2018年1月20日(土)
スクウェア・エニックスは、1月22日~2月28日の期間に六本木ヒルズ森タワー52階森アーツセンターギャラリーで開催する“FINAL FANTASY 30th ANNIVERSARY EXHIBITION -別れの物語展-(別れの物語展)”のメディア向け発表会と内覧会を1月19日に開催しました。
“別れの物語展”は、『ファイナルファンタジー』誕生30周年の集大成として、30年の歴史を別れをテーマに振り返る大規模回顧展です。
発表会にはまず、スクウェア・エニックス代表取締役社長・松田洋祐さんが登壇。挨拶とともに、「“別れの物語展”では今までの『FF』シリーズの歴史を振り返っていただくとともに、これからの『FF』シリーズの発展、進化に思いをはせていただければと思います」とコメントしました。
続いて登壇したのは、『ファイナルファンタジー』30周年統括プロデューサーの橋本真司さん。本展の見どころとして、参加型インタラクティブシアターや、初公開となる設定資料、『FFXV』特別展示“幻の結婚式”、『FFVII』特別展示“エアリスの遺した言葉”を挙げていました。
発表会終盤には、ゲストととして最初に『FF』シリーズのキービジュアルを担当している天野喜孝さんが登壇しました。「『FF』シリーズはまだ続いている作品なので、今回の展示は途中を見てもらう感じだと思っています」と語りました。
そして、ゲスト2人目として登壇したのは、『FF』の生みの親である坂口博信さん。
「『FF』シリーズはどんどん新しい世代に引き継がれつつ、まだまだ成長していくということを実感しています。これからも40、50周年そして100周年ぐらいまで、次世代にやっていただきたいです」と今後の『FF』シリーズへの期待が語られました。
また、発表会では坂口さんと天野さんが会場内の展示にサインを入れるシーンも。どこに書かれているのか、探してみてくださいとのことです。
発表会の後には、メディア向けに坂口さん、橋本さんの囲み取材が行われたのでその模様をお届けします。
――『FF』シリーズが人気を集めた理由はなんだと思いますか?
坂口博信さん(以下、坂口):ゲームとしてのおもしろさとは別に、最先端のハードで深い技術を追求していった姿勢がよかったのではないかと思います。
――坂口さんは現在『FF』シリーズの制作にかかわっていないですが、再び制作してみたいという気持ちはありますか?
坂口:最先端の技術を若いクリエイターが作るということが大事だと思うので、新しい力、エネルギーで『FF』が育っていってもらう方が私としてはうれしいです。
――1番思い入れの深い、または苦労した作品はありますか?
坂口:1作目を制作した当時は、自分の足で雑誌社に売り込みへ行ったのですが、『ドラゴンクエスト』の対抗馬になるようなタイトルはあつかえないと門前払いされた記憶がありますね。
あとは、7作目ですね。自分たちの中でも3DのRPGってなんだろうという答えがなく、手探りの中で制作した作品なので、苦労した部分は多かったです。
橋本真司さん(以下、橋本):私も『FF7』でしょうか。
――ストーリーもすごく評価されていると思うのですが、ストーリー面ではどういった部分にこだわっていますか?
坂口:ストーリーそのものを楽しくしようというよりは、ゲームにどうなじませるか、自由で遊んでいる中でストーリーが自然と入ってくるようにするかに気を使って制作しました。
――“別れの物語展”の展示内容を作るうえで苦労した部分はありますか?
橋本:限られたスペースの中で、皆さんにメッセージを届けるにあたり、泣く泣く落としたタイトルやそれぞれのタイトルをどう見せていくかといった部分の調整が大変でした。
発表会の後には、”別れの物語展”の内覧会が行われたので、その模様をお届けします。
本展ではまず、来場者全員に音声ガイド機(スマートフォン/ヘッドホン付き)が配布されます。ニックネーム、誰と回顧展に来たか、プレイ経験のある『FF』シリーズタイトルの3つの質問に回答すると、内容によってパーソナライズされた音声情報を楽しむことができます。
最初に訪れることになるのが、オープニングシアター。高さ3.9m×幅12mの巨大壁面に投影された大迫力映像と音声ガイド機が連動し、最大50人まで参加できるアトラクションシアターです。
飛空艇エンタープライズ号に乗り込んだ来場者は、クリスタルから“氷属性”、“炎属性”、“雷属性”の力を借り、襲い掛かる幻獣バハムートに応戦することになります。
音声ガイド機の指示に従い画面をタップすると、属性ごとのパワーゲージがたまり飛空艇の魔導砲を発動することができます。
参加している来場者全員の力を合わせて、幻獣バハムートを打ち破りましょう。
モノリスをイメージした石柱に、『FFI』~『FFVI』の別れの名シーン映像を映し出すモニターが設置されています。
また、各展示物に近づくと音声ガイド機から該当タイトルのゲーム楽曲、『ビッグブリッヂの死闘(FFV)』などとともに、展示物の解説が流れます。
全室同様にモノリスをイメージした石柱に加えて、ミニシアター形式で『FFVII』~『FFXIII』の別れの名シーンが映し出されています。
本エリアでは、『Liberi Fatari(FFVIII)』や『閃光(FFXIII)』とともに、展示物の解説を聞くことができます。
また、“バスターソード(FFVIII)”や“ジャック・ガブラス(FFXII)”のスタチューも展示されています。
『FFX』の主人公・ティーダとヒロイン・ユウナの出会いから、哀しい運命が明らかになり、別れのラストシーンに向かっていく様子が、映像で映し出されています。
音声ガイド機からは、『ザナルカンドにて(FFX)』とともに2人の会話が流れます。
モニターと鏡が複雑に配置された幻想的な空間の部屋では、ティーダとユウナの記憶の中に迷い込んだかのような感覚を味わうことができます。
本エリアでは、『FFXV』の設定資料に加えて、特別展示“幻の結婚式”が用意されています。
音声ガイド機を通して、ゲーム本編のラストシーンで一瞬だけ映し出された幸せそうなノクティスとルナフレーナに、父レギスや親友たちが語る特別な祝辞を聞くことができます。
冒険者に光の戦士の希望を託して散った、オルシュファンとイゼルに捧げる追憶の部屋となっています。
クルザス中央高地の雪原にたたずむ墓標や精巧なシヴァの造形に加えて、冒険の舞台を描いたアートや設定画が展示されています。
15年以上続いている運営期間で紡がれたストーリーが追加ディスクごとに紹介されています。
各シナリオの名シーンダイジェスト動画とともに、歴史を感じることができる内容となっています。
エアリスと主人公クラウドが初めて出会う場所“スラムの教会”が再現されたエリアとなっています。
音声ガイド機からは、『教会に咲く花(FFVII)』とともに、特別に収録されたエアリス(声優:坂本真綾)の思い出を聞くことができます。
また、本エリアでは『FFVII』のアートパネルに加えて、『FFVII REMAKE』のイメージボードが展示されています。
エンディングエリアでは、入場前に回答した“プレイ経験のある『FF』タイトル”のゲーム楽曲をBGMに、『FF』シリーズを制作してきたクリエイターの言葉が展示されています。
また、最後に手元の音声ガイド機を専用のデバイスにかざすと登録したニックネームが“別れの物語の歴史に刻まれます。
さらに、音声ガイド機返却時には自身が聞いた楽曲のリストがもらえます。登録したニックネームも記載されており、自分だけの“別れの思い出”になります。
ミニチュアの視点で日常にあるものを別の物に見立てた写真“MINITURE CALENDAR”がSNSで人気を呼び、話題の田中達也さんが、『FF』シリーズをモチーフに制作した作品が展示されています。
また、天野さんが『FFXV』のために描いた“BIG BANG”を別のアプローチで描きなおした“BIG BANG‐誕生‐”も展示されています。
“別れの物語展”開催スペースと同フロアのカフェ“THE SUN”では、『ファイナルファンタジー』30周年を記念したオリジナルコラボメニューが提供されます。
以下では販売されるコラボメニューの写真を掲載します。
(C) 2000, 2005, 2018 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
(C) SQUARE ENIX CO., LTD. (C) DeNA Co., Ltd.
ILLUSTRATION : (C) 2000, 2017 YOSHITAKA AMANO
CHARACTER DESIGN : TETSUYA NOMURA
ILLUSTRATION : TOSHIYUKI ITAHANA
[集計期間2018年 01月13日~01月19日]
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