習心帰大道《都流茶道教室■月桑軒》in 池袋

池袋にほどちかい「バシブクロ」なんて言われる地域の自宅で開いた茶道教室です。「もっと気軽に、ちょっと気楽に」を合言葉に、茶道体験教室「お茶会へ行こう」を催しております。

2016年2月8日より、櫻香庵月誧宗地改め碧夢庵道舜宗地となりました。


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 2016年12月20日放送のテレビ東京『なんでも鑑定団』にて、史上五つ目とされる耀変天目が披露されました。しかし、世上の期待を裏切ったのか、放送後誰もそのことについて語ろうとしませんでした。

 

 私の感想としては、素晴らしい天目でしたし、かすかではありますが耀変はでていました。

現存する天目は、稲葉天目と藤田美術館の耀変天目、大徳寺龍光院の耀変天目で、本能寺の変で失われた東山御物から信長に下賜された耀変天目で四つが日本に伝来したといわれます。しかし、今回の天目は、美しさの点でそれらを凌がず、「あんなもの」みたいな言われ方をしている人をちょろちょろ見かけましたが、そんなにひどい物でしたでしょうか。

 

 そもそも耀変とは、天目の皮膜の光の屈折によって起こる乱反射であり、強い光を四方から当てるスタジオでは発現しにくい訳です。指向性の強い光を一方向から当てた方がよかったのではないか?とも思いますが、時間の関係からでしょうか、照明を暗くしたりということはなかったですね。これからより精密な鑑定などを行うのかもしれません。

 

 まぁ、一般人で、写真や映像を脳内で色調補正のできない人が多いのがわかりますがが、偉い先生方は、批判をされるのなら、本物見るまで黙ったほうがいいような気がします。

 

 まず、その伝来がしっかりしています。
 三好長慶の系譜があり、家紋のついた仕覆があり、四百年前の曲輪っぱと思われる箱など、条件は申し分なく、また、現存する三点の耀変天目を上回るようなら、三好家が江戸時代に将軍家に献上していたであろうことを鑑みれば、史上五つ目の天目が、耀変の中では最下位であっても不思議ではありません。

 

 あと、補足として三好長慶の妹は千利休の妻でして、この辺りの関連性もあるかもしれませんね。

 

 しかし、華やかさはないものの、ややマットな黒は奥深さがあり、白く浮き出た斑紋は夜の海辺によせる波頭のようであり、その周りにかすかに耀変がでておりまして、間違いなく耀変であろうと思います。

 

 さらに言えば、買えませんけれども、耀変天目で唯一私がほしい!と思えたものです。
 ほかの物はきらびやかすぎて好きじゃないんですよね。素晴らしいものなんですけれどもw

 

 私的には今回のこの天目、「三好天目」と呼ぶことにしますw

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