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明日、泣けない女 / 昨日、甘えた男

4.0 2(上演期間中)

公演期間 2018年1月18日~2018年1月28日
会場 東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
出演 西野優希 / お宮の松 / 福田ゆみ / 輝山立 / 松岡恵望子 / 彩木りさ子 / 本間剛 / 兎本有紀 / 内谷正文 / 福澤重文 / 小野由香 / 春木生 / 加藤玲奈(AKB48) / 根本正勝
スタッフ 脚本・演出: 矢島弘一
ウェブサイト http://tokyomahalo.com
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  • おーにっちゃん

    (かけだしユーザー)

    題材は意外だけれども、基本は人間が先入観とどう向き合うか、の物語。


    題材として”ロキタンスキー症候群”を取り上げていて、それは珍しく思ったけれども、そこだけに集中したら物語の本質を見失う。

    本質は、人間が先入観とどう向き合うか、と思った。

    まあ、”ロキタンスキー症候群”に”セックス依存症”を絡めていて、そのへんがちょっと気になったけど。

    私がストーリーを組み立てるならば”ロキタンスキー症候群”という題材を捨て去って、”セックス依存症”だけを掘り下げて考えたかなあ・・・・


    まあ、やっぱこれくらいは書いてもいいかなと思うけど(テーマに沿ってはいるけど、鑑賞する人々が観たい内容は書いてないし)、

    「アルコールとかの依存症ならばともかく、セックスはダメだ、我慢できる」

    みたいな発言があったけれども、依存症なんて全部そうで、たとえば切手の収集家だって、切手が好きで好きでたまらないかというと違って、それを持っていないことの恐怖感から収集をさせられているのが実態、と私は考えている。

    だから私は、若い頃はいろんなモノを収集した。

    アニメーションのレーザーディスクに何十万円と費やしたこともあった。

    けれども、そんなのは自分が集めなくたって、世の中にありふれている。

    そう考えたら、収集することはパタッとしなくなった。

    だから私は収集にチカラは注がない。

    ・・・”依存症”って結局収集癖でしょう?


    だから、「セックス依存症と向き合うためには、セックスするのを否定しない」という”先生”だかの主張は、私はいいと思った。

    その発想に向き合ったときに、セックスだのといったときに、お酒ならばあけっぴろげで飲めるけれども、セックスは隠れたところでやらねばならない、人様に言えない、恥ずかしい・・・、みたいな発想をどうしてもみんなが持ってしまって、ダメだなあと思ってしまう。


    そして、その本質って結局は、この作品では描かれてなかったと思うけれども、自分の中にある「常識」とどう向き合うか、になると考える。

    自分の中にある「常識」を意識することなく、”ロキタンスキー症候群”などという病気があるのだ、という先入観を持ってしまっては、観客は自分の中にある「常識」を振り返ることがないだろう。

    そこがこの作品のちょっと弱いところかなあ、と思って、☆はひとつ減らして4つにした。


    自分がどう思っているかじゃなくて、相手がどう思っているかを考えることが大事で、たとえば新しい若奥さんとの間に子供が生まれる父親は、そのことをうれしいと思うだろうけれども・・・、
    前の奥さんとの間に生まれた子供が”ロキタンスキー症候群”で、子供さえ産めないことにものすごく悩んで苦しんでいる・・・・
    そんな娘の心を理解できない父親ってたいがいどうかと思うけれども、そういう親って意外にいる。
    私の親も私の言い分よりも世間体を気にした。


    ”ロキタンスキー症候群”でなくたって、たとえば子宮がんとかで子供が産めなくなった女性がいて、そんな方は、子供が産めないからとして離婚させられてきた、と、私は、見合い結婚を信じている親から、小さいころから聞かされた。

    まあ私だってもちろん、女性が子供が産めるか産めないかというと産めたほうがいいとは思うけれども、別に産めなくなって、産んですぐなんらかの理由で亡くなった方の代わりに子供を育てる、という、まあたとえば”赤毛のアン”のマシュウやマリラのようなやりかただってできると考えている。

    ・・・とここで”赤毛のアン”を強引に出したけれども、”カナダからの手紙”の歌唱がめちゃくちゃ印象的にされていたから、私もそれで思い出した。

    ”赤毛のアン”を訪ねる旅をしたら、”ラブレターフロムカナダ”という歌があった、と、はるか昔に言われたことがあって、その歌が歌われていて、思い出した。

    ・・・あと、もう1曲って森進一の”襟裳岬”で、この物語の舞台って襟裳岬ですよね?

    ”襟裳岬”って、個人的には赤毛のアンよりもさらにさかのぼって、”トトロのふるさと財団”がまだ”トトロのふるさと基金”といっていたときに・・・・っていま調べたら、2011年に”公益財団法人トトロのふるさと基金”になったのか。ややこしいなあ。
    その記憶が蘇った。

    ”あっ、トトロの森だ!”という、工藤直子さんの1992年の本で、”襟裳岬”の歌詞を引用して、襟裳岬だったか狭山丘陵だったか忘れたけれども、

    「”何もない”なんて言うのはとんでもない、たくさんあるじゃないか、という発想をしないと!」

    みたいなことが書いてあって、私はそれを高校生のときに読んだけれども、私のひとつの発想の原点ともいえる強烈な主張だった。


    だってこの舞台の襟裳岬だって、昆布はあるし、まあ難病に罹った女性一人助けられないダメ人間ばかりだけれども、それでもそこそこ個性的な人々がいて、なにもないわけではない。

    ”なにもない”なんて思っているから、”なにもない”ことになってしまう。

    目に見えるモノを、「いや自分知らんけどナニコレ!?」と思うだけで、いくらでも見えてくる。


    そんな題材が良かっただけに、あと一押し欲しかった。


    それで、私が観たのはAKBの加藤玲奈が出演しているからだけれども、私は加藤玲奈には因縁があって、会ったのは握手会で1回くらいだけど、それ以前に私はちょうど6年前くらいに加藤玲奈を、SNSのコメントだけで一撃で泣かせて、AKBのファンの間で大問題になったことがある。

    ・・・まあそれは具体的には触れないけれども、私の言い分を書くと、当時の加藤玲奈の意気込みを見ていたら、当時のAKBのシステムの中で落とされてしまう可能性があると思ったから、キツく書いた。

    その因縁なのかわからないけれども、今日は(もう昨日だけれども)私は当日券でK列11番で、最後に全員が整列するときに加藤玲奈の丁度真ん前だった。

    れなっちが私のことを見ていると確信するにはちょっと距離が遠すぎたけど、見つけてくれたとは思う。
    私SNS等々で顔出しめっちゃしとるし。

    まあ演技はもうちょっとできるかなあとは思うけれども、小憎たらしい役はできているかな。
    ・・・まあでももっとナチュラルにできるかな。


    本当はもっと観て、演技が上達するところを確認したいけど、1月下旬以降AKBの現役/OGの舞台がたてこみすぎていて、きっと1回しか観れないと思う。(今日だってリクアワなのか・・・)
    けど、☆ひとつ減らしたとはいえ、もう1回観たいとは思わせる内容である。
    2018年1月20日 02:03 | いいね:0件 コメント:0

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  • uzuz

    (新人ユーザー)

    前作が


    期待以上だったので、今回も期待しています!
    2018年1月16日 20:41 | いいね:0件 コメント:0

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