大谷の二刀流に暗雲　エ軍ＧＭが一転、先発６人制に消極姿勢

　あれ、大谷のため先発ローテ６人制にするはずじゃ…。エンゼルスのエプラーＧＭが、一転して先発６人制の導入に消極的な姿勢を示した。１７日、大リーグ公式サイトのラジオ番組ＭＬＢナウに出演した同ＧＭは「完全な先発６人制にするのか」との質問に「いずれ、じっくり導入を検討する時が来るだろうが、明確に採用するとは言い難い」と、奥歯に物が挟まったような物言いだった。

　昨年１２月に大谷を獲得した際は、ソーシア監督と異口同音に「二刀流実現のため、真剣に６人制を検討する」と言っていたが、著しくトーンダウン。さらに「（シーズン中は）１７、１８連戦や２０連戦もあるから、その際は６人制にする可能性はある。十分に先発をこなせると思う投手が８、９人はいるからね」と“パートタイム６人制”を示唆した。

　大リーグは通常、先発ローテ５人制。より登板間隔が長い６人制を敷けば、大谷が登板日以外は打席に立てるチャンスも必然的に増えるが、エ軍は投手に重きを置くのかもしれない。