しょっぱなからネタバレご免ですが、去年10月に公開された『ブレードランナー』の続編『ブレードランナー2049』には、レプリカントのレイチェルがカメオ出演するんですよ。
若き日のショーン・ヤングのお姿なので、もちろんVFXで作られているわけですが、まぁ、驚くほど完成度が高かった! 不気味の谷現象は過去のものとなったのか、なんて思うほどでした。
このデジタル・ダブルを可能にしたのはMoving Picture Company(MPC)なんですが、先日そのレイチェルVFXの裏側映像を公開したんです。ぜひご覧ください。
近年話題になったデジタル・ダブルと言えば、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のターキンとレイアですが、あれよりもこのレイチェルのほうが格段にリアルです。
まぁ、レイチェルはもともと表情豊かなキャラクターでないので、VFXで再現しやすかったのというのはあるのでしょうが、それにしても登場のタイミング的にも完成度的にもゾクッとしました。
キャラクターのデジタル・ダブルやデジタル処理(『ジャスティス・リーグ』のスーパーマンとかね)に関しては賛否両論ですが、このレイチェルを見る限り、まだまだ可能性としてはアリだと痛感させられました。
それにしても効果的だったなぁ。VFXの使い方としては『ジュラシック・パーク』並にインパクトあったかも(いや、これは言い過ぎか?)。
Image: Vimeo
Source: Vimeo via Art of VFX
Andrew Liszewski-Gizmodo io9[原文]
(中川真知子)