こんにちは。料理研究家の河瀬璃菜です。
突然ですが、皆様「XO醬」をご存知ですか?香港発の合わせ調味料で、干しエビや干し貝柱を使った調味料です。
そのまま食べても、何かの料理に味付けしても美味しいXO醬ですが、自家製したくてもホタテの貝柱の乾物って、いいお値段するし、スーパーではなかなか売っていないんですよね。
そこで、今回目を付けたのが
ホタテのひも!
おつまみなどでよく食べるアレです。これなら安価で手軽に手に入るので、作りたいときに作れちゃいます。そのほかの材料も手に入るやすいものをチョイスしました!
自家製のXO醬は市販のものに比べ旨味が強くとっても美味しいですよ。早速ご紹介します。
自家製XO醬の作り方
材料(作りやすい量)
- 干し貝柱のひも・・・50g
- 桜エビ・・・10g
- 干しシイタケ(スライス)・・・5g
- 長ネギ・・・・1本
- ハム・・・ 5枚
- にんにく・・・2かけ
- 生姜・・・・2かけ
- 唐辛子・・・1本
- 酒・・・大さじ1
- オイスターソース・・・大さじ1
- ナンプラー・・・小さじ2
- ごま油・・・大さじ5
- サラダ油・・・大さじ2
- ラー油・・・小さじ1
- 味噌・・・小さじ2
- 乾物の戻し汁・・・・大さじ2
下準備
- 干し貝柱のひも、桜エビ、干し椎茸は500ccの水で戻す。
作り方
1. 干し貝柱のひもと、干し椎茸、桜エビは水で戻して、あらみじん切りにする。
2. 長ネギ、ハム、にんにく、生姜、唐辛子はみじん切りにする。
3. 中火で熱した鍋に、サラダ油を引き、にんにく、生姜、長ネギ、唐辛子を香りが立つまで炒めたら、干し貝柱、干し椎茸、干しエビ、ハムを入れ、水分を飛ばす。
4. 3.に酒を入れ、アルコールを飛ばしたら、乾物の戻し汁、オイスターソース、ナンプラー、味噌を加え、5~6分ほど煮詰め、最後にごま油とラー油を加えて混ぜ合わせる。
旨味がぎゅっと濃縮されたXO醬はこのままちびちび食べてもいいおつまみになります!
その他、卵かけご飯の調味料としても、餃子のたれとしても、茹で鳥やしゃぶしゃぶにかけたりしても美味しいですよ。
箸が止まらない…!「やみつきエリンギ」
材料(1人分)
- エリンギ・・・2本
- XO醬・・・・大さじ1
- ごま油・・・適量
- 塩コショウ・・・少々
作り方
- エリンギは、薄切りにする。
- 中火で熱したフライパンにごま油を引き、エリンギを炒めたら、塩コショウをふり、XO醬をあえる。
エリンギを炒めて、XO醬と絡めただけなのに、箸が止まらないおつまみが完成してしまいました。もっと作ればよかったと後悔しそうなくらいの美味しさ。
具材と味付けの一石二鳥感よ…!「XOチャーハン」
材料(1人分)
- ご飯・・・1膳
- 卵・・・・1個
- XO醬・・・大さじ2
- 塩コショウ・・・少々
- 青ネギ・・・適量
作り方
- ご飯と卵と塩コショウは混ぜ合わせる。
- 中火で熱したフライパンにごま油を引き、1.をパラパラになるまで炒めたら、XO醬を入れ混ぜ合わせる。
- 2.に青ネギを散らす。
具材も味付けもXO醬だけなのに、奥深い旨味を感じることができます。具材、味付けどちらも一度にできる一石二鳥具材もズボラさんには嬉しいですね!
えびとアスパラの「XO醬焼きそば」
材料(1人分)
作り方
- えびは食べやすい大きさに切り、塩コショウをふる。アスパラは根元をピーラーでむき、2cm幅の斜め切りにする。
- 中火で熱したフライパンにごま油を引き、えびを炒めたら、焼きそば麺と酒を加え、蓋をし、1~2分蒸す。
- 2.にアスパラを入れたら、XO醬を入れ混ぜ合わせ、塩コショウで味を整える。
干した魚介を使っている調味料なので、えびやイカなどの魚介類と最高にマッチします。麺は無しで、炒め物としても美味しく頂けますよ。
余ったおつまみを使ってXO醬!今回は、ホタテのひもを使いましたが、するめなどを使っても美味しくつくることができそう!ぜひお試しくださいね!
河瀬璃菜 りな助(料理研究家・フードコーディネーター)
1988年5月8日生まれ。福岡県出身。
レシピ開発、商品開発、レシピ動画制作、企画執筆、編集、イベントメディア出演、料理教室など食に纏わる様々なお仕事をしています。
時短、ズボラ、ねと飯系が得意。料理ができない人でも作ってみたくなるレシピを提案します。
著書「ジャーではじめるデトックスウォーター」「決定版節約冷凍レシピ」「発酵いらずのちぎりパン」 など
Blog: http://lineblog.me/linakawase/
Twitter:https://twitter.com/linasuke0508