はじめに
仮想通貨取引が話題になってから日が経ちますが、それでもまだ、仮想通貨の価格は日々高騰・暴落を繰り返しています。仮想通貨取引を始めるのは、まだ遅くない。これから始めても、大きな収益を上げられる機会は十分にあると思います。
さて、仮想通貨取引で使用する取引所・販売所によって、あなたの損益に大きな差が生じます。
最も損益に差が生じるのはスプレッド(買値と売値の差額のこと)です。
ある取引所では、1ビットコインの価格が180万円の時に、スプレッドが5万円ということがある一方、スプレッドが1,000円もない取引所も、最近では増えてきています。つまり、取引所の選び方一つで、2~3%(5万円/180万円)も損益に差が生じるわけです。
また、自分のコインが盗難されるリスクも、潜在的なコストと言えます。
取引所によって、そのリスクも異なります。
取引所の中には、金融庁から登録を受けずに(金融庁から、仮想通貨交換業を適正かつ確実に遂行する体制の整備が整っているか、確認が済んでおらずに)、取引所・販売所を営業しているところもある一方で、十分にセキュリティ対策を講じていて、しかも、不正ログインによる盗難補償サービスを提供しているところもあります。
この文章では、各取引所・販売所の手数料・スプレッドや、セキュリティ対策についても詳細に記述しています。読めば、他の人よりも損をせずに、取引できるようになるでしょう。
それ以外にも、各取引所・販売所の取扱コインの種類や、差金決済取引におけるレバレッジの倍率についても、掲載しました。
時期によって、稼ぎやすいコインの種類は異なります。
取り扱っているコインの種類が多ければ、それだけ、利益を上げられる機会は増えるものです。
また、レバレッジ取引が可能か、レバレッジは最大何倍までかけられるかも、取引所を選ぶうえでの重要な視点です。相場の状況によっては、極めて低いリスクで、高い収益を望めることがあります(例えば、長期的に強い上昇トレンドであるものの、現在値がレンジの下限近くにある場合、反発して上昇する可能性が高いでしょう)。
こういう場合には、高いレバレッジをかけて取引すれば、被りうる損失は低くしながら、より一層高い収益がのぞめます。
あなたが相場を見る技術に長けているのであれば、高いレバレッジを提供している取引所に口座を開設することも、選択肢の一つになるでしょう。
他にも、使いやすさはどうか、スマートフォンでの取引に対応しているか、という点にも言及しています。
これらの情報について、国内でのサービス提供を確認できる(または、サービス提供をしていたことが確認できる)約30社について、情報を掲載しました。
仮想通貨の国内取引所・販売所について、かなり網羅的な文章になっていると思います。
また、ここに掲載した情報の大半は、私が実際に各サービスに登録し、自ら確認した、確かな情報ですから、信頼して、ご覧いただければと思います。
最後に、最新の情報が入手できる度に、この文章は更新していく予定です。
仮想通貨取引をしている人は、このページを定期的に確認してもらえれば、国内取引所・販売所に関する最新情報を入手できるでしょう。
補足
本文を読む時間が十分にない人は、まとめを読むだけでも、どの取引所を用いるべきか、わかるようにしています。
また、まとめには、取引所の情報を一覧で確認できるPDFファイルも貼付しました。どうぞこちらもご活用ください。
取引所一覧
本項目では、現在サービスを提供している取引所、以前サービスを提供していたものの今はサービスを休止している取引所、これからサービスを開始しようとしている取引所について、記載しています。
これからサービス提供を開始しようとしている取引所には、サービス開始予定日も掲載しております。確認しておけば、サービス確認直後に登録でき、何か特典が得られるかもしれません。
サービス名 | サービス提供の有無 | 運営会社 |
QUOINEX | ○ | QUOINE株式会社 |
bitFlyer | ○ | 株式会社bitFlyer |
bitbank.cc | ○ | ビットバンク株式会社 |
bitbankTrade | ○ | ビットバンク株式会社 |
GMOコイン | ○ | GMOコイン株式会社 |
Bit Trade | ○ | ビットトレード株式会社 |
btcbox | ○ | BTCボックス株式会社 |
BITPoint | ○ | 株式会社ビットポイントジャパン |
DMM Bitcoin | ○ | 株式会社DMM Bitcoin |
Bitgate | ○ | エフ・ティ・ティ株式会社 |
FISCO | ○ | 株式会社フィスコ仮想通貨取引所 |
Zaif | ○ | テックビューロ株式会社 |
coincheck | ○ | コインチェック株式会社 |
kraken | ○ | Payward Japan株式会社 |
Lemuria | ○ | バイクリメンツ株式会社 |
みんなのビットコイン | ○ | みんなのビットコイン株式会社 |
BMEX | ○ | 株式会社BMEX |
BitStation | ○ | ビットステーション株式会社 |
マネーパートナーズ | × | 株式会社マネーパートナーズ |
SBIバーチャル・カレンシーズ | × | SBIバーチャル・カレンシーズ株式会社 |
ARG | × ※2017年8月4日から取引所休止中 |
株式会社ビットアルゴ取引所東京 |
BITOCEAN | × | 株式会社BITOCEAN |
Xtheta | × ※2018年2月1日より取引開始 |
株式会社Xtheta |
FIREX | × ※2017年9月29日から取引所休止中 |
株式会社CAMPFIRE |
Money365 | × ※2017年9月から取引所休止中 |
カレンシーポート株式会社 |
サイバーエージェントビットコイン | × ※2018年春取引所開設予定 |
株式会社サイバーエージェントビットコイン |
COINAGE | × | コイネージ株式会社 |
この表から見て取れるように、2017年8月~9月にかけて、複数の取引所が休止しました。
そしてこれからも、取引所の中のいくつかは、休止する可能性もあるわけです。
自分が利用している取引所がサービス提供をやめてしまえば、そこから資金を移す手続きをする必要があったりと、何かと手間なものです。
運営母体が小規模な会社であったり、利用者数の少ない取引所であったりすると、取引所が休止する可能性も高いでしょうから、そのようなところは利用しないのが無難だといえます。
安全性の高さ
仮想通貨の盗難が、しばしば起こっています。
最も有名なのは、2014年のマウントゴックス事件でしょうか。500億円相当のビットコインが盗まれました。
このような事件は国外だけでなく、盗難の規模こそ違えど、国内でも起きています。ですから、自分のコインが盗難に合うことを、他人事のように考えてはなりません。
いくら稼いでも、盗まれてしまっては元も子もありません。そして、稼いでいる時こそ、盗まれやすいものです。
稼いでいる人こそ、盗難される可能性の低い、安全性の高い取引所を用いるべきでしょう。
サービス名 | 仮想通貨交換業者登録有無 | 登録No | 安全性 |
QUOINEX | ○ | 関東002 | 2段階認証 コールドウォレットあり マルチシグネチャ採用 |
bitFlyer | ○ | 関東003 | 2段階認証 コールドウォレットあり マルチシグネチャ採用 不正ログインによる盗難補償(対応通貨:日本円のみ、500万円まで) |
bitbank.cc | ○ | 関東004 | 2段階認証 コールドウォレットあり マルチシグネチャ採用 ビットコインセキュリティ専門企業のBitGoと提携 |
bitbankTrade | ○ | 関東004 | 2段階認証 コールドウォレットあり マルチシグネチャ採用 |
GMOコイン | ○ | 関東006 | 2段階認証 コールドウォレットあり マルチシグネチャ採用 |
Bit Trade | ○ | 関東007 | 2段階認証 コールドウォレットあり マルチシグネチャ採用 ビットコインセキュリティ専門企業のBitGoと提携 |
btcbox | ○ | 関東008 | 2段階認証 コールドウォレットあり マルチシグネチャ採用 |
BITPoint | ○ | 関東009 | 2段階認証 コールドウォレットあり マルチシグネチャ採用 |
DMM Bitcoin | ○ | 関東010 | 2段階認証 コールドウォレットあり マルチシグネチャ採用 |
Bitgate | ○ | 関東012 | 2段階認証 |
FISCO | ○ | 近畿001 | 2段階認証 コールドウォレットあり マルチシグネチャ採用 |
Zaif | ○ | 近畿002 | 2段階認証 コールドウォレットあり マルチシグネチャ採用 |
coincheck | △ ※登録申請中 |
ー | 2段階認証 コールドウォレットあり マルチシグネチャ採用 不正ログインによる盗難補償(最大100万円) |
kraken | △ ※登録申請中 |
ー | 2段階認証 コールドウォレットあり マルチシグネチャ採用 |
Lemuria | △ ※登録申請中 |
ー | 2段階認証 コールドウォレットあり マルチシグネチャ採用 BitGoと提携 |
みんなのビットコイン | △ ※登録申請中 |
ー | 2段階認証 コールドウォレットあり マルチシグネチャ採用 |
BMEX | ー | ー | 2段階認証 コールドウォレットあり マルチシグネチャ採用 |
BitStation | ー | ー | 2段階認証 |
まず確認するべきなのは、金融庁に対して、仮想通貨交換業者の登録が済んでいるか、という点です。
金融庁によれば、①利用者保護措置が十分に講じられているか、②利用者が預託した金銭・仮想塚が分別管理されているか、③システムリスク管理が十分になされているか、等の確認が済んだ業者について、仮想通貨交換業者としての登録を受け付けています。
裏を返せば、登録が済んでいない業者は、利用者保護が不十分で、金銭・仮想通貨の分別管理もなされておらず、システムリスク管理も不十分である、という可能性があるということです。
ですから、盗難リスクを避けたければ、金融庁への登録が済んでいる業者を使用するのが無難だと言えます。
表を見てみると分かることですが、安全性を高めるために各社が講じている対策には、ほとんど差はありません。大半の業者が、「2段階認証」「コールドウォレット」「マルチシグネチャ」を採用しています。
一部に採用していない企業もあるので、盗難リスクを下げたければ、このような企業の取引所は用いないのよいでしょう。
また、一部の取引所は、不正ログインによる盗難補償に応じているところもあります。この点で言えば、下記2つの取引所が良いと言えます。
これらの情報や、他の利点・欠点を踏まえつつ、取引所は選ばなければなりません。
取扱の形式・レバレッジ・取扱コイン
本項目では、下記事項について、説明しています。
- 各サービスがどのような仮想通貨サービスを提供しているか、取引所なのか、販売所なのか、レバレッジ取引も提供しているのか。
- レバレッジ取引を提供している場合、最大のレバレッジはどれほどか。
- 取扱コインの種類は何か。
売買できるコインの種類が多い方が、収益を上げる機会が増えます。
また、より高いレバレッジをかけられた方が、(適切な手法で取引すれば)より高い収益を上げられる可能性も高まりますから、本項目についても、よく目を通しておくのが良いでしょう。
サービス名 | 取引所・販売所・レバレッジ取引 | レバレッジ | 取扱通貨種類 |
QUOINEX | 取引所・レバレッジ取引 | 25倍 | BTC・ETH・BCH・QASH |
bitFlyer | 取引所・販売所・レバレッジ取引 | 15倍 | BTC、ETH、ETC、LTC、BCH、MONA 取引所:BTC・ETH・BCH 販売所:ETH・ETC・LTC・BCH・MONA |
bitbank.cc | 取引所 | ー | BTC・ETH・XRP・LTC・MONA・BCH |
bitbankTrade | レバレッジ取引 | 20倍 | BTCUSD |
GMOコイン | 販売所・レバレッジ取引 | 25倍 | BTC・ETH・BCH・LTC・XRP |
Bit Trade | 取引所 | ー | BTC・ETH・XRP・LTC・MONA・BCH |
btcbox | 取引所 | ー | BTC・BCH・ETH・LTC |
BITPoint | 取引所・レバレッジ取引 | 25倍 | BTC・ETH・BCH・LTC ※2018年2月18日(日)XRP取扱開始予定 |
DMM Bitcoin | 取引所・レバレッジ取引 | 5倍 | BTC・ETH・XEM・XRP・LTC・ETC・BCH |
Bitgate | 販売所 | ー | BTC |
FISCO | 取引所・販売所 | ー | BTC・MONA・BCH・FSCC・NCXC・CICC |
Zaif | 取引所・販売所・レバレッジ取引 | ー | BTC・XEM・ETH・MONA・BCH・XCP・ZAIF・BCY・PEPECASH・SJCX・FSCC・CICC・NCXC・JPYZ |
coincheck | 取引所・販売所 | 25倍 | BTC、ETH、ETC、LSK、FCT、XMR、REP、XRP、ZEC、XEM、LTC、DASH、BCH |
kraken | 取引所 | ー | BTC・BCH・ETH・ETC・XRP・DASH・LTC・XEM・XMR・REP・ZEC・DOGE・USDT・ICN・XLM・EOS・GNO・MLN |
Lemuria | 取引所 | ー | BTC |
みんなのビットコイン | 取引所・レバレッジ取引 | 25倍 | BTC・ETH・BCH |
BMEX | 取引所・レバレッジ取引 | 25倍 | BTC・ETH |
BitStation | 取引所 | ー | BTC・ETH・BCH・XRP |
表を見ると、Zaif、coincheck、krakenが取扱コイン数の多いことが分かります。国内の取引所で、複数のコインを売買したいのであれば、これらに登録しておくのが良いでしょう。
これらの取引所について、少し補足しておきましょう。
まず、Zaifは、取扱コイン数は多いものの、その取扱コインには、極めてマイナーなものも多いです(例えば、Zaifなど)。極めてマイナーなコインは、注目を浴びる可能性も少なく、そのため価格が高騰する可能性も高くありませんから、そこは知っておくべき事項でしょう。
coincheckは、ビットコイン以外のコインは、販売所でしか購入できず、ややスプレッドが高い傾向にあります。
また、krakenは、取扱コイン数こそ多いものの、その大部分は、円建てで取引できません(ビットコイン建て、ドル建て等でしか取引できません)。円建てで取引できないとなると、損益計算しにくいほか、一度ビットコイン等を日本円で買ってから、そのビットコインで、他のコインを買う必要が出てくるため、余計な手数料・時間がかかります。この点は、欠点として、認識しておくべきでしょう。
このように、国内の取引所では、ビットコイン以外のコインの取り扱いが少ないですから、別の機会に述べる海外の取引所(BITTREX、BINANCEなど)を利用するのをお勧めします。
手数料・スプレッド
仮想通貨取引で発生する費用のうち、最大のものがスプレッドです。
例えば、BTCJPY(ビットコイン・円)のスプレッドは、少ないところではほとんどない所もある一方、多いところでは50,000円近いところもあります。つまり、取引するたびに、2~3%程度の損することになり、30回も取引すれば、資金を丸々損する計算になるわけです。
あえて、手数料やスプレッドの大きなところで取引する理由もありませんから、手数料等で有利なところで取引するようにしましょう。
サービス名 | 手数料 | スプレッド |
QUOINEX | ●取引手数料 BTC/JPY:無料 BTC/JPY以外:約定金額の0.25% ●ポジション料 FX:0.05%/日 ●仮想通貨入出金手数料:無料 ●日本円入金手数料:無料 ●日本円出金手数料:500円 |
BTCJPY:1,000 ETHJPY:2,000 BCHJPY:200 QASHJPY:2 |
bitFlyer | ●取引手数料 <取引所> BTCJPY:0.01~0.15% ETHBTC・BCHBTC:0.2% <販売所> 全通貨:無料 <FX・先物> 全通貨:無料 ●ビットコイン送金手数料:0.0008BTC ●クイック入金手数料:324円/件 ●出金手数料:216円~756円 ※銀行・出金額による |
<取引所> BTCJPY:僅少 <販売所> BTCJPY:70,000 ETHJPY:9,000 ETCJPY:200 LTCJPY:1,500 BCHJPY:30,000 MONAJPY:100 |
bitbank.cc | ●取引手数料:無料 ●仮想通貨入金手数料:無料 ●仮想通貨出金手数料:あり ●日本円入金手数料:無料 ●日本円出金手数料:540円/756円(3万円以上) |
BTCJPY:1,000 XRPJPY:1,000 MONAJPY:10 BCHJPY:3,000 |
bitbankTrade | ●取引手数料:0.1% ●ビットコイン送金手数料:0.0005BTC |
BTCUSD:20 |
GMOコイン | ●取引手数料:無料 ●ポジション料 ●入出金手数料:無料 |
<販売所> BTCJPY:40,000 ETHJPY:6,000 BCHJPY:20,000 LTCJPY:2,000 XRPJPY:20 <FX> BTCJPY:500 |
Bit Trade | ●取引手数料:0.2%~0.7% ※通貨、メイカー・テイカーの別による ●仮想通貨入金手数料:無料 ●仮想通貨出金手数料:あり ●日本円入金手数料:あり ●日本円出金手数料:648円 |
BTCJPY:5,000 XRPJPY:500 MONAJPY:10 BCHJPY:2,000 |
btcbox | ●取引手数料:無料 ●仮想通貨入金手数料:無料 ●仮想通貨出金手数料:あり ●日本円入金手数料:無料 ●日本円出金手数料:出金額の0.5%(最低400円) |
BTCJPY:40,000 BCHJPY:10,000 LTCJPY:1,000 ETHJPY:2,000 |
BITPoint | ●ポジション料 FX:あり |
BTCJPY:20,000 BCHJPY:5,000 ETHJPY:500 LTCJPY:僅少 |
DMM Bitcoin | ●ポジション料 FX:0.04%/日 |
<取引所> BTCJPY:40,000 ETHJPY:3,000 <FX> BTCJPY:4,000 ETHJPY:3,000 XEMJPY:5,000 LTCJPY:600 ETCJPY:1,000 BCHJPY:8,000 |
Bitgate | ●取引手数料:無料 ●ビットコイン出金手数料:0.0003BTC ●日本円出金手数料:540円 |
確認中 |
FISCO | ●取引手数料:概ね無料 ※Counterpartyトークン、BCHJPY、BCHBTCについて、takerの場合のみ、手数料が発生。 ●仮想通貨出金手数料:あり ●日本円出金手数料:350円(50万円未満)、756円(50万円以上) |
<取引所> BTCJPY:1,000 MONAJPY:5 BCHJPY:500 <販売所> BTCJPY:15,000 MONAJPY:60 |
Zaif | ●取引手数料 <現物取引> BTCJPY:-0.05%(maker)、-0.01%(taker) その他:0%(maker)、0.01%~0.1%(taker) <FX> 全通貨:無料 ●ポジション料 FX:0.039%/日 ●仮想通貨出金手数料:あり ●日本円入金手数料 コンビニ入金:486円~594円 ペイジー入金:486円~594円 ●日本円出金手数料:350円(50万円未満)、756円(50万円以上) |
<販売所> BTCJPY:80,000 MONAJPY:50 <取引所> BTCJPY:僅少 XEMJPY:僅少 MONAJPY:5 BCHJPY:1,000 ETHJPY:500 |
coincheck | ●取引手数料:無料 ●仮想通貨入金手数料 通常:無料 高速:0.002BTC(高速はBTCのみ対応) ●仮想通貨出金手数料:あり ●日本円入金手数料 コンビニ入金・クイック入金:756円~ ●日本円出金手数料:400円 |
<取引所> BTCJPY:僅少 <販売所> BTCJPY:60,000 ETHJPY:8,000 ETCJPY;300 XEMJPY:10 BCHJPY:30,000 LTCJPY:2,000 |
kraken | ●取引手数料:0%~0.26% ※maker・takerの別、出来高による |
BTCJPY:60,000 ETHJPY:6,000 |
Lemuria | ●取引手数料 maker:0% taker:0.13% ●ビットコイン入金:無料 ●ビットコイン出金:0.0005BTC ●日本円出金:400円 |
確認中 |
みんなのビットコイン | ●取引手数料 BTCJPY:無料 BTCJPY以外:0.25% ●ポジション料(FX):0.05%/日 ●仮想通貨入出金手数料:無料 ●日本円出金手数料:500円 |
BTCJPY:1,000 ETHJPY:2,000 BCHJPY:200 |
BMEX | ●取引手数料:無料 ●ポジション料:0.035%/日 |
BTCJPY:10,000 ETHJPY:2,000 BCHJPY:8,000 |
BitStation | ●取引手数料:0.01%~0.15% ●ビットコイン出金手数料:0.0005BTC |
確認中 |
※「スプレッド」は、表が煩雑になることを避けるため、主要コインについてのみ記載しています。
取引している人の多いBTCJPY(ビットコイン円)のスプレッドが極めて小さいのは、下記の取引所です。
その他の通貨のスプレッドについても、比較的少なめなのはZaifです。
またZaifは、スプレッド以外にも、現物取引の取引手数料をマイナスにするキャンペーンを実施しています。つまり、売買する度に、値動きがどうであるかにかかわらず、収益が上がるわけです。
これを踏まえると、手数料について言えば、Zaifが一歩先んじていると言えるでしょう。
・Zaif
使いやすさ・その他
ウェブサイトの使いやすさも、取引所を選ぶうえで重要な点の一つでしょう。
使いにくければ、誤った操作をしてしまい、思わぬ損失に結びつきかねません。また、利益を取り逃すこともありえます。
また、チャートの見やすさ、機能性も重要です。
チャートを用いて、どこで価格が上がる可能性が高いのか、または、どこを下抜けすると、価格がより一層下がる可能性が高いのか、等を分析して売買することが、長期的に利益を上げ続けることに重要だということは、誰もが賛成することだと思います。
分析するには、ある程度チャート機能が充実している必要がありますから、下記の表・記述で確認するようにしてください。
ほかに、スマートフォン対応しているかも、重要な点かもしれません。
仮想通貨取引をしている人の大半は、日中は仕事をしつつ、副業として行っているでしょう。
取引所がスマートフォン対応していなければ、外出中に思わぬ相場の下落があった場合に、すぐに損切できず、大きな損失を出してしまう。また、絶好の買い場で見す見す買い逃すことにもなりかねません。
日中、本業がある人は、この点についても留意しておくのが良いでしょう。
サービス名 | 取引ツール | スマホ対応 | その他 |
QUOINEX | 独自のインターフェイス 「使いにくい」という意見あり(googke予測変換で表示される) チャートはTrading View、Cryptowatchのいずれかを選択可 |
あり | 特になし |
bitFlyer | BitFlyyer LightningではCryptowatchのチャートを採用 | あり | 仮想通貨取引量・ユーザー数・資本金が日本一 月間取引量:7兆円 ユーザー数:100万人 株主にメガバンクがある。 |
bitbank.cc | Trading Viewのチャートを採用 | あり | 国内最大の仮想通貨ニュースサイトであるBTCNを運営 |
bitbankTrade | Cryptowatchのチャートを採用 | あり | 特になし |
GMOコイン | 独自のチャートを採用 インジケータ―は6種類のみ |
あり | 特になし |
Bit Trade | Trading Viewのチャートを採用 | あり | 特になし |
btcbox | 独自のチャートを採用 インジケーターは10種類程度 |
あり | 特になし |
BITPoint | 取引所取引では独自のチャートを採用 FXではMetaTrader4を使用可能 |
あり | 仮想通貨取引でMetaTrader4を使用できるのはBITPointのみ |
DMM Bitcoin | 独自のチャートを採用 インジケーターは豊富 |
あり | 特になし |
Bitgate | 確認中 | なし | 取引可能時間帯:月曜日~金曜日、9時~21時 |
FISCO | 独自のチャートを採用 インジケーターは5種類程度 |
なし | Zaifと業務提携 →取引価格はZaifと同一。インターフェイスが類似。 |
Zaif | Trading Viewのチャートを採用 | あり | 毎月自動で積立投資するサービスあり |
coincheck | 独自のチャートを採用 インジケーターなし |
あり | 特になし |
kraken | 独自のチャートを採用 ラインチャートのみ |
なし | 一部の通貨しか日本円建取引できない |
Lemuria | Trading Viewのチャートを採用 | なし | ウェブサイトトップの「ビットコイン最新価格」が640,000円のまま放置されている。 |
みんなのビットコイン | Trading Viewのチャートを採用 | なし | QUOINE社と業務提携 →取引価格はQUOINE社と同一 |
BMEX | 確認中 | あり | 特になし |
BitStation | 独自のチャートを採用 | なし | 利用者が少なく、流動性が極めて少ない (2017年12月30日から約定履歴なし) |
表内に記載の「Trading View」とは、株・先物・FX・仮想通貨のトレーダー同士が交流する、ソーシャルネットワークです。
そこのサービスの一つとして、チャートが提供されています。このチャートは極めて高機能で、おそらく、仮想通貨のチャートで最も高機能なものです。各種ラインが引けることはもちろん、インジケーターの種類も何十種類は下りません。
下記にTrading Viewのリンクを貼っておきますので、参考にご覧ください。
その他に表内に記載の「Cryptowatch」は、仮想通貨専用のチャートサービスです。
こちらも、Trading Viewほどではありませんが、申し分のない機能が備わっています。
チャートを重視する場合、Trading Viewのチャートを使える取引所を利用するのも良いかもしれません。
ですが、仮に使えなくても、Trading Viewのウェブサイトに行き、そこでチャートを開けばよいだけです。
ですから、取引所のチャートの見やすさは、そこまで重視するべき項目ではないと、私は思います。
チャートについて、最後に補足するべきことは、BITPointのみ、仮想通貨取引にMeta Trader 4(以下、「MT4」と言います。)を使える点です。
MT4は、FXをやっている(または、やっていた)人ならご存知でしょう。高機能なチャートツールで、様々なインジケーターを表示できることはもちろん、入手した(または、自分で作成した)プログラムを稼働させて、自動売買できるツールです。
仮想通貨取引にMT4を使いたいのであれば、今のところ、BITPoint一択です。
まとめ
少し情報量が多くなってしまいましたから、最後に簡潔に、どこの取引所を用いるべきかまとめましょう。
ビットコイン現物取引はどこが良いか
ビットコインの現物取引をするなら、下記3つのいずれかがよいでしょう。
利点は、何よりも、スプレッドが小さいためです。
スプレッド以外にも、安全性、ウェブサイトの見やすさ等も申し分ないため、これらをお勧めします。
ビットコイン以外のコインの現物取引はどこが良いか
国内取引所であれば、Zaifが良いでしょう。
主要なコインだと、XEM、ETH、MONA、BCHを扱っており、いずれのスプレッドも小さいためです。
しかしながら、海外の取引所の方が、圧倒的に多数のコインを扱っていますから、ビットコイン以外のコインでも取引したいのであれば、BITTREX、BINANCEなどの海外の取引所を使うことを、強くお勧めします。
ビットコインのレバレッジ取引はどこが良いか
レバレッジ取引は、下記のいずれかが良いでしょう。
これらは、最大レバレッジが25倍と高く、一方でスプレッドは小さいためです。
なお、レバレッジがそこまで必要ない、という人は、bitFlyerも選択肢になるでしょう。こちらは、最大レバレッジは15倍であるものの、スプレッドは小さいので、お勧めです。
国内取引所・販売所比較表
上記の情報をすべて掲載した比較表は下記の通りです。
どうぞご活用ください。
※見にくいという意見が多ければ、修正して差し替えますので、ご意見ください。
最後に
本文章は、定期的に更新する予定です。
例えば、入出金にかかる時間についても皆さんの気になるところでしょうから、それについては後日追記します。
また、要望をいただければ、こちらで判断のうえ、適宜追記・改定をさせていただきます。
みなさまからいただいた要望には、必ずしも返答はできませんが、どうぞお気軽に、コメント・お問い合わせ等にてご連絡ください。お待ちしております。
また、twitterのフォローも歓迎しております。ブログの更新情報や、購入銘柄について、共有させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。