佐久穂のCATV停止 町に相談相次ぐ 総務省が再開要請
南佐久郡佐久穂町のケーブルテレビ会社「佐久高原ケーブルビジョン」が15日に放送を停止し、同町に問い合わせが相次いでいることが16日、分かった。総務省信越総合通信局(長野市)は同日、放送再開を会社側に行政指導。同社は「放送停止を知らなかった人には申し訳ない」としたが、基本的に放送再開はしない方針としている。
同町によると、15日午後3時45分ごろ、町内の女性からテレビが突然映らなくなったとの電話があった。町には16日午後6時までに計約80件の問い合わせがあった。テレビが見られなくなった戸数は不明だが、地上デジタル放送を受信しにくい地域の約110戸を中心に視聴できないとみられるという。
同社は1988年設立。放送エリアは同町高野町や海瀬などの旧佐久町の地域など。同通信局によると昨年3月末の報告では650世帯が加入し、NHKや県内民放の地上波6波などを流している。
同通信局は16日、担当部長らが同社の阿部幸太郎社長(69)宅を訪れ、放送再開を文書で要請。十分な事前周知をしないまま放送を停止したのは放送法に違反する行為だとし、契約者に周知し、契約者が受信環境を整えるまでの期間を確保してから放送を停止するよう求めた。町に対しては、電波が届きにくい地区の受信環境を早く整備するよう求めた。
同社によると、2015年3月、デジタル化への設備投資が難しいとして放送事業を廃止する意向を町側に伝えた。町は昨年10月と12月、放送停止に向けてアンテナの設置を促す通知を旧佐久町の地域で全戸配布。電波が届きにくい佐久穂町上地区では、共同アンテナの施設を建設中だが、完成していない。同町は上地区の世帯に応急の簡易送信機を設置する方針だ。
阿部社長は「町が(放送を引き継ぐとして)設備の無償譲渡を申し入れてきたのに、その後、撤回した経緯がある。迷惑を掛けた人には申し訳ないが、責任は町にある」と主張。同町の佐々木勝町長は「上地区の住民の皆さんが一日も早く放送が視聴できるよう努める」としている。
(1月17日)
同町によると、15日午後3時45分ごろ、町内の女性からテレビが突然映らなくなったとの電話があった。町には16日午後6時までに計約80件の問い合わせがあった。テレビが見られなくなった戸数は不明だが、地上デジタル放送を受信しにくい地域の約110戸を中心に視聴できないとみられるという。
同社は1988年設立。放送エリアは同町高野町や海瀬などの旧佐久町の地域など。同通信局によると昨年3月末の報告では650世帯が加入し、NHKや県内民放の地上波6波などを流している。
同通信局は16日、担当部長らが同社の阿部幸太郎社長(69)宅を訪れ、放送再開を文書で要請。十分な事前周知をしないまま放送を停止したのは放送法に違反する行為だとし、契約者に周知し、契約者が受信環境を整えるまでの期間を確保してから放送を停止するよう求めた。町に対しては、電波が届きにくい地区の受信環境を早く整備するよう求めた。
同社によると、2015年3月、デジタル化への設備投資が難しいとして放送事業を廃止する意向を町側に伝えた。町は昨年10月と12月、放送停止に向けてアンテナの設置を促す通知を旧佐久町の地域で全戸配布。電波が届きにくい佐久穂町上地区では、共同アンテナの施設を建設中だが、完成していない。同町は上地区の世帯に応急の簡易送信機を設置する方針だ。
阿部社長は「町が(放送を引き継ぐとして)設備の無償譲渡を申し入れてきたのに、その後、撤回した経緯がある。迷惑を掛けた人には申し訳ないが、責任は町にある」と主張。同町の佐々木勝町長は「上地区の住民の皆さんが一日も早く放送が視聴できるよう努める」としている。
(1月17日)
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