おおらかなクマさんとちょっぴり負けん気の強いたぬきさん ほのぼの漫画に癒される
心がキュンとして、じんわりと温まる。
つい自分のことばかりを考えてしまったり、他人と比較してしまったり……とにかく毎日に疲れている人はきっと癒される、そんな漫画があります。おおらかで優しいクマさんとちょっぴり負けん気の強いたぬきさんの日々をつづる漫画「クマとたぬき」に、ほのぼのする人が続出しています。
漫画の作者は帆(@p6trf_w)さん。「クマとたぬき」以外にも、動物の四コマやイラストなどをTwitterで公開しています。
クマさんとたぬきさんののんびりとした日常を描く漫画は、思わず「ふふっ」となるものばかり。例えば「化ける」というお話では、「たぬきは化ける」というイメージに応えるべく、たぬきさんが葉っぱを頭に乗せて、化けることを宣言。体を丸めて「コロッケ」風の姿になるも、化けられるわけないとたぬきさんがぐたっとなり、クマさんも「そうですよね……」とたぬきさんを見つめています。
「秋の味覚」のお話では、クマさんとたぬきさんがイガ栗を発見。クマさんがイガから栗を出す係、たぬきさんが食べる係。最後にクマさんが見ると、イガの中には1つずつ栗が残っていました。たぬきさんが栗を半分ずつ残してくれていたのですね。
「冬がつらいたぬたぬき」では、たぬきさんがクマさんに寄りかかるようにして座りながら、春のあたたかさ、夏の暑さ、秋の涼しさを一緒に感じています。でも、冬は……クマさんは冬眠してたぬきさんはひとりぼっちになり、より寒さを感じているようです。クマさんの存在の大きさが分かります。
今年の干支である「戌年」にちなんだお話では、戌年だからたぬきの特集がされているかもと期待して、動物園に行く2頭。しかし、イヌ関連として特集されていたのはオオカミ。たぬきさんはふて寝してしまいます。そんなたぬきさんを「クマ年もないですよ」と慰めるクマさん。そして夜になり、星空を眺めながら、星座にはクマがあっていいなぁ、クマの星座の近くにたぬき座があったらいいのにと、たぬきさんが言います。「好き」と言わずして「好き」の気持ちが伝わるキュンとするラスト。
クマさんとたぬきさんというまったく違う2頭だからこそ、分かりあえることも分かり合えないことも含めて、とてもいい距離感で、いい塩梅。人間も、まったく違う考えや気持ちの相手をこんな風に認め合っていくことができれば、もっと優しい世の中になるのかもしれません。
帆さんのTwitterアカウントでは、他にもクマさんとたぬきさんのお話を見ることができます。
画像提供:帆(@p6trf_w)さん。
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