Feature Image

NEWS

NAMM 2018: コルグ、新世代フラッグシップ・シンセ「prologue」を発表! ユーザーが作成したオシレーター/エフェクトをロードできる“オープン環境のシンセ”

AD

来週25日10時(日本時間:26日3時)に開幕する、世界最大規模の楽器の展示会『The NAMM Show』。今年は会場が大幅に拡張され、業務用音響機器の展示会、『AES』も同時に開催される予定になっています。おそらくは出展者数/来場者数ともに、これまでで一番の『The NAMM Show』になることでしょう(今年もICONは、WebFacebookTwitterでレポートします!)。

そしてコルグは本日、『The NAMM Show』開幕に先行して、複数の新製品を発表しました。その中でも目玉となるのが、新型シンセサイザー「prologue(プロローグ)」。“究極のマルチ・ボイス、マルチ・エンジン”を謳う、新しいフラッグシップ・アナログ・シンセサイザーです。

KORG - prologue

16ボイス/61鍵仕様の「prologue-16」と、8ボイス/49鍵仕様の「prologue-8」の2モデルがラインナップされる「prologue」は、コルグ渾身の新世代アナログ・シンセサイザー。その名称から、miniloguemonologueの“発音数・鍵盤数を増やしたバージョン”を想像してしまいますが、内部の設計はかなり異なっているようで、サウンド的には“まったく異質のシンセサイザー”と捉えた方がよさそうです。

KORG - prologue

prologue-16

音源部は、2VCO+『マルチ・エンジン』(後述)、1VCF、2EG、1VCA、1LFOという構成で、オシレーターの倍音を変化させられるウェーブ・シェイパーやシンク/リング・スイッチといった機能は、miniloguemonologueから継承されているもよう。フィルターは、2ポールのローパス・タイプで、回路はかなりブラッシュ・アップされているとのことです。

minilogue/monologueと大きな違いと言えるのが、第3のオシレーターとして搭載された『マルチ・エンジン』。『マルチ・エンジン』は、1)4タイプのノイズ・ジェネレーター、2)FM合成のVPM(Variable Phase Modulation)オシレーター、3)ユーザー・オシレーターという3種類の音源を切り替えることができるデジタル・オシレーターで、このオシレーターと2基のアナログ・オシレーターの組み合わせによって、アナログ・シンセの枠を超えた音作りが可能になっています。

KORG - prologue

prologue-8

注目は、『マルチ・エンジン』で選択できるユーザー・オシレーター。“ユーザー・オシレーターって何?”と思った人も多いと思いますが、なんとこの「prologue」、SDK(開発ツール)が無償で公開(!)される予定で、ユーザーが作成したオシレーター・プログラムをロードすることが可能になっているのです。もちろん、オシレーター・プログラムを作成するにはプログラムの知識が必要になりますが、腕に覚えのある方であれば、かなり魅力的な仕様なのではないでしょうか。単純な波形ではなく、音を生成する“プログラム”をロードできるというのがポイントです。また、デジタル・エフェクトに関しても、ユーザー・エフェクト・スロットが用意されており、オリジナルのエフェクト・プログラムをロードすることが可能。無限の可能性を秘めた“オープン環境のシンセサイザー”、それが「prologue」なのです。

KORG - prologue

prologue」の主な特徴は、以下のとおりです。

prologue」は来週開幕の『The NAMM Show』でお披露目され、2018年2月中旬に販売が開始されるとのこと。価格はオープン・プライスで、市場予想価格は「prologue-16」が220,000円(税別)、「prologue-8」が170,000円(税別)となっています。ICONでは近日、「prologue」の開発者インタビューを掲載する予定ですので、ぜひご期待ください!

KORG - prologue
AD

NAMM 2018: コルグ、新世代フラッグシップ・シンセ「prologue」を発表! ユーザーが作成したオシレーター/エフェクトをロードできる“オープン環境のシンセ”

製品開発ストーリー #36:Universal Audio Arrow 〜 他に先駆けてThunderbolt 3に対応、低価格ながらUAD機能も備えた新世代オーディオIF 〜

テレキャスを愛し、GarageBandで作曲するギター女子:のん セカンド・シングル・リリース記念! スペシャル・インタビュー

NAMM 2018: Universal Audio、新型オーディオIF「Arrow」を発表! TB3対応、UAD機能を備えたコスパ抜群のキラーIF

AD

作曲家:瀬川英史氏の劇伴作曲セミナーが、来月12日に開催! 入場無料、瀬川氏自らPro Toolsの使いこなしテクニックを披露

コルグ、ソフト音源の新バンドル「KORG Collection」の販売を開始! 新たにARP ODYSSEYを追加、AAXも対応予定

IK Multimedia、「iRig Keys I/O」の国内販売を本日より開始! 24bit/96kHz対応のオーディオIFが統合された新型キーボード・コントローラー

メディア・インテグレーション、ソフト音源を最大85%OFFで販売する今年最後の大型セールを開始! Wavesは各3,780円、Tracktionは各5,000円

AD

モジュラーGUIを採用したプラグイン・ホスト、Kushview「Element」が無償配布開始! AU/VSTに対応、有償版はAAXもサポート

Native Instruments、新開発のフェイザー・プラグイン「PHASIS」の無償配布を開始! 3,180円相当のバウチャーも配布中

IK Multimedia、SyntronikのiPhone対応バージョンをリリース! Audio Unitsもサポート、25音色利用できる無償版も提供

PreSonusの新型オーディオIF、「AudioBox USB 96」が販売開始! 96kHz対応、Studio Oneが付属して13,800円

UVI、神経衰弱ゲーム「Memori」の無償配布を開始! 全レベルをクリアした先着10名はUVIストアで100ドル割引!

AD

Avid、Pro Tools 12のユーザーに、Tracktionのソフト音源「Biotek」と、高品位ライブラリーを無償提供するプロモーションを開始!

Arturia、間もなく「V Collection 6」を発表!? Buchla Music EaselやFairlight CMIなどを元にした新音源が追加

USBメモリ型の世界最小アナログ・シンセ、「Trueno」が販売開始! 24bit ADを搭載、出力はそのままDAWに取り込むことが可能

PreSonus Studio Oneユーザー・グループの第3回オフ会が開催! プロも多数参加、直接質問することも可能!

AD

コルグ、minilogueの限定カラー・モデル「minilogue PG」を発表! 今週末から販売開始

ICON