2018/1/17 Update
[詳細] セクションに詳細情報を追記しました。
現象
2018 年 1 月度の Office 対象のセキュリティ更新プログラムとしてリリースされた Office 2007、Office 2010、Office 2013、Office 2016 向けの更新プログラムを適用すると、数式エディター 3.0 の機能が削除されます。
!!2018/1/17 Update!!
詳細
数式エディター 3.0 は、サードパーティによって作成された機能で、多くのバージョンの Office に含まれていましたが、セキュリティの脆弱性の問題が確認されたため、安全性への影響を考慮して 2018年 1 月度のセキュリティ更新プログラムの適用後は削除されます。更新プログラムをアンインストールしても、数式エディター 3.0 は再追加されません。
数式ツールは継続して使用することができます。
数式エディター 3.0 の機能が削除された後に、数式エディター 3.0 で新たに数式を作成したり、Office ファイル内に含まれる数式エディター 3.0 オブジェクトを編集することはできません。
数式エディター 3.0 オブジェクトを含むファイルを開いて、追加されている数式を表示することはできますが、編集しようとするとエラーが表示されます。
以下は、Excel または Word で表示されるメッセージです。アプリケーションやバージョンによって異なるメッセージもあります。
作成元アプリケーション、作成元ファイル、または項目が見つかりません。
アプリケーションが正しくセットアップされているか、削除、移動、名前の変更、ポリシーによるブロックが行われていないかどうかを確認してください。
数式エディター 3.0 の機能が削除された後の影響や対処策については、以下のサポート技術情報が公開されています。
Office 内の数式を編集するときのエラー
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4057882/
Windows インストーラ版の KB 番号は以下となります。
Office 2007
2007 Microsoft Office スイート セキュリティ更新プログラムについて2018 年 1 月 9 日
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4011656
Office 2010
Office 2010 用のセキュリティ更新プログラムについて2018 年 1 月 9 日
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4011610
Office 2013
Office 2013 用のセキュリティ更新プログラムについて2018 年 1 月 9 日
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4011580
Office 2016
Office 2016 用のセキュリティ更新プログラムについて2018 年 1 月 9 日
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4011574
クイック実行版の Office 2013 または Office 2016 向けの更新を適用した場合も、同じように数式エディター 3.0 の機能が削除されます。
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