次期FRB議長指名のパウエル氏、ドイツ銀行特別扱いしないと言明

  • ドイツ銀にはトランプ大統領との関係巡り民主党議員が懸念表明
  • パウエル氏はFRBの独立性強調、懸念払しょくへ書簡送付

トランプ大統領から連邦準備制度理事会(FRB)次期議長に指名を受けたパウエル理事は、民主党議員が指摘した大統領とドイツ銀行との関係を巡る懸念に対し、FRBがドイツ銀行を特別扱いすることはないと言明した。

  パウエル氏は上院銀行委員会による議長就任承認投票を翌日に控えた16日、銀行委メンバーのバンホーレン議員(民主、メリーランド州)に書簡を送付。同議員はパウエル氏に対し、ドイツ銀行の監督にホワイトハウスが影響力を行使しようとする場合、どのように干渉を排除するつもりか質問していた。

  書簡の中でパウエル氏は大統領とドイツ銀との事業関係には触れずに、FRBの独立性を強調。「独立した機関として、FRBは市民と議会に責任を負う」とし、あらゆる企業を「独立したやり方で」監督すると約束した。

  上院銀行委員会は17日、パウエル氏のFRB議長指名を承認。バンホーレン議員も支持票を投じた。

原題:Trump’s Fed Pick Powell Says He’d Hold Deutsche Bank Accountable(抜粋)
Fed Chair Nominee Powell Approved by Senate Banking Panel

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE