挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
レジェンド 作者:神無月 紅

レーブルリナ国

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
1616/1616

1616話

 ギメカラがレイ達の前に現れてから、数日……その間に一つの村に寄ったが、そこにギメカラの姿はおろか、馬や馬車、飼い葉、護衛、食料、服……といった、レイ達が欲しているものは何も用意されていなかった。
 もっとも、レイ達が要求しているのは、千人分の物資だ。
 当然のようにすぐに用意出来るものではないというのは、レイ達にも理解出来た。
 また、毎晩野宿ではなく砂上船の中で眠れるようになったのが大きいのか、雨風の類を、そして虫やモンスター、盗賊といった存在を気にしなくてもよくなり、一行の疲れが十分に癒やされるようになったというのも大きいだろう。
 また、疲れが癒やされるということで毎日歩き続けることにより、多くの者が歩くのに慣れたり、体力がついてきたりといった風に順調な旅路になっていった。
 そうして夜になったその日も、当然ながらレイ達はいつものように野宿をしていた。
 ……もっとも、レイ達はマジックテント、それ以外の面々は砂上船と、普通に野宿を聞いて想像するようなものではないのだが。
 野宿であるにも関わらず、雨風を気にせずにすむという時点で……そしてレイがミスティリングから取り出した食料と、一日の疲れを癒やす為に流水の短剣で生み出した極上の水という、それこそ旅人や冒険者が聞けば、どこが野宿だと怒ってもおかしくはない野宿。

「そう言えば、結局ギメカラはまだ来ないな」
「恐らく、向こうでも色々と揺れているのだろう。その気持ちも、分からないではないがな」

 エレーナがコップの中に入った果実水を味わいつつ、笑みと共に言う。

「一応あまり遅いと向こうにとってはこっちの手助けをしても意味がないと言ってあるんだから、遅かれ早かれ動きはあると思ってたんだけどな」
「あら、今の話から考えると、レイは早く動きがあると思ってたの?」

 遅かれ早かれと口にしたにも関わらず、レイとエレーナの話を聞いていたマリーナはレイに向かってそう告げる。
 そんな言葉に、レイは一口サイズの梨……といった果実を食べながら、頷く。
 実際、レイの予想では翌日とまではいかなくても、数日中には馬車を始めとした物資の用意がされているとばかり思っていたのだ。
 楽観的な予想だったのは間違いないが、それでも可能性は十分にあると思っていた。
 それが完璧に外れた形になったのだから、レイが少し残念に思っても仕方がないのだろう。

「つまり、ゾルゲー商会は本気でレーブルリナ国から脱出するつもりはなかったってこと?」
「脱出じゃなくて、本拠地……本店か? その移転だろ?」
「それが脱出でしょ。違う?」

 そう言われれば、レイも違うとは言わなかった。
 実際にはギメカラの説明から考えて、レーブルリナ国を脱出するという点が一番大きかったのは間違いないのだから。
 だが……だからこそ、少しでも早くレイ達に対して物資を融通し、恩に着せるという真似をする必要がある筈なのだ。

「まぁ、ゾルゲー商会はレーブルリナ国でも大きな商会だし、意見をすぐに全員一致で揃える……なんて真似は難しいんでしょうね」
「そうだな。それに、本来なら長距離を旅したことがなかった者達も、今ではそれなりに慣れてきているのは、レイも知ってるだろう?」
「ああ。鹿とか熊とか猪とかの解体とかも出来るようになってきしな」

 セトが最初に獲った獲物は鹿だったが、それ以外にも熊や猪といった動物を狩ることに成功している。
 最初こそ動物の解体に戸惑ったり、それこそ育ちがいい女は吐きもした。
 だが、これから先のことを考えれば、当然少しでも多くの人員が解体作業を出来るようにする必要があった。
 女達の中には猟師として暮らしてきた者もいるので、そのような者達が教師役となり、動物の解体を教えている。
 当然解体が終わった獲物は、食事として腹の中に入ることになる。
 毛皮の類は、村に寄った時に売れるように取ってあり、現在はレイのミスティリングに収納されていた。
 そこまで量がないので、それこそ馬車の中に置いておいてもよかったのだが……何かあった時のことを考えれば、やはりレイが持っているのが安全だと判断したのだろう。
 そのような作業を通じて、女達の中にも連帯感や仲間意識といったものも育ってきた。
 十人一組で行動させていることも影響しているだろうし、何よりやはり全員が洗脳されて娼婦として働かされていたという共通点があるのも、仲良くなった理由の一つなのは間違いない。

「明日は雨かしら?」

 夜空を見上げながら、マリーナが呟く。
 いつもであれば、多少雲があってもその隙間から月明かり地上を照らし、また星の光を見ることが出来る。
 だが、今の夜空は完全に雲に覆われており、月も星も一切見ることが出来ない。
 そして、生暖かい風がながれているのを考えれば、マリーナが明日は雨と認識してもおかしなことではかった。

「雨か。……メジョウゴを出発してから、何だかんだと今までは天気に恵まれたのにな」

 勿論、旅の途中で雨に降られたことはある。
 それでも、雨は数十分……どんなに降っても一時間程度で雨足を弱め、旅を続けることが不可能な程の土砂降りというのはなかった。
 しかし、今の状況を考えれば、間違いなく明日は……いや、早ければ今夜にでも雨が降るのは確実だろう。
 そう判断出来る程に、現在の状況には雨の前兆があった。

「雨が降ってきたら、どうするの? 弱い雨ならいいけど……」

 強い雨……いわゆる、豪雨と呼ばれるような雨が降ってきたらどうするのか。
 そうマリーナに尋ねられるが、レイはすぐに答えられない。
 多少の雨であれば、マリーナが言うように進むのに問題はない。
 だが、豪雨と呼べる程の雨にあった場合、まだ全員がしっかりとした服を着ている訳ではない以上、風邪を引くという可能性がある。
 また、馬車を牽く馬も雨の中で進むのは色々と体力的に厳しいのは事実だ。
 ただでさえ馬の数が少ない今、無駄に馬の体力を消耗させるような真似をするのは不味い。
 それらの事情が、レイがこれからどうするのかを迷わせていたのだ。

(出来るだけ早くギルムに到着したいけど、ここで無理をして、結果として余計に時間を浪費するのは避けたい。それに歩くのに慣れてきたのはいいけど、それでもここ数日は一日中歩き続けだ。そうなると、ゆっくりと身体を休める日があってもいいか)

 ここで無理をすれば、結果としてギルムに到着するのは余計に遅くなる。
 そう判断し、レイは口を開く。

「雨が強いようなら、明日は一日休みにしよう。俺達と違って、旅慣れている奴ばかりとも限らないしな」

 レイの言葉に、マリーナは安堵の息を吐く。
 歩いている者の中に、疲れが溜まってきているのがマリーナには分かっていたからだ。
 もしここで無理に進むとレイが言っていれば、間違いなくマリーナはそれに対して否定的な意見を述べただろう。
 何だかんだと、この中ではマリーナが一番長く生きているだけあって、紅蓮の翼のストッパー役という役目が自然と任されている為だ。

「そうね。個人的には疲れてる人も多いし、少しでも雨が降っていたら明日は休みということにしてもいいと思うけど。その辺の判断はレイに任せるわ。……あら?」」

 言葉の途中で、マリーナは夜空を見上げる。
 もっとも、雲により月も星も完全に隠されているのだから、今の状況で夜空を見上げても意味はないのだが。
 それでも、他の者達もマリーナが何故夜空を見上げたのかは、すぐに理解出来た。

「雨、ね」

 ヴィヘラの呟きが周囲に響く。
 その言葉通り、小さな雨粒が夜空から落ちてきていた。
 掌を上に向けたレイは、そこに落ちてきた雨粒を感じると同時に、今までよりも一層生温い風が周囲を通りすぎたように思えた。

「取りあえずマジックテントの中に入るか。焚き火は雨が勝手に消してくれるだろうし」

 そんなレイの言葉で、全員がマジックテントの中に入る。
 もっとも、雨に紛れて盗賊やジャーヤの追っ手といった者達がやってこないように、マジックテントは完全に閉めず、中から外の様子を見られるようにはしているのだが。

「お、砂上船の中でも雨に気が付いた奴は出てきたみたいだな」

 微かに、砂上船の中から声が聞こえてくる。
 それは嬉しさからの歓声なのか、それとも雨を嫌っての嘆きなのか……それはレイにも分からなかったが、それでも雨が降り始めた以上、レイの中では明日は一日休むということは半ば決定していた。

(小雨とか霧雨とかなら、無理して移動出来ないことはないんだろうけど。風邪とかになれば、ちょっと洒落にならないし)

 そういう意味では、疲れを癒やす為に一日休むというのは、丁度いいタイミングだったのだろう。

「もっとも、砂上船の中の連中が本当一日で疲れが癒やされるかどうかは、分からないけど」
「……もう少し大きい船なら、その辺りの心配もいらなかったんでしょうけどね」
「だろうな」

 レイが持っている砂上船は、紅蓮の翼で使うだけであれば広すぎるとだけの大きさを持つ。
 だが、千人近い人数がゆっくり出来るかと言われれば……答えは否なのだ。
 個室でもベッドの上に二人……場合によっては三人。
 床や廊下といった場所で寝る者もいるし、最も大勢が眠っているのは、砂上船の胴体部分……貨物室となる。
 そのような場所だけに、本当の意味でゆっくり寛げるかと言われれば、否となる。
 だが、それでも野宿として毛布も何もない状況で草や土の上に直接寝るよりは、快適だった。
 もっとも、これだけの人数だ。トイレの類はどうしても混み合うことになる。
 マジックアイテムのおかげで溢れるということはないのだが、それでもトイレの数は限られている。
 結果として、大勢がトイレを砂上船から出て野外ですませるおとも多かった。

「取りあえず、明日は休みということで……明後日には出発したいところだな」
「そうね。でも、馬の世話とかもする必要があるから、完全に休みという訳にもいかないわ」

 馬車を牽く為の馬は、砂上船の近くに繋がれている。
 幸い、狼の類はセトの存在によって近づいてこないのだが……それでも、万が一何かあるということはある。
 それに飼い葉を与えたり、水を与えたりといったこともせねばならず、馬の数も数もあって相応の人手が必要なのも間違いではなかった。

「ふむ。しかし服を作るという意味では、それなりにいいのでははないか? 普段であれば馬車に乗っている者だけで服を作っていたが、明日は全員で一気に服を作ることが出来る」
「そうね。もっとも、全員って訳にもいかないでしょうけど」

 マリーナの言葉に、エレーナが降っている雨をマジックテントの中から眺めながら首を傾げる。

「何故だ?」
「……なら聞くけど、エレーナは服を縫えるのかしら? ヴィヘラは? ビューネ……は、縫えるかもしれないけど。……レイは?」

 そう言われれば、エレーナは納得するしかない。
 それどころか、とばっちりを受けた形のヴィヘラやレイも、マリーナの言葉に頷くことが出来なかった。
 唯一縫えるかもしれないと言われたビューネだけは、表情を変えずとも、少しだけ得意そうな雰囲気を発していたが。

「なるほど。マリーナの言い分は理解出来た。女達の中にも色々といるということだな」
「そうなるわね。勿論、服を縫うくらいの技術を持ってる人が多いのは事実だろうけど」

 大きな商会を持つ商人の娘や、爵位は高くないが貴族の娘という者も女達の中には何人かいる。
 そんな者達とは逆に、住む場所も何もないところを捕らえられたような女も、服を縫うといった真似は出来ないだろう。
 そこまで極端ではなくても、そこそこ金持ちの家であれば、自分で服を縫うのではない者もいただろうし、祖母や母親にその辺りを任せきりにしていた……という者もいる。

「まぁ、それでも服を縫える奴は多いんだろ? なら、移動しながら馬車で縫うよりは、断然マシな筈だ」

 どこか誤魔化すように告げるレイだったが、実際その言葉は決して間違っている訳ではない。
 縫う服そのものも、別に凝った代物という訳ではなく比較的簡単に出来るものである以上、明日一日で大分服の数が増えるというのは間違いなかった。

(もっとも、捗りすぎて布が足りなくなる可能性も決して否定は出来ないけど)

 これまで、村で購入してきた布の数はそれなりの量にはなるが、それはあくまでもそれなりでしかない。
 それこそ、千人分の服を作るのに十分かと言われれば……その辺りの事情にはあまり詳しくないレイであっても、迷わず首を横に振るだろう。

「取りあえず、明日は休日にするつもりだったけど、別の意味で色々と騒がしくなりそうだな」

 他の面々と共に、マジックテントの中から雨の景色を見ながら、レイはそう呟くのだった。

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

魔王様の街づくり!~最強のダンジョンは近代都市~

 書籍化決定しました。GAノベル様から三巻まで発売中!  魔王は自らが生み出した迷宮に人を誘い込みその絶望を食らい糧とする  だが、創造の魔王プロケルは絶望では//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全212部分)
  • 24735 user
  • 最終掲載日:2018/01/12 21:24
奪う者 奪われる者

佐藤 優(サトウ ユウ)12歳  義父に日々、虐待される毎日、ある日 借金返済の為に保険金を掛けられ殺される。 死んだはずなのに気付くとそこは異世界。 これは異//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全241部分)
  • 24837 user
  • 最終掲載日:2018/01/15 18:00
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全286部分)
  • 31690 user
  • 最終掲載日:2015/04/03 23:00
黒の召喚士 ~戦闘狂の成り上がり~

 記憶を無くした主人公が召喚術を駆使し、成り上がっていく異世界転生物語。主人公は名前をケルヴィンと変えて転生し、コツコツとレベルを上げ、スキルを会得し配下を増や//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全496部分)
  • 26733 user
  • 最終掲載日:2018/01/16 18:00
フェアリーテイル・クロニクル ~空気読まない異世界ライフ~

※作者多忙につき、当面は三週ごとの更新とさせていただきます。 ※2016年2月27日、本編完結しました。  ゲームをしていたヘタレ男と美少女は、悪質なバグに引//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全227部分)
  • 26744 user
  • 最終掲載日:2018/01/13 07:00
ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた

 ◆書籍⑧巻まで、漫画版連載中です◆ ニートの山野マサル(23)は、ハロワに行って面白そうな求人を見つける。【剣と魔法のファンタジー世界でテストプレイ。長期間、//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全193部分)
  • 26128 user
  • 最終掲載日:2018/01/13 21:00
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全534部分)
  • 28501 user
  • 最終掲載日:2018/01/15 22:46
境界迷宮と異界の魔術師

 主人公テオドールが異母兄弟によって水路に突き落されて目を覚ました時、唐突に前世の記憶が蘇る。しかしその前世の記憶とは日本人、霧島景久の物であり、しかも「テオド//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1357部分)
  • 30298 user
  • 最終掲載日:2018/01/19 00:00
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~

地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。 運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。 その凡庸な魂//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全363部分)
  • 27369 user
  • 最終掲載日:2018/01/07 20:00
Knight's & Magic

メカヲタ社会人が異世界に転生。 その世界に存在する巨大な魔導兵器の乗り手となるべく、彼は情熱と怨念と執念で全力疾走を開始する……。 *お知らせ* ヒーロー文庫よ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全135部分)
  • 25114 user
  • 最終掲載日:2018/01/02 01:32
盾の勇者の成り上がり

盾の勇者として異世界に召還された岩谷尚文。冒険三日目にして仲間に裏切られ、信頼と金銭を一度に失ってしまう。他者を信じられなくなった尚文が取った行動は……。サブタ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全861部分)
  • 25101 user
  • 最終掲載日:2018/01/16 10:00
異世界転移で女神様から祝福を! ~いえ、手持ちの異能があるので結構です~

 放課後の学校に残っていた人がまとめて異世界に転移することになった。  呼び出されたのは王宮で、魔王を倒してほしいと言われる。転移の際に1人1つギフトを貰い勇者//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全189部分)
  • 29155 user
  • 最終掲載日:2018/01/10 00:00
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全303部分)
  • 33567 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲( web版 )

◆カドカワBOOKSより、書籍版12巻、コミカライズ版6巻発売中! アニメ放送は2018年1月11日より放映開始です。【【【アニメ版の感想は活動報告の方にお願い//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全562部分)
  • 39916 user
  • 最終掲載日:2018/01/14 20:42
金色の文字使い ~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~

『金色の文字使い』は「コンジキのワードマスター」と読んで下さい。 あらすじ  ある日、主人公である丘村日色は異世界へと飛ばされた。四人の勇者に巻き込まれて召喚//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全824部分)
  • 31774 user
  • 最終掲載日:2017/12/24 00:00
進化の実~知らないうちに勝ち組人生~

柊誠一は、不細工・気持ち悪い・汚い・臭い・デブといった、罵倒する言葉が次々と浮かんでくるほどの容姿の持ち主だった。そんな誠一が何時も通りに学校で虐められ、何とか//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全116部分)
  • 25927 user
  • 最終掲載日:2018/01/09 00:01
ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えればた//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全300部分)
  • 39656 user
  • 最終掲載日:2018/01/13 18:00
とんでもスキルで異世界放浪メシ

※タイトルが変更になります。 「とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について」→「とんでもスキルで異世界放浪メシ」 異世界召喚に巻き込まれた俺、向//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全400部分)
  • 35502 user
  • 最終掲載日:2018/01/16 22:30
異世界はスマートフォンとともに。

 神様の手違いで死んでしまった主人公は、異世界で第二の人生をスタートさせる。彼にあるのは神様から底上げしてもらった身体と、異世界でも使用可能にしてもらったスマー//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全460部分)
  • 25745 user
  • 最終掲載日:2018/01/15 20:15
失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~

とある世界に魔法戦闘を極め、『賢者』とまで呼ばれた者がいた。 彼は最強の戦術を求め、世界に存在するあらゆる魔法、戦術を研究し尽くした。  そうして導き出された//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全174部分)
  • 24465 user
  • 最終掲載日:2018/01/19 02:02
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-

世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。 弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全178部分)
  • 28979 user
  • 最終掲載日:2017/12/28 04:15
マギクラフト・マイスター

 世界でただ一人のマギクラフト・マイスター。その後継者に選ばれた主人公。現代地球から異世界に召喚された主人公が趣味の工作工芸に明け暮れる話、の筈なのですがやはり//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1767部分)
  • 29669 user
  • 最終掲載日:2018/01/19 12:00
異世界迷宮で奴隷ハーレムを

ゲームだと思っていたら異世界に飛び込んでしまった男の物語。迷宮のあるゲーム的な世界でチートな設定を使ってがんばります。そこは、身分差があり、奴隷もいる社会。とな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全221部分)
  • 29593 user
  • 最終掲載日:2017/11/30 20:07
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全205部分)
  • 36075 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 10:00
私、能力は平均値でって言ったよね!

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。  自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全257部分)
  • 24660 user
  • 最終掲載日:2018/01/19 00:00
Re:ゼロから始める異世界生活

突如、コンビニ帰りに異世界へ召喚されたひきこもり学生の菜月昴。知識も技術も武力もコミュ能力もない、ないない尽くしの凡人が、チートボーナスを与えられることもなく放//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全443部分)
  • 24709 user
  • 最終掲載日:2017/06/13 01:00
二度目の人生を異世界で

唐突に現れた神様を名乗る幼女に告げられた一言。 「功刀 蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!。」 これは、どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公が、//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全388部分)
  • 33054 user
  • 最終掲載日:2018/01/15 12:00
賢者の孫

 あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。  世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全126部分)
  • 32495 user
  • 最終掲載日:2017/12/24 06:11