段ボールで音楽キーボードを作るのは任天堂「Nintendo Labo」が初めてではない。1年前に発表されたユードー「KAMI-OTO」がフル機能の段ボールMIDIキーボードになってKickstarterでのクラウドファンディングを開始する。
任天堂が4月20日に発売する「Nintendo Labo」には、段ボールを使った「ピアノ」が含まれる。Nintendo SwitchのToy-Conに内蔵されたIRカメラを使って段ボールによる鍵盤アクションを検知し、Switch本体からピアノの音を再生し、13鍵のピアノに変身させるという仕組みだと推測される。
だが、段ボールを使った音楽キーボードでは先行するプロジェクトがある。1年前に発表されたユードーの「KAMI-OTO」だ。
発表時にはApple Magic Keyboard 2の上に段ボールでできたキーボードを乗せて演奏し、Bluetooth接続したiPadから音が出る仕組みだった。ユードーはこれを大きく改良した最新版を1月25日から開催されるThe 2018 NAMM Showに出展。組み立て型キットである「KAMI-OTO Kit」でKickstarterによるクラウドファンディングを目指し、現在その試作を行なっている。
新しいKAMI-OTOは、コンピュータ用キーボードの上にかぶせる簡易的なものではなく、USB、アンプ、スピーカーを搭載した自前の基板を用意。Bluetoothを搭載したバージョンも予定している。iPadなどとUSB経由またはBluetooth経由で接続し、MIDIキーボードとして利用することが可能になる。キーボードスイッチはシリコンゴム製で本格的なものだ。鍵盤数は2オクターブをカバーする24鍵。
iPhone、iPadやPCなどに接続するMIDIキーボードと同等のスペックを持ち、MIDIに対応した様々なシンセサイザーアプリに接続することができる。ユードー製の8ビットサウンドシンセサイザー「8bitone」なども最新iOSに合わせてバージョンアップし、利用可能になる。
段ボールを使ったキーボードとしては、パイプオルガンと同じ原理で演奏できるものを自作したロシア人職人もいて、なかなか奥深いものがある。
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