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1616話
ギメカラがレイ達の前に現れてから、数日……その間に一つの村に寄ったが、そこにギメカラの姿はおろか、馬や馬車、飼い葉、護衛、食料、服……といった、レイ達が欲しているものは何も用意されていなかった。
もっとも、レイ達が要求しているのは、千人分の物資だ。
当然のようにすぐに用意出来るものではないというのは、レイ達にも理解出来た。
また、毎晩野宿ではなく砂上船の中で眠れるようになったのが大きいのか、雨風の類を、そして虫やモンスター、盗賊といった存在を気にしなくてもよくなり、一行の疲れが十分に癒やされるようになったというのも大きいだろう。
また、疲れが癒やされるということで毎日歩き続けることにより、多くの者が歩くのに慣れたり、体力がついてきたりといった風に順調な旅路になっていった。
そうして夜になったその日も、当然ながらレイ達はいつものように野宿をしていた。
……もっとも、レイ達はマジックテント、それ以外の面々は砂上船と、普通に野宿を聞いて想像するようなものではないのだが。
野宿であるにも関わらず、雨風を気にせずにすむという時点で……そしてレイがミスティリングから取り出した食料と、一日の疲れを癒やす為に流水の短剣で生み出した極上の水という、それこそ旅人や冒険者が聞けば、どこが野宿だと怒ってもおかしくはない野宿。
「そう言えば、結局ギメカラはまだ来ないな」
「恐らく、向こうでも色々と揺れているのだろう。その気持ちも、分からないではないがな」
エレーナがコップの中に入った果実水を味わいつつ、笑みと共に言う。
「一応あまり遅いと向こうにとってはこっちの手助けをしても意味がないと言ってあるんだから、遅かれ早かれ動きはあると思ってたんだけどな」
「あら、今の話から考えると、レイは早く動きがあると思ってたの?」
遅かれ早かれと口にしたにも関わらず、レイとエレーナの話を聞いていたマリーナはレイに向かってそう告げる。
そんな言葉に、レイは一口サイズの梨……といった果実を食べながら、頷く。
実際、レイの予想では翌日とまではいかなくても、数日中には馬車を始めとした物資の用意がされているとばかり思っていたのだ。
楽観的な予想だったのは間違いないが、それでも可能性は十分にあると思っていた。
それが完璧に外れた形になったのだから、レイが少し残念に思っても仕方がないのだろう。
「つまり、ゾルゲー商会は本気でレーブルリナ国から脱出するつもりはなかったってこと?」
「脱出じゃなくて、本拠地……本店か? その移転だろ?」
「それが脱出でしょ。違う?」
そう言われれば、レイも違うとは言わなかった。
実際にはギメカラの説明から考えて、レーブルリナ国を脱出するという点が一番大きかったのは間違いないのだから。
だが……だからこそ、少しでも早くレイ達に対して物資を融通し、恩に着せるという真似をする必要がある筈なのだ。
「まぁ、ゾルゲー商会はレーブルリナ国でも大きな商会だし、意見をすぐに全員一致で揃える……なんて真似は難しいんでしょうね」
「そうだな。それに、本来なら長距離を旅したことがなかった者達も、今ではそれなりに慣れてきているのは、レイも知ってるだろう?」
「ああ。鹿とか熊とか猪とかの解体とかも出来るようになってきしな」
セトが最初に獲った獲物は鹿だったが、それ以外にも熊や猪といった動物を狩ることに成功している。
最初こそ動物の解体に戸惑ったり、それこそ育ちがいい女は吐きもした。
だが、これから先のことを考えれば、当然少しでも多くの人員が解体作業を出来るようにする必要があった。
女達の中には猟師として暮らしてきた者もいるので、そのような者達が教師役となり、動物の解体を教えている。
当然解体が終わった獲物は、食事として腹の中に入ることになる。
毛皮の類は、村に寄った時に売れるように取ってあり、現在はレイのミスティリングに収納されていた。
そこまで量がないので、それこそ馬車の中に置いておいてもよかったのだが……何かあった時のことを考えれば、やはりレイが持っているのが安全だと判断したのだろう。
そのような作業を通じて、女達の中にも連帯感や仲間意識といったものも育ってきた。
十人一組で行動させていることも影響しているだろうし、何よりやはり全員が洗脳されて娼婦として働かされていたという共通点があるのも、仲良くなった理由の一つなのは間違いない。
「明日は雨かしら?」
夜空を見上げながら、マリーナが呟く。
いつもであれば、多少雲があってもその隙間から月明かり地上を照らし、また星の光を見ることが出来る。
だが、今の夜空は完全に雲に覆われており、月も星も一切見ることが出来ない。
そして、生暖かい風がながれているのを考えれば、マリーナが明日は雨と認識してもおかしなことではかった。
「雨か。……メジョウゴを出発してから、何だかんだと今までは天気に恵まれたのにな」
勿論、旅の途中で雨に降られたことはある。
それでも、雨は数十分……どんなに降っても一時間程度で雨足を弱め、旅を続けることが不可能な程の土砂降りというのはなかった。
しかし、今の状況を考えれば、間違いなく明日は……いや、早ければ今夜にでも雨が降るのは確実だろう。
そう判断出来る程に、現在の状況には雨の前兆があった。
「雨が降ってきたら、どうするの? 弱い雨ならいいけど……」
強い雨……いわゆる、豪雨と呼ばれるような雨が降ってきたらどうするのか。
そうマリーナに尋ねられるが、レイはすぐに答えられない。
多少の雨であれば、マリーナが言うように進むのに問題はない。
だが、豪雨と呼べる程の雨にあった場合、まだ全員がしっかりとした服を着ている訳ではない以上、風邪を引くという可能性がある。
また、馬車を牽く馬も雨の中で進むのは色々と体力的に厳しいのは事実だ。
ただでさえ馬の数が少ない今、無駄に馬の体力を消耗させるような真似をするのは不味い。
それらの事情が、レイがこれからどうするのかを迷わせていたのだ。
(出来るだけ早くギルムに到着したいけど、ここで無理をして、結果として余計に時間を浪費するのは避けたい。それに歩くのに慣れてきたのはいいけど、それでもここ数日は一日中歩き続けだ。そうなると、ゆっくりと身体を休める日があってもいいか)
ここで無理をすれば、結果としてギルムに到着するのは余計に遅くなる。
そう判断し、レイは口を開く。
「雨が強いようなら、明日は一日休みにしよう。俺達と違って、旅慣れている奴ばかりとも限らないしな」
レイの言葉に、マリーナは安堵の息を吐く。
歩いている者の中に、疲れが溜まってきているのがマリーナには分かっていたからだ。
もしここで無理に進むとレイが言っていれば、間違いなくマリーナはそれに対して否定的な意見を述べただろう。
何だかんだと、この中ではマリーナが一番長く生きているだけあって、紅蓮の翼のストッパー役という役目が自然と任されている為だ。
「そうね。個人的には疲れてる人も多いし、少しでも雨が降っていたら明日は休みということにしてもいいと思うけど。その辺の判断はレイに任せるわ。……あら?」」
言葉の途中で、マリーナは夜空を見上げる。
もっとも、雲により月も星も完全に隠されているのだから、今の状況で夜空を見上げても意味はないのだが。
それでも、他の者達もマリーナが何故夜空を見上げたのかは、すぐに理解出来た。
「雨、ね」
ヴィヘラの呟きが周囲に響く。
その言葉通り、小さな雨粒が夜空から落ちてきていた。
掌を上に向けたレイは、そこに落ちてきた雨粒を感じると同時に、今までよりも一層生温い風が周囲を通りすぎたように思えた。
「取りあえずマジックテントの中に入るか。焚き火は雨が勝手に消してくれるだろうし」
そんなレイの言葉で、全員がマジックテントの中に入る。
もっとも、雨に紛れて盗賊やジャーヤの追っ手といった者達がやってこないように、マジックテントは完全に閉めず、中から外の様子を見られるようにはしているのだが。
「お、砂上船の中でも雨に気が付いた奴は出てきたみたいだな」
微かに、砂上船の中から声が聞こえてくる。
それは嬉しさからの歓声なのか、それとも雨を嫌っての嘆きなのか……それはレイにも分からなかったが、それでも雨が降り始めた以上、レイの中では明日は一日休むということは半ば決定していた。
(小雨とか霧雨とかなら、無理して移動出来ないことはないんだろうけど。風邪とかになれば、ちょっと洒落にならないし)
そういう意味では、疲れを癒やす為に一日休むというのは、丁度いいタイミングだったのだろう。
「もっとも、砂上船の中の連中が本当一日で疲れが癒やされるかどうかは、分からないけど」
「……もう少し大きい船なら、その辺りの心配もいらなかったんでしょうけどね」
「だろうな」
レイが持っている砂上船は、紅蓮の翼で使うだけであれば広すぎるとだけの大きさを持つ。
だが、千人近い人数がゆっくり出来るかと言われれば……答えは否なのだ。
個室でもベッドの上に二人……場合によっては三人。
床や廊下といった場所で寝る者もいるし、最も大勢が眠っているのは、砂上船の胴体部分……貨物室となる。
そのような場所だけに、本当の意味でゆっくり寛げるかと言われれば、否となる。
だが、それでも野宿として毛布も何もない状況で草や土の上に直接寝るよりは、快適だった。
もっとも、これだけの人数だ。トイレの類はどうしても混み合うことになる。
マジックアイテムのおかげで溢れるということはないのだが、それでもトイレの数は限られている。
結果として、大勢がトイレを砂上船から出て野外ですませるおとも多かった。
「取りあえず、明日は休みということで……明後日には出発したいところだな」
「そうね。でも、馬の世話とかもする必要があるから、完全に休みという訳にもいかないわ」
馬車を牽く為の馬は、砂上船の近くに繋がれている。
幸い、狼の類はセトの存在によって近づいてこないのだが……それでも、万が一何かあるということはある。
それに飼い葉を与えたり、水を与えたりといったこともせねばならず、馬の数も数もあって相応の人手が必要なのも間違いではなかった。
「ふむ。しかし服を作るという意味では、それなりにいいのでははないか? 普段であれば馬車に乗っている者だけで服を作っていたが、明日は全員で一気に服を作ることが出来る」
「そうね。もっとも、全員って訳にもいかないでしょうけど」
マリーナの言葉に、エレーナが降っている雨をマジックテントの中から眺めながら首を傾げる。
「何故だ?」
「……なら聞くけど、エレーナは服を縫えるのかしら? ヴィヘラは? ビューネ……は、縫えるかもしれないけど。……レイは?」
そう言われれば、エレーナは納得するしかない。
それどころか、とばっちりを受けた形のヴィヘラやレイも、マリーナの言葉に頷くことが出来なかった。
唯一縫えるかもしれないと言われたビューネだけは、表情を変えずとも、少しだけ得意そうな雰囲気を発していたが。
「なるほど。マリーナの言い分は理解出来た。女達の中にも色々といるということだな」
「そうなるわね。勿論、服を縫うくらいの技術を持ってる人が多いのは事実だろうけど」
大きな商会を持つ商人の娘や、爵位は高くないが貴族の娘という者も女達の中には何人かいる。
そんな者達とは逆に、住む場所も何もないところを捕らえられたような女も、服を縫うといった真似は出来ないだろう。
そこまで極端ではなくても、そこそこ金持ちの家であれば、自分で服を縫うのではない者もいただろうし、祖母や母親にその辺りを任せきりにしていた……という者もいる。
「まぁ、それでも服を縫える奴は多いんだろ? なら、移動しながら馬車で縫うよりは、断然マシな筈だ」
どこか誤魔化すように告げるレイだったが、実際その言葉は決して間違っている訳ではない。
縫う服そのものも、別に凝った代物という訳ではなく比較的簡単に出来るものである以上、明日一日で大分服の数が増えるというのは間違いなかった。
(もっとも、捗りすぎて布が足りなくなる可能性も決して否定は出来ないけど)
これまで、村で購入してきた布の数はそれなりの量にはなるが、それはあくまでもそれなりでしかない。
それこそ、千人分の服を作るのに十分かと言われれば……その辺りの事情にはあまり詳しくないレイであっても、迷わず首を横に振るだろう。
「取りあえず、明日は休日にするつもりだったけど、別の意味で色々と騒がしくなりそうだな」
他の面々と共に、マジックテントの中から雨の景色を見ながら、レイはそう呟くのだった。
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