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このさき ~夏目漱石『こころ』続編~

作者:日野成美
夏目漱石『こころ』の、そのさきの物語。私淑する〈先生〉から遺書を受け取り、臨終の父親を打ちやって東京へとむかった〈私〉。その長い遺書に書かれていたのは、肉親に裏切られ、親友Kを裏切って恋を手に入れた、先生の苦しい過去であった(夏目漱石『こころ』承前)。東京へ到着するとすでに先生の葬儀は済み、先生の妻〈奥さん〉一人がこの世に残されていた。「決して妻には見せないでほしい」と固く希望された遺書。そこに先生の叔父があらわれ、事態は転回する。宿を貸す〈私〉の友人〈H〉を通じてやってくる〈私〉の郷里からの手紙。奥さんは先生の死の真相について……。先生の死を自殺と伝えて、遺書を見せ、先生の遺志を裏切るか。そ>>続きを読む
~一~
2017/07/10 15:47
~二~
2017/07/10 15:49
~三~
2017/07/11 18:59
~四~
2017/07/11 19:00
~五~
2017/07/11 19:05
~六~
2017/07/12 18:34
~七~
2017/07/12 18:35
~八~
2017/07/12 18:36
~九~
2017/07/12 18:43
~*~
2017/07/12 18:45
~十~
2017/07/13 18:27
~十一~
2017/07/13 18:28
~十二~
2017/07/13 18:36
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