ぼくが愛読している凪のお暇の2巻に興味深い描写があった。
言いたくないけどさ…合コンとか婚活に来てる時点で、もう負けだよね?
男女それぞれ別の方向に。
セックスのことしか考えてない男の前に出てきちゃう時点で、自分が女であること以外に価値がないから、婚活パーティーとか出てくる種類の女は、負け組。
女の分のメシ代払わないと、女に笑顔振りまいてもらえない魅力のないオスって時点で、男としてもう負け組。
男女共通して負けてるところもあるんだぜ?
「知り合いに、または自分の趣味や仕事を通じて、異性に優しくしてもらえないから、不特定多数が参加するパーティーに参加するしかないって、時点でもう負けてる」
婚活は敗者復活戦だから、男も女も一度負けたやつしか来てないの。
逆に負けてないのに来てるやつは、お前の体か、金かを使って遊び倒してやろうという最低なやつだから…どうしようもないわけ。
だからさ…婚活パーティー出てる時点で、敗者なのに、
「クソみたいな男(女)しか来てねー」
って言うのは、そっくりそのまま「お前も負け組で、人のこと言えねーだろ」って話なんだよ。
好かれねーやつ同士が、分相応の相手と妥協し合う場所で、勝ちだ負けだ言ってるんじゃないよ。
いい関係になっても続かない、体や金があっても愛を伝えられなかった…そういう奴らの集まりでしょ?
結婚・恋愛できるかどうかと好かれるかどうかは別問題
…ぼく?
そんな金も暇もないし、そもそもぼくの話が面白いと思って会ってくれる人が同性異性問わずいるから、「別に」って感じ。
たださ…恋愛しようと思ったら、金がいる。
「お金まで全部出してくれる相手と付き合う」という選択肢もあるけど、それは俺の分まで働いてくれとるわけやから…忙しくなるわけ。
忙しい人と恋愛することになるからなかなか会えないわけ。
そうなると楽しい友達にはなれど、恋人・パートナー・結婚相手という形は…難しいよね。
昔はそういう自分に不甲斐なさを感じてたよ?
でも、今は問題がはっきりしてるから「お金の問題と、相手との都合さえ噛み合えば結婚できる人間だからいいや」と、自分の中で割り切りができてる。
割り切りができなくて不安な時期があったけど、人と会ううちに
「別に、職場にいなくても友達作れるなー」
「別に、パーティーに行かなくても、女性に会える生活しとるなぁ~」
って事に気づいたら…俺の中で、ピタッと焦りが消えた。
焦るどころか、「逆に金がなくても、会いに来る友達や女の子に恵まれてる大人って、世の中にそんなにいないから、俺って実はすごい幸運か、すごい愛されキャラだわ」とさえ、最近思う。
…ただ、会いに来た女の子が、ことごとくご飯代打してくれた代わりに、人妻か、彼氏持ち。また、頻繁に会えるところに住んでないことが多く…彼氏彼女という関係にはならなかった。
盛り上がることはちょくちょくあったけどね。
つまり、婚活パーティーの人と悩みの種類が違う。
…そもそも、ぼくは特殊規格すぎて、大半のパーティー参加者とは気が合わないけどね。
誤解を招きそうだから言うけど、ぼくのN度目のきっかけは、そういうワチャワチャしたパーティーで知り合った子だから…パーティーでも勝てるよ?
やろうと思えばできるけど…ぼくが捕まえる子変わってるから普通なやつばっかりの場所だと楽しめない。
なにより、ぼくにネット経由で出会う人が、学生時代からコンスタントに続いてて、さらにご飯までおごっていいという人も多くいたため、
「なんだ、モテるじゃん」
と、今では自分からパーティーに行く気も失せてる。
同時に、「もし彼女できても、もらうばっかりで与えることができないからしんどいだろうなぁ~」と自分の貧乏生活の中で感じることがあって、
「彼女作る前に貧乏解決するか、貧乏な俺にわざわざ会いに来てでもご飯おごり続けてくれる(そういう事情を汲み取ってくれる関係性が成立してる)状況になるまで、彼女作んなくていいや」
という気持ちになったら、急に、気持ちが楽になって、パーティーに慌てていく気持ちはもちろん、彼女作ることへの焦りもなくなった。
絶対、婚活パーティーとか行くやつに言うとキレられそうだけど、
「俺、モテるからいいや」
であり、キザな言い方すると
「俺、愛されてるけど、愛するだけの準備が足りてないから、今はやめとく」
でもあるかな。(すげー生意気だけど、実際そうだからしょうがない。)
いや、「あとで愛してくれたらいいから、愛させてください」ぐらいすげー踏み込んできた人がいたらありがたいけど…そこまで都合がいいと
「空から女の子降ってきた!!」
と変わんないから、…聞かなかったことにして。
たまーに、都合が良すぎて疑わしくなるほどのいい子に何年か一回エンカウントして、その度に助けられてるけど…そういうのありきで考えるのは…よくないよね。
とにかくさ…パーティーの常連さん、合コンの常連さんは多分、同性からの評価もろくなもんじゃないよ。
逆に、学校や職場やネットで友達作れるヤツはパーティーでもサクッと引かれ合う子を見つけられますって。
ぼく「パーティーっぽい場所がきっかけで、N度目の経験済ませた」って言ったけど、パーティーっぽい場所、そのときがはじめてだったもん。
で、その時に、波長が合う子を面白がってたら後々連絡とり合うことになったわけだけども…そういうことって、多分普段からネットで友達できたり、同性の友達からも信頼されてるやつはパッとできるんだよ。
恋がそういうゲームだと気づいた途端に、相席屋みたいなところに行くやつも、パーティーしてるやつも、どーでもよくなった。
「恋もほしいけど、恋は手を伸ばせば手に入るし、手に入れてきた。
本当に欲しいのはその向こうにある愛で、それはいろんな準備がいるんだ」
って、齢28とかで気づいた。
できる男はベビーカー押してる年齢だから…少し遅めの気づき。
恋で搾り取ろうとする男女が文化として認められることにいらついてた時期もあったけど…ぼく、そういうことしなくてもモテるし、やろうと思えばできちゃった経験があるから
「世の中の男女は、恋愛下手くそなんだなぁ~」
「本当の友達がいねーやつ、いっぱいいるんだなぁ~」
「バカでも友達いなくても行儀よくしてたらが金が入る奴隷大国だから、この国はアメリカどころか中国にも負けたんだなぁ」
と思った瞬間に、色々納得してどーでも良くなった。
ぼくがお金できたら、またパーティーの中でこじらせた変人捕まえに行くかもしれないけど…金ができないうちは、金稼ぐ練習と、金がなくても助けてくれる本当の友達と楽しくやるよ。
レベル低い女にディスられるよりは、同性の本当の友達の方がいいし、
面白いことやってたら、ご飯奢ってでも会いたいと思ってくれる女性は意外といることに気づいたから…当分、自分の世界でエンジョイしてる。
「ご飯奢ってでも会いたい」
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金はないけど、暇とネタだけはあるから、面白い時間を提供するわ。
婚活難民の駆け込み寺って…婚活自体が難民キャンプみたいだし、駆け込み寺みたいなもんなのに…まだ駆け込み寺があるのかよ…畜生道・餓鬼道・地獄道かよww