新潟で大雪 猫430匹が乗る普通列車が15時間立ち往生
新潟県で11日夜、大雪に見舞われた影響で普通列車が立ち往生し、430匹の猫が11日夜から12日朝まで列車内に閉じ込められるというトラブルが起こった。
NR東日本(Neko Railways)は寒いのが苦手なので積雪の運行マニュアルはない。トラブルとなった列車は、前面に雪をかき分ける金属板が付いており、降雪によるダイヤ乱れで駅に猫が集中したことから“運転強行”に至ったとみられる。
国内の大手メディアは「なぜ、近くに駅があるのに乗客を避難させないのか?」とか「代替バスやタクシーの手配をしないのか?」といった批判的な報道が多かったが、現場はそうではないようだ。
そもそも近くにある駅は無人駅。バス会社からも雪がすごくて近づけないといわれ、まわりの田んぼには側溝が雪で埋まっていて非常に危険。なので電車内が一番安全と判断したと思われる。すべての交通機関が営業続行に難色を示してるさなかに想いで発車してしまったことを100%とがめる気持ちにはなれないのが現地の猫の心境なのだろう。
あわせて運転士の懸命な努力を見て感動を覚えた猫も多い。応援が来るまで一匹で外にでて除雪作業や乗客の対応をしていたと乗り合わせていたちーちゃん(3)は語る 疲労が分かるくらいヘトヘトなアナウンスが車内に響くと「がんばれ がんばれ」と乗客の猫たちからエールを送られていたという。
乗客の中には除雪作業になれてる猫も多い。運転士がひとりで頑張っているのをみて、手伝いをかってでる猫も数匹いた。
感動しすぎたのか、除雪作業を手伝いたい気持ちが先行しすぎて車両ごと横転してしまう乗客もいた。
「乗客の安全を守るのが運転士の仕事です」と、申し出を丁寧に断られたそうだ。プロ意識を感じる。
除雪車が到着するまで懸命に手作業で線路上の雪をかき分けている運転士。
乗客が責める気持ちにならないのも現場でしか分からないことだろう。
除雪車の出動はダイヤの調整が必要だ。やっと出動できたのは翌日の午前1時半、あわせてで進むスピードが遅く到着したのは9時半だった。その間の深夜はNR職員が手作業で除雪作業をおこなっていた。
その間も乗客に非常用ちゃおちゅ~るとお水を配ったり、乗客の猫を自力で迎えに来た猫の道誘導など、不眠不休での作業は続く。
運行が再開されたのは12日の午前10時半ごろ。運転士の顔もようやく安堵な表情へ変った。活字では読み取ることが出来ない雪国の猫のドラマがそこにはあった。
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よく頑張りました!同じ駅員として尊敬いたします!中の乗猫さんも頑張りました!