金髪と黒髪が半々という奇抜な髪型と、関西弁のトークスキルで大人気なヒカル。
大金を使う企画やPS4のばら撒き等と批判もあるなか、チャンネル登録者数を伸ばし続け100万人到達まであと少しな状態。
YouTuber以外にも会社経営を行っており、過去には金髪起業家ヒカルとして情報商材の販売を行っていました。
しかし、多くを語らない性格もあり過去の出来事は断片的に語られるに留められている状況。
(本人曰く出し渋りだそうで、新入社員として紹介した猫屋敷さんについても同様のようです。)
今回はその中でもかなり気になる、情報商材ビジネスへのきっかけとなった、
ヤクザに借金を背負わされた話についての真相をツイキャスで語りました。
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ヒカルがヤクザに800万円の借金!?
ヤクザに借金背負わされた状況の前に、何故借金を背負ったか・・・という点については残念ながらハッキリとは語られていません。
師匠と崇める井川社長との再会動画にて断片的にですが足られています。
井川社長の繋がりで紹介してもらった人物(おそらくこれがヤクザである可能性が高いです)の協力の下、人材派遣を行っていた事もあり、311で被災した福島原発へ派遣を行おうとしたヒカル。
しかし、足元をすくわれ800万円の借金を背負うことになったそうです。
ここまでが、この動画で判明した事実なのですが、今回判明したのはこの時のヤクザとのやり取りの部分。
しかし、その前に建設関係に多少関わっていた私の推測をお聞きください。
ヒカルは何故原発派遣でヤクザと関わったのか・・・
ここはあくまでも、私の推測の部分です。
そして、そこそこ真面目な話で長くなりますので興味のない方は下までスクロールしてもらえば、ヒカルの話に戻りますので。
建設業の闇の部分にも関わってくるのですが、建設業とヤクザ業界というのはそれなりに関わりのある業界です。
(恐らく、ご存じの方も多いかと思います)
昔はズブズブな関係ではありましたが、現在は法整備がなされて暴力団排除条項というものが国土交通省から出ており、都道府県や市町村もそれに習っております。
暴力団排除条項というのは、端的に言うと公共工事に関わる者は暴力団と一切の関わりを持たないと宣言しろというもので、関わっていることが判明すると指名停止や入札参加停止等、会社の存続が困難になる程の罰が与えられます。
しかしながら、もともと建設業というのは重機がない時代は完全な人海戦術での手作業。
膨大な人間が必要だったわけですが、その人集めをしたのが暴力団と呼ばれる人々だったわけです。
他にも、不動産会社も暴力団のシノギに利用されていました(宅地建物取引に関する法律が出来る以前までですが)
持ちつ持たれつな関係の建設業と暴力団なわけで、表向きは関係を立っていても裏の顔は・・・という話です。
一方的に関係を切るのが難しいという点もあるのですが。
私が関わっていた地域では、自治体職員も暴力団関係者の自宅を把握しており工事の発注でも細心の注意を払っていました。
「一切関わるな」という反面、暴力団関係者であっても人権もありますし地元民の一人ですので、工事の苦情を聞かないわけにはいかないのです。
工事を請け負った会社も100%挨拶に行きますし(行かないで文句を言われる方が怖い)、自治体職員からしてみれば何か問題が起きて自分が呼び出され・詰められる方が恐いのです。
事なかれ主義の公務員が一番恐れるのが自分自身への被害ですから当然。
そんな暴力団関係者ですが、めったに怒りませんし基本筋を通せば穏便なのですが、有事にはやはり暴力団です。
警察呼べばいいじゃん、と思いますが事が起きてからでは遅いのです。
被害を最小限に抑えるために暴力団関係者と通じている人間を通して交渉をしたりします。
これがだいたい、小さな建設会社の社長だったりします。
社長自体は悪い人ではないのですが、如何せん小さな街の小さな社会では関わらざるを得ないので交渉役になってしまうのです。
だいぶ長くなってしまいましたが、必要悪として建設業と暴力団が繋がっている話はここらへんで・・・
先程記述した、昔の人海戦術の話は福島原発にも通じており、あの頃は福島への復旧工事・原発関係双方の派遣依頼というのが横行していたイメージです。
そこで問題になったのは、原発内部での作業や、除染作業において実際に作業を行う作業員は東京原発からみると、5次下請けのような状態であり、途中に何社ものピンハネがあったという事実。
全国へ求人が流れたのも、福島県民が働ける状態ではなかったというのも事実ですが、ピンハネをする企業が横行したというのもまた事実。
極端に説明すると、
原発内部の作業:1人辺り日当4万円
と東電が企業へ求人を出すとすると、
東電:4万円支払い
↓
元請け:5千円ピンハネ
↓
1次下請け:5千円ピンハネ
↓
2次下請け:5千円ピンハネ
↓
3次下請け:5千円ピンハネ
↓
ヤクザ:5千円ピンハネ
↓
ヒカル:5千円ピンハネ
↓
実際の作業員:日当1万円
という具合に請け負った会社や人材派遣会社が中抜きをしていくわけです。
(あくまで私の想像であり、実際どのくらいのピンハネがあったのか・・・というデータは持ち合わせていません)
身の危険があっても、寮や食事付きで日当1万円(職歴不問)とすると求人としては高待遇であることは間違いないのです。
しかし、福島に依頼していた人員が送れなかった場合どうなるかというと、
上の条件からすると、確実にヤクザからヒカルが詰められる状態です。
ヤクザからしてみると、損害金が発生したからお前が払えという状況に対して、作業員を実際に送り込む立場のヒカルとしてみればそれを転嫁する存在がいない・・・
そんな状態に追い込まれて、ヒカルがヤクザに借金800万円を背負わされたのでは無いかと、
私は推測しています。
では、ヒカルがヤクザに詰められた状況の話しに戻ります。
ヒカルとヤクザがガストで対決!?そして借金へ・・・
ヤクザに詰められたのが人生で一番の恐怖体験だと語るヒカル。
その現場となったのは、姫路大津のガストだったのだそうです。
ヤクザにガストへ呼び出されたヒカルですが、ガストへの呼び出しだったので油断して一人で出向きます。
ガストへ着いたヒカルですが、ヤクザ側は若頭補佐と手下3人。
ヒカルが話し合うヤクザはこの若頭補佐となるのですが、1人は隣のテーブルで座っており、ヒカルと若頭補佐を監視しています。
残り二人は車で待機(この二人の役割については後ほど出てきます)
話し合いで終わると思っていたヒカルはひたすら謝罪します。
一向に話の終わりが見えず開放される気配はなく・・・
ヤクザの態度は何かを欲している。
ヤクザからモノや金銭を要求すると恐喝になってしまうため、ヒカル自ら損害の補填を切り出すよう仕向けようとするヤクザ。
ヒカルもダルくなってきて、逃げようかと考えていると、
ヤクザ「なんで車に二人いるかわかるか?お前が逃げたら刺しに行くためやで!俺は捕まりたくないから子分が刺すから、二人で終わりや・・・どっちか選べよ!」
まさに、ドラマのような脅し・・・
続けてヤクザは損害が出過ぎたと切り出し、
「お前のせいで俺は他の人に頭を下げなければならなかった。損害も出てる。なんとかしてくれ。」
という言い回し。
段々と具体的な金額を提示しだして、1日の失敗で800万円を請求されたようです。
そんな金もなく、断っていたのですが、
「指一本で保険が300万円降りる。」
と、彫刻刀の入れ物をバックから取り出して、指を詰める器具をチラつかせます。
万事休すな状況のヒカルですが、若さ故に警察へ行くという事も考えず、そのまま支払うことを決断し開放されます。
ヤクザからの失敗でヒカルが学んだこと・・・
ヒカルはこの件に関して、プラスの経験であり、支払った金額は授業料だと語っています。
「騙されたり・嵌められたりというのは下心あっての話なので、自分が下心を出さなければこういう事にはならなかった。」
この発言でヒカルの器の大きさが伺えます。
この経験から、人に関わることを辞めようと考えたヒカル。
誰か上の存在がいると、その人に商品を卸してもらわないと成り立たない商売ではダメだと考えて、ネットビジネスの世界へ飛び込んでいったようです。
そして完済後、再度同じヤクザにイチャモンをつけられてしまうのですが、
「もう1円たりとも出す気はない。お前と刺し違う覚悟で出さない。」
と、言ったら引き下がったようです。
自らをカリスマと称するだけあって、本当に度胸が座っているヒカル。
ここまでのエピソードはなかなか体験できるものではなく(体験したくないですが)、それを活かして後に繋げている姿は見習うべき部分かと思います。