この業界は、なんやかんやで狭い世界です。
うちのように同系の物をやっているところが少なくて、かつ政治意欲が無いので他派との付き合いがまるでなくても、友人や行き来している生徒さんを通して噂が広まってくることは多いです。
また、私はあいさつ程度にしか関わらないのですが、イベントですれ違う先生方もいらっしゃいます。
結局、日本では信頼のおける先生が少ないので、出来るようになりたい人たちはその辺りで動くのである種の界隈のような物が自然に出来るのでしょうね。
そんな界隈で、悪気はないのだけどちょっと迷惑がられている方々もたまにおりまして。
そのうちの一人が私のところに接してきていたころもありました。
その方は悪気はないのでしょうが、ちょっと発達が障害しているっぽいかたで、自分の感情を優先して相手の事情やその時の状況を読み取るのが非常に苦手なようでした。
周りには昔から発達障害の友人や恋人が多々いるので私は特に困りもせずに接していたのですが、あるときに私の記事に対して「発勁において最も大切なのは○○だ」などという断定的な書き方をしたのでそこは否定しました。
最も大切なのはなんだというようなことは、よほど出来ている指導者が自分の生徒さんに向かって言うか、或いはその派の掌門でもなければ言うことの出来ないことです。
そして、その方がまだまだ何も掴んでいないのは明白でしたので「そういうことは出来るようになってから言ったほうがいいと思いますよ」とたしなめました。
というのも、そのような情報が流布されては、私が目的としている正しいことの伝達という活動の本旨に反するからです。
そして中国武術に関しては、間違ったやり方が心身に悪影響を与えるので決してしないほうがいいというのはこれまでも何度も繰り返してきたことです。
余談ですが、実は私はその方の十年以上の先輩であり、その方の先生(私がこれまでに見たことがないようなすごい功夫の方です)がどのような内容の物を指導されているかも良く知っており、その角度からもその「○○が最も大切」だと言う情報がその方の勝手な解釈であり、間違いであるということは察することが出来ました。
しかし、いまは私はその先生についておらず、こちらから口を出すことではないのでその部分は当然触れないで起きました。
ただ、自分のサイトでそのような根拠のないことを広めないようにお願いしました。
するとその方は激怒し、話をすり替えて人格攻撃をして罵りながら去ってゆきました。
こうなるともうおしまいです。人間、だれしも他人と比較すれば劣っているところも優れているところもあります。
しかし、人間性がおかしなことになってしまっていたら、それはもうあらゆることにおいていかんともしがたい。
そうやって自分の心の不安を慰めるための勝手な信仰を振り回してそれを否定されると他人を攻撃するようなことになっては、一般的に言う処の悪であると言って差し支えない状況だと思います。
自分の精神の慰撫のためだけに間違った情報を流布すれば、中にはそれが本当のことだと思って真似をしてしまう人がいるかもしれない。
中国武術おいては偏差が怖いから、とにかく正しい練功をするようにとは本当に日本において極めておろそかにされていることです。
最近、その方の道場で、その方が言っていたのと同じことを重視しすぎて体を傷めている人が続出していると聞きました。
もちろん、そこの先生がそんな指導をするはずがありません。そのやり方は全体の中の一部であって、すべてだなどと指導してるわけがない。他の様々な要素もいつも熱心に伝えようとしている方なのを私はよく存じています。
しかし、受け取り側が勝手に出来ないことからくる精神の不安定さへ救いを求めて一部分に縋り付いて信仰してしまうと、匙加減や全体のバランスを見失った偏りが生じてきます。
そして偏差が多発してしまいます。
自分の心の弱さで勝手に自分を傷めつけるのは自由でしょうが、それを結果的に先生のせいにしてしまっては師に対してあんまりではないでしょうか。
一所懸命教えてくれている人の風評をわざわざ引き下げるようなことをするのはいかがなものでしょう。
良い先生ですが、生徒に恵まれず変な噂を広められたり、その先生の生徒だと言って実力もないのに勝手に指導を始めるような人がいます。
恩を仇で返すというのはこのことでしょう。
できもしないのにやたら教え好きの人達、非常に困った物です。
ぜひ自分の責任と教えてくれた人への筋道をよく考えて、言動には責任を持つべきではないでしょうか。
そしていま、○○が最も大切だと放言した人は、あのときに私が警鐘を鳴らしていたと理解しているでしょうか。それともすでに身体を傷めてしまって、そのことをまた先生のせいにしているのでしょうか。
自分に対する責任能力はとても大切です。