高須院長 南北合同、五輪政治利用韓国に激怒「選手に失礼」
高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は開幕が迫ってきた平昌オリンピックでの“南北合同チーム”についてお話をうかがいました。
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──平昌オリンピックの開幕が近づいてきました。北朝鮮情勢を考慮し、アメリカやヨーロッパ各国がボイコットするのではないか…などいう話もありましたが、特にボイコットはなさそうです。しかし一方で韓国政府からの働きかけで、北朝鮮は選手団を派遣することを決定しました。女子アイスホッケーでは南北合同チームで出場するほか、開会式では「統一旗」を掲げて南北合同で入場することで合意しています。
高須:オリンピックを政治利用してはならないというのが、共通認識だと思うけど、これまた驚くほどに露骨な政治利用だね。韓国政府にとって、世界のルールなんてものは、まったく関係ないのかな? もはや笑えてくるレベルだね。
そもそも北朝鮮は、他国の国民を拉致してスパイ活動をさせて、ミサイルを次々と放って挑発してくるようなテロ国家であるという大前提がある。そういう国におかしなことをさせないために、日本とアメリカと韓国は協力しなくてはいけない。
にも関わらず、文在寅大統領は北朝鮮に圧力をかけるのではなく、仲良くしようとして、ついにはオリンピックを利用してきたわけだよ。本当に理解に苦しむね。世界中から「スポーツを政治利用するルール破り国家」だと白い目で見られることがわかっているのに、どうしてテロ国家と手を組もうと思うのだろうか…。
結局のところ韓国は北朝鮮情勢を本気で解決しようとは思っていないんだろうな。それどころか、立場的には完全に北朝鮮側に回っているということなんだよ。本来協力しなければいけないはずの日本に対しては、いつまでも解決済みの慰安婦問題で言いがかりをつけてくるのに、ミサイルをバンバン打っている北朝鮮と握手をするんだから、もはやそういうことでしょ。韓国政府が戦いをふっかけている相手は、北朝鮮ではなく日本なんだ。韓国と北朝鮮の共通認識は「敵は日本」ということなんだよ。
日本政府も、そのあたりはそろそろはっきりさせたほうがいいのかもしれない。いつまでも韓国政府の不誠実な態度を許していたら、ただただ北朝鮮をめぐる緊張が長引くだけで、日本国内の政治も停滞してしまう。
それはアメリカも同じだよ。トランプ大統領だっていつまでも北朝鮮なんかを相手にしていたくはないはず。でも、韓国に足を引っ張られて、何もできないままズルズル時間だけが経ってしまう。このままではトランプは、韓国のせいで何の成果もあげられないまま、次の大統領選を迎えることになるだろうね。それはトランプのキャリアに傷がつくということだけでなく、単純にアメリカが大きな損をするということだ。そろそろアメリカも本気で韓国に対して圧力をかけなくちゃいけないんじゃないかな。「お前がすべきは北朝鮮を叩くことだ」と知らしめないと、取り返しがつかないことになりかねない。
──女子アイスホッケーの南北合同チームは、既存の韓国代表チームに北朝鮮の選手数人を合流させる形にするとのことで、韓国代表選手の一部からは「出場機会が奪われる」と反発もあるようです。
高須:そりゃそうだ。純粋にスポーツ選手として練習してきて、晴れ舞台でプレイできると思っていたところで、いきなり政治利用されるんだからね。韓国政府がやっていることはスポーツ選手にとって本当に失礼なこと。選手を応援する気持ちなんて微塵もないんだろうな。
──韓国の李洛淵首相は、韓国女子アイスホッケー代表について「メダル圏内にはない」と発言したそうです。
高須:どうせメダルが獲れないんなら、北朝鮮の選手を入れても影響ないだろうっていうことか。これは本当に酷い。こんな政府のいいなりにならなきゃいけないなんて、韓国のスポーツ選手が不憫でならない。もっと純粋にスポーツに打ち込ませてあげたいと思うよ。韓国政府は本当に最悪。こういう選手たちを見ていると、サポートしたくなっちゃうなあ…。
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自身も学生時代にはアイスホッケーの選手をしており、女子アイスホッケー日本代表のスポンサーを務めたこともある高須院長。アイスホッケーを愛する人間として、女子アイスホッケーを政治利用する韓国政府により一層激しい怒りを抱いているのかもしれない。
【プロフィール】
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。
昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『行ったり来たり 僕の札束』(小学館)など。最新刊は『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)。