矢掛に全国初 荷物運べるタクシー 事業者に「貨客混載」認可
タクシーで荷物を運べる「貨客混載」サービスの事業者として、岡山県矢掛町上高末のタクシー会社「二葉観光運輸」を認可したと16日、中国運輸局が発表した。貨客混載は物流や交通手段の確保を目的に、人口減少が進む過疎地を主な対象として昨年9月に解禁され、認可は全国で初めて。
二葉観光運輸や運輸局によると、同社はタクシー8台を保有。高齢者や運転免許返納者らのニーズがあると見込んでおり、利用者が収穫した野菜を農産物直売所へ出荷したり、スーパーに注文した食料品や日用品を自宅へ届けたりするケースを想定している。運賃体系の検討を急ぎ、4月からの事業展開を目指す。
矢掛町は昨年末時点で人口が約1万4千人、65歳以上の高齢化率が37%。同社の頼正宏志社長は「買い物のための外出が難しかったりする交通弱者の足を支え、町の便利屋としての役割を果たしたい」と話している。
貨客混載は過疎法による指定地域のうち人口3万人未満の中山間地、離島などが対象。タクシーによる荷物運搬のほか、トラックが旅客を運ぶことができ、経営が厳しい過疎地の業者の新たな収益源にもなると期待されている。
中国運輸局によると、中国地方での認可申請は昨年10月の二葉観光運輸のみ。全国では近畿地方で3社が申請中という。「過疎地の旅客・物流サービスを維持していくため、他の事業者にも制度を紹介していきたい」としている。
二葉観光運輸や運輸局によると、同社はタクシー8台を保有。高齢者や運転免許返納者らのニーズがあると見込んでおり、利用者が収穫した野菜を農産物直売所へ出荷したり、スーパーに注文した食料品や日用品を自宅へ届けたりするケースを想定している。運賃体系の検討を急ぎ、4月からの事業展開を目指す。
矢掛町は昨年末時点で人口が約1万4千人、65歳以上の高齢化率が37%。同社の頼正宏志社長は「買い物のための外出が難しかったりする交通弱者の足を支え、町の便利屋としての役割を果たしたい」と話している。
貨客混載は過疎法による指定地域のうち人口3万人未満の中山間地、離島などが対象。タクシーによる荷物運搬のほか、トラックが旅客を運ぶことができ、経営が厳しい過疎地の業者の新たな収益源にもなると期待されている。
中国運輸局によると、中国地方での認可申請は昨年10月の二葉観光運輸のみ。全国では近畿地方で3社が申請中という。「過疎地の旅客・物流サービスを維持していくため、他の事業者にも制度を紹介していきたい」としている。