギフト券プレゼント(10,000円分)
- プレイステーション®ストアチケット(20,000円分)+月額料金割引
ここではまずマンションの場合で比較します。
つまり、Amazonギフト券キャンペーンかプレイステーションストアチケットの2つを比較すればOKです。
プレイステーションストアチケットはオンラインでゲームを購入したりするときに使えます。
もしゲームをしないという人でも、割引は「月額料金割引キャンペーン」と同じなので、ここでは同じものとして説明します。
ここからは戸建てとマンションで注目すべきポイントが違ってきますので気をつけてください。
戸建てにお住まいの場合、Amazonギフト券の10,000円分を30ヶ月で割ると、1ヶ月あたり333円の割引と同じことになります。
これなら、月額料金を毎月400円割引してもらえるキャンペーンにしたほうがお得と言えるでしょう。
一方、マンションの場合、60ヶ月までに受けられる割引額を足すと9,000円になります。Amazonギフト券は10,000円なのでギフト券の方がお得です。
60ヶ月(5年)以内に引越し等でSo-net光を解約する可能性が少しでもあるなら、Amazonギフト券の方がお得になります。
新設キャンペーン(2018年1月現在)
新設する人向け 3つのキャンペーン
- 月額料金割引
- 戸建て:1~30ヶ月目 毎月400円割引(月額4,800円)
- マンション: 1~30ヶ月目 毎月600円割引(月額3,500円)
- Amazonギフト券プレゼント(20,000円分)+月額料金割引
- プレイステーション®ストアチケット(35,000円分)+月額料金割引
新規の場合は転用キャンペーンよりシンプルです。
月額料金割引は3つとも共通の金額なので、上乗せされるキャッシュバック・ギフト券の内容と金額で比べればOKです。
プレイステーションストアで35,000円確実に買い物をする人はストアチケットが一番高額なのでオススメです。
ゲームをしない人であれば、次に高額なのはキャッシュバック30,000円ですが、1つ注意点があります。
Amazonギフト券は、So-net光利用開始から5日程度で受け取れます。
一方でキャッシュバックは「申し込みから11カ月後の15日」に来る連絡を見逃さず、自分でちゃんと手続きをしないと受け取ることができません。
これをうっかり見逃す人が多いです。
見逃して0円になってしまうよりは、金額が下がってもいいから確実に受け取りたい、という人はAmazonギフト券のキャンペーンの方を選ぶことをおすすめします。
まとめ:
ここまで、So-net 光 コラボレーションの特徴と申し込み方についてみてきました。
改めて復習しましょう。
まず、「So-net光」と呼ばれているサービスには以下の2つがあります。
So-net 光 コラボレーションとSo-net 光 (auひかり) の違い
- So-net光コラボレーション:
- 回線:フレッツ光(をSo-netが借りて販売)
- 速度:シェアが多く混雑しやすい。特に利用者が多い地域だと 遅いと感じることも…
- 対応エリア:フレッツ光が使えるエリアならどこでも使える
- So-net(auひかり):
- 回線:auひかり
- 速度:利用者がまだ少ないため体感速度は速め
- 対応エリア:フレッツ光よりも提供エリアが狭く、使える人は限られる
筆者のオススメは「So-net 光 (auひかり) 」の方です。
しかしauひかりの対象エリア範囲外の人や、速度より安さを優先したい人にはSo-net 光 コラボレーションがオススメできます。
ただし、
- 今フレッツ光を使っている
- マンションに住んでいる
- スマホはau以外
という人はOCN光の方がおすすめと言えます。
また、So-net 光 コラボレーションには転用・新規契約それぞれにお得なキャンペーンがあります。
あなたに合った回線&お得なキャンペーンを選んで、満足いくインターネットを契約しましょう!