2018-01-17

支部検索0件のCP同人誌を書いた

某xivで検索しても0件(2017年11月28日現在)だったCP同人誌を、冬コミで出した。(2018年1月17日現在は私の新刊サンプルがあるので1件だ)

小説本で、R18。表紙も下手ながら自分で描いて、全部自分で書いて校正してヒイヒイ言いながら10パー割り増しまでして、同人誌を出した。

理由簡単で、そのCPの話が読みたくて仕方がなかったのに、ツイッターも、個人サイトまで掘り返して探したのに見つからなかったから、もう自分が書くしかないと思ったからだ。

刷ったのは50部。これは使った印刷所の最小ロットが50で、もう予算的にそこしか使えないという理由なので、これほとんど残るだろうなとは思って刷った。

スペースは、そのジャンルの端っこで、片方はオールキャラ、もう片方は男女カプのスペース。ざっとカタログを見たら、なんとCPどころか受けにしているキャラ自体の取り扱いがなかった。

スゲー!!正真正銘ぼっち!!!逆に感動した。

冬コミ当日はそのジャンルが好きな後輩と、コミケの際は毎回買い物を手伝ってくれる会社の同期が売り子で来てくれた。ありがたい話だ。

さて、結果的に言うと、本は18部売れた。

うち、ツイッターフォロワーさんが挨拶してくれた時に買ってくれたのが14冊なので、残り4冊は、おめでたい解釈をするなら、CPの同志なのではないかということになる。

4人。これはすごい数字ではないだろうか。

支部検索して0件と表示が出るたびに、自分世界で一人なんじゃないかという気持ちになり、鬱になり、眠れなくなって睡眠薬を飲んだりした過去が、本当に報われるような気持ちだった。

もちろん買ってくれたフォロワーさんもありがたいと思っているんだけど、私なら身内が出した本なら多少知らないジャンルでも応援で買ってしまうし、やっぱりそういった関係のない人から買ってもらうのは別の感覚があった。

4人の方のリアクション気持ちいくらいに事細かに覚えている。

通り過ぎようとして、一回流し見をした後に立ち止まり、またスペース前に来て、本の説明を読んで、そっと財布を取り出して買ってくれた方。

ゆっくりスペース前まで歩いて来てくれて、地図とスペースを見比べながら頷いて、一冊くださいと言ってくれた方。

一直線にスペースまで来て、新刊一冊、と言ってくれた方。

スペース前に足を止め、軽く試し読みをしてから、一冊いいですかと言ってくれた方。

ありがとう

あなた方のおかげで私は幸せ気持ちで年を越すことができたし、今もその瞬間のことを思い出すだけで幸せだ。

本当に嬉しかった。これからも、このジャンルに限らず、自分の好きなものを作っていっていいんだと思えた。

本は多分何年かこのまま売れないだろうけど、今回感じた喜びは忘れたくないし、この体験を原点にして色々やれたらいいなあと思った。

これを書こうと思ったのは、ブースという通販サイト登録しておいた私の本が一冊売れたからだ。こうやって見ていてくれる人や見つけてくれる人がいる。これも1つのコミュニケーションだし、これからも生きていきたいなと思わせてくれる。そんな気持ちを書き留めておきたくて、ここに投稿させてもらった。

ありがとう

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