詩人『谷川俊太郎展』がスタート!
谷川俊太郎の個展が〈東京オペラシティ アートギャラリー〉で開催中。ミュージシャンの小山田圭吾らとのコラボレーション空間も話題を呼んでいる。
国内で最もその名を知られているであろう詩人、谷川俊太郎。1952年に詩集『二十億光年の孤独』でデビューしてから、読み手一人一人の心に届く言葉で、現在も年代問わず多くの人々を魅了し続けている。そんな彼に焦点をあてた展覧会が〈東京オペラシティ アートギャラリー〉で開催中だ。本展は大きく3つに分かれる。
最初は、代表作「かっぱ」などを朗読する谷川の声と映像をもとに、ミュージシャンの小山田圭吾(コーネリアス)とインターフェイスデザイナーの中村勇吾が手がけた“詩”の空間が登場。また次のエリアでは20行からなる詩『自己紹介』を1行ごとに記した柱が出現。谷川が影響を受けた音楽や“もの”、家族写真、大切な人たちとの書簡、ラジオのコレクション、暮らしの断片、知られざる仕事などを詩とともに紹介している。さらに谷川が1986年に出版した『33の質問』をもとに作成した『3.3の質問』も。各界で活躍する人々に投げかけ、その回答を作品としたものだ。詩人“谷川俊太郎”の暮らしと詩の深い関わりが垣間見える、またとない機会をお見逃しなく!
『谷川俊太郎展』
〈東京オペラシティ アートギャラリー〉