ソーシャルメディアの発展により、人々が友人や家族とライフイベントを共有する方法は大きく変化した。より多くの人々が、個人の重要なライフイベントをソーシャルプラットフォーム上で公開するようになっている。
ソーシャルメディアマネジメント企業であるSprout Socialが行ったユーザー生成コンテンツ(UGC)に関する調査は、ブランドのマーケティングにとって有益だろう。どのライフイベントで、消費者がブランド情報を共有しているのかも知ることができる。
同社は1200人以上を対象に米国で調査を行い、消費者がライフベントの投稿の中でブランドに言及する動機を調べた。
調査によると、消費者は人生の重要なポイントをソーシャルメディアで共有する傾向にある。
実際、回答者の79%がライフイベントをソーシャルメディアで共有している。それに対し、直接伝えるとしたのは75%、テキストメッセージは72%、電話は71%だった。
また、ライフイベントをソーシャルメディアで共有したことがあると答えた人のうち、94%が投稿先のプラットフォームにFacebookを選んでいた。
さらに、ほぼ3人に1人が、結婚や出産、家の購入などの、よりパーソナルなライフイベントでは、ブランドが関わる場合は投稿の中でブランド名を記すだろうとしている。
投稿の内容を見ると、友人や家族と過ごすホリデーシーズンを祝うシーンが最も多く、66%がソーシャルメディアで共有すると答えた。こうした投稿がブランドにとって大きなチャンスになる。
死や離婚、別れなどの悪いニュースや非常に感情的な出来事も共有されている。47%が大切な人の死について、11%が離婚や別離に関してソーシャルプラットフォームで共有すると答えた。
また、半数以上(51%)は、ライフイベントに関するアドバイスや情報を求めてFacebookを利用している。
これはPinterest(42%)やYouTube(34%)を利用するとした回答よりも高い数字だ。Instagramは全体の24%だが、ミレニアル世代では35%となった。
ソーシャルメディアでライフイベントを共有する理由を見ると、半数以上(54%)が自分のネットワークと一緒に祝いたいため、42%は他の人に役立つ情報を提供したいためという結果だった。
ブランドは自社のマーケティングを顧客中心の魅力的なものにすることで、これらの点からメリットを得ることができる。ユーザーが作成した効果的な投稿を、自社のキャンペーンで利用することも可能だ。
ユーザーの動機を上手に活用することで、顧客のネットワークと長期的なファンを獲得することができるかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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