以前に同機種をWindows7からWindows10にアップグレードしてみた様子を書きましたが、今回はクリーンインストールしてみましたので、その結果報告です。
結果から言いますと、問題なくWindows10が使えます。ただし、前回の仕様と同じで、デフォルトのAO722から、メモリーを4GBに増設し、HDDをSSDに換装してありますので、デフォルト仕様だとメモリーがきついかもしれません。
今回は、メディア作成ツールでインストール用のUSBメモリーを作って、クリーンインストールするつもりで作業を開始しました。
最新のメディア作成ツールは、Windows7のプロダクトキーをそのまま使ってWindows10にアップグレード出来るようになっています。
ところが、ここでトラブル発生。何故かWindows7のプロダクトキーを受け付けてくれませんでした。SSDに換装したりしているので、そのあたりが原因かもしれません。
そこで、作戦変更です。一旦通常のアップグレードをして、Windows10のプロダクトキーを入手した後にクリーンインストールすることにしました。プロダクトキーを検出するには、無料のツールがいくつか出ていますのでそれを利用します。
Windows Product Key Viewer(RJL Software)

無事Windows10のプロダクトキーを入手出来たら、クリーンインストールを開始します。
用意してあった、インストール用のUSBメモリーからAO722を起動します。本来は、一旦Windows10にアップグレードしたPCからはプロダクトキーの入力無しでクリーンインストール出来るはずですが、今回はUbuntuとのデュアルブートを目論んでいるので、パテーションを切り直す必要がありました。そのため、念の為にWindows10のプロダクトキーを入手した次第です。
インストールを始めると、プロダクトキーを入力する画面が表示されますので、先程入手したWindows10用のプロダクトキーを入れます。
その後は、指示に従っていればインストール終了です。
インストール直後の状況をデバイスマネージャーで確認すると、ほとんどのデバイスがWindows10の汎用ドライバで生きています。
ただし、タッチパッドに関しては「PS2マウス」として認識されてしまうため、対策が必要です。
デバイスメーカーが出しているWindows10用のドライバを最初に試しましたが、これはうまくいきません。
そこで、AcerからWindows8の64bit用に提供されているものを試したところ、ユーティリティーからの多少の調整で問題なく使えるようになりました。
次にカードリーダーも誤認識されているようなので対応します。
RealtecのサイトからドライバをダウンロードしてインストールすればOKです。
Bluetoothドライバに関しては、未だ対応できていません。デバイスの製造元であるBroadcomの最新ドライバでは対応出来ず、同じデバイスを採用している他のPCメーカーが提供しているWindows10用のドライバも試しましたが上手くいきませんでした。したがって、Bluetoothは使用できない状態です。
Acerのユーティリティーに関しては、全て試したわけではありませんがWindows8用が流用可能でした。
AcerからWindows10への対応がサポートされなかった機種でしたが、Bluetooth以外では概ね問題なく対応できたと思っています。
追記
Bluetoothの件が解決しました。Acerが公式にWindows10対応を表明しているPCのリストから、同じデバイスを使用しているものを探しだして試したところBluetooth接続ができました。ヘッドセットなどのペアリングはもちろん、スマホとのファイル転送も問題なく出来ています。ただし、本来必要のないドライバも同時にインストールされてしまいますが、支障は出ていません。
転用した具体的な機種名を出すと問題があるかもしれませんので、ここでは出しませんが、以下のファイル名をググってみれば簡単に特定できると思います。
Bluetooth_Broadcom_10.0.1.0_W10x64_A
ただし、何らかのトラブルが生じても一切責任は負えませんので、あくまで個人責任でお願いします。
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