閉鎖病棟入院録① ※閲覧注意

精神科閉鎖病棟に入院してからの記録を付けます。これを読んでもしかしたら私も病気かも…とか、今まで気にしてなかったけど不安になってきた…とかそういう懸念が出て来そうな人は読まないでください。私に「私も病院行ったほうがいいですか?」とか聞かないでください。医者じゃないのでわかりません。キチガイの記録を娯楽として楽しめる人は読んでほしい。私も頑張って面白く書きます。

 

病名 強迫性障害(不潔恐怖、洗浄脅迫)

汚い物に触れてしまったのではないかと不安になり気持ちが落ち着くまで延々と洗浄行為を繰り返し、生活に支障が出る状態。

・洗濯物を干す前、又は干した後衣装ケースにしまうまでの間に自分以外に触れると、洗濯を失敗したと思い込み洗い直す。基本的に洗濯は部屋着以外は2回行う。

・家電の取り付けに来た業者が触れた場所を徹底的にアルコール消毒するがその後2週間経っても素手で触らない。ちなみにその業者が本当に正規の業者なのか不安になる。

・家族の手が布団に触れてしまい、そこから汚れた気がして布団が使えず、3日間椅子で寝る。

・外出時には薄手のゴム手袋をする。ある程度汚れたと判断したら予備の手袋(10セットくらい持って出る)に代える。

この時点で引いてる人〜!?私〜!!改めて書き起こすとドン引き。何に囚われている?怖い…各位 お願いだから友達辞めんでほしい フォローは外されても仕方ない ヤバイやつだもんね

 

入院までの経緯は→

精神科の閉鎖病棟に入院することになった話 - itoudane’s diary

私も今までこれが入院の対象になる病気だとは全く知らなかったので、最初こそびっくりしたしそこまでヤバかったのかと絶望しましたが、とにかく今の生活から逃げ出したくて入院する!!と二つ返事で了承しました。

 

でも逃げた先は刑務所だったんだなこれが 以下刑務所編 

 

閉鎖病棟について。まず外から病棟内に入るのに鍵付きの扉が二枚。その中では、携帯等の貴重品を入れる金庫がある部屋や、洗濯浴室が鍵付き。私はかなり自由度が高い患者だけども、洗濯したい時、外出したい時はまずナースコールして看護師を呼び、看護師同伴のもとで作業をすることになる。外出の際もエレベーターまで見送ってもらうし、外のコンビニ等で何か購入して来た時はその中身のチェックも行う。あと厳重だなと思ったのは、服用する薬は毎食後看護師が小分けにして持ってきて、目の前でちゃんと飲んだか確認する、ここまではわかるんだけど、カプセルを取り出したり粉薬の封を切るところまで看護師にお任せするのは正直ビビった。普通に嫌でしょ他人が握りしめた薬飲むの。普通に嫌なので自分で空けますって言ったら、看護師が部屋を出たところで参ったわって言ってるのが聞こえた。こっちが参っとるわ

 

入院時同伴してくれた母は拘置所みたいって言ってたけど私にとっては刑務所なんだよ。罪状は周りの人に迷惑かけすぎ罪。これから私がここで何をするかというと、触りたくないものに無理やり触れて価値観を矯正していく生活。つまりうんこに触って手洗っちゃダメだよみたいな話。いやうんこに触るわけじゃないけど私にとってはうんこなわけよ。でもうんこ触らないと家帰れないからうんこ頑張って触ります。以下備忘録

 

1日目

まず持参物を全部チェックされる。圧縮袋にパンパンに詰めた服も全部チェックされてすでに死んでる。シャワーが男女共用で1日交代なことを知り、最近男嫌いに拍車がかかっているのもあり絶対無理生理的に無理それなら銭湯の方がマシ!!と駄々をこねたところ、病院から歩いて5分のところに銭湯があった。この病気なってから温泉すら嫌だったのに、こんな個人経営の銭湯なんて生まれて初めてだったのに、止むを得ず入浴した。湯は気持ちよかったけど風呂上がり、脱衣所の床をベチャベチャ歩いてるところでなんか内臓とか大切なものを失った気がした。夜、モゾモゾしてたら布団をちょっと床に落とした。お前はいつもそうだ、誰からも愛されない。布団替えてくれって頼んだけどダメだった。仕方なく床に付いた部分を折って寝た。

 

2日目

進歩なし。主治医との話し中、椅子に座りたくなくて立ってたら急に気持ち悪くなってきて吐いた。吐いたので座った。

 

3日目

病棟内のコインランドリーで洗濯をした。しかも一回のみ。偉すぎる。この病気は言うならばスーパーネガティブ妄想癖である。コインランドリーなんかもう前の人がうんことしっこまみれのパジャマ洗ってんじゃないのか?としか思えないのである。そのうんことしっこの後の洗濯機で私は自分の服を洗った。あまりにも進歩。主治医に洗濯した!と報告したらめちゃくちゃ褒められた。小学何年生かな?普通に考えたら病棟内でうんことしっこまみれの服洗おうとしたら看護師が止めてるはずだが私はキチガイなのでそうは思わない。コインランドリーは犬の服やうんこしっこの服を洗っていたかもしれない場所であり、ドアノブはインフルエンザの患者がくしゃみを受け止めていた手で掴んだかもしれない場所なのだ。常に空から隕石が落ちてくるかもしれないと思いながら行動してるようなもんである。書き起こすと思ったより私がキチガイで悲しくなってくる。床に付いた布団もなんかもうどうでもよくなって普通に使ってる。外に、しかも院内を歩き回った服のままベッドにも入った。3日でこの成長ぶり、退院する頃にはゴキブリを手掴みしているかもしれない。早く帰りたい。結局やらなきゃ帰してもらえないからやってるだけ。早く帰ってゴロゴロしたい。基本的に病院って我々にとってはド不潔な場所なのでなるべくいたくない。だから刑務所。

 

4日目

散歩に出てきて今これを書いている。看護師に洗濯できた?と聞かれたのでできた!と報告すると褒めてもらえた。うんこちんちん!

 

続く