ビットコインが暴落すると、アルトコインの価格も一緒に値下がりをしてしまいます。
初心者の方はここで狼狽売りをしてしまいがちで、利益が出ていたはずなのに一気にマイナスに転落という事も良くある話です。
では、ビットコインが暴落した時にはどういった行動をする事が正解なのでしょうか?
今回は私が普段からしている対策と、暴落時に必ずする行動について解説します。
目次でサクっと把握 [開く]
ビットコインの暴落に備えてやっておく事
普段からビットコインの情報には気を配っておく
仮想通貨はビットコインの価格変動によって市場が動いていきます。
仮想通貨市場で最もシェアを取っているのがビットコインで、基軸となる通貨だからです。
つまり、ビットコインの価格が暴落すれば、ほとんどの通貨はその暴落に付き合わされる事になってきます。
ですので、普段からビットコイン関連の情報収集だけは怠らないようにしましょう。
ツイッターでもビットコイン関連の情報をツイートしてくれる方も多いですが、なるべく一次情報を見る事がおすすめです。
ポートフォリオのビットコイン割合を常に意識する
以前にポートフォリオ管理アプリを紹介しましたが、アプリの円グラフを使ってビットコインの割合を把握する事が出来ます。
私はアルトコインが伸びると判断したらビットコイン割合を40%以下まで減らし、守りのターンが来たと感じれば60%以上まで戻していました。
最近の相場ではイーサリアム(ETH)とNEO(ネオ)の比率を高めておき、ビットコインの暴落に対処しています。
この様に、ポートフォリオのリバランスは常に心掛けておく事が必須になります。
ポートフォリオの組み方って?
暴落時に買い増しするアルトコインを決めておく
普段から情報収集をしていると、保有したい通貨が出来ます。
しかし、気づいた時はすでに価格上昇中で中々手が出ない・・・そんな事ってありませんか?
この場合は次の暴落時に購入するリストに入れておき、暴落が来たタイミングで購入すればいいのです。
気づいたタイミングから更に伸びると思うのであれば、当然すぐに購入して利益を出しても問題はありません。
ビットコインの暴落時にするべき事
損切りとホールドの判断を行う
これは以前に書いたトレード方法の記事で触れましたが、通貨を買うときには利確・損切りのポイントは決めておくべきです。
暴落によって損切りライン到達したのであれば、躊躇なく損切りしましょう。
反対に数年スパンで考えてホールドしているのであれば、買い増しを検討しても問題ありません。
ツイッターを見ていると、ホールドという言葉が飛び交いがちですが、そういった方々は暴落しても既にかなりの利益が出ているのです。
この様に他人の発言に惑わされず、自分の損切りラインを設定しているのであれば、損切りをするべきです。
他人の発言はノイズであるという事は常に念頭に置いておきましょう。
値下がりしたアルトコインの買い込み
実際に暴落を体感すると、買い増しという選択は中々難しいものです。
しかし、利益を出したいのであれば暴落時こそが大きなチャンスになります。
ここで前述したような目を付けたアルトコインを購入する事で、後に大きな利益を出すことが可能です。
特に、ビットコインの反発に速く反応する通貨から購入して素早く利益を出し、その利益をゆっくりと反発する通貨に回すと効果的です。
例えばNEM(ネム)やXRP(リップル)などは、ビットコインの反発に反応する速度が速い通貨になります。
ビットコイン建てでプラスになっているアルトコインを把握する
暴落時は誰もが円建てで価格について言及しますが、このタイミングでするべき事はビットコイン建てでどの通貨がプラスなのか、もしくは数%の減少で済んでいるのかを確認する事です。
仮想通貨投資は結局のところ、ビットコインの枚数を増やすゲームです。
何故なら、日本円の価格変動率とは『ビットコイン価格の変動率 + アルトコイン価格の変動率 + ドル円価格の変動率』で計算されています。
つまり、BTC価格が下がりアルトコイン価格も下がっている場合は、アルトコインの変動率は倍がけで値下がりしていると言っても過言ではありません。
更に言えば日本円とアルトコインの取引高というのは、市場全体から見たら非常に小規模で、円利確したい場合はビットコインに戻して売却しないと利益をフルに確保出来なくなる事も多いのです。
これはXRP(リップル)の取引ペアの比率ですが、最も多いのはビットコインとの取引で、次にドル(USD)となっています。
日本円との取引量は少なく、取引所も海外取引所ばかりになっています。
反対にビットコインはドルの次に日本円との取引量が多くなっています。
最終的に円にする事が利確ですから、取引量の多いビットコインにしてから円に利確する事が良いでしょう。
コインチェックのような販売所で円に替える事も良いのですが、億単位で利益が出ている場合はスプレッドだけで1000万円以上取られる事もあり得ます。
このような考えから、暴落時にビットコイン建てで下がっていない通貨を保有していれば、ビットコインに替えて円に逃げても直接アルトコインを日本円に換えるよりも損失が少なく済みますし、むしろ利益を出すことも可能になりますよ。
暴落時こそビットコインFXで利益を狙いにいく
ビットコインの暴落時こそビットコインFXで利益を取りやすくなります。
過去のチャートを見ても暴落後の反発は強く、一気に最高値を更新した事も多々あります。
ショートではなくロングのみで、値下がりしきったタイミングを見計らって積んでおきましょう。
手法に関しては別記事で解説していますので、下記から読んでみてくださいね。
暴落時の対策とやるべき事:まとめ
普段から暴落に備えた立ち回りをする事は非常に大切です。
暴落してそのまま戻ってこない可能性は常に意識していますが、まだその状況にはなっていないと私は感じています。
実際にDMMやサイバーエージェントといった大手企業も仮想通貨事業に手を出していますし、仮想通貨を保有している人もまだ5%程度です。
今後、2017年12月のような誰でも稼げる相場が来る事と、大きな暴落が来る事を想定して対策をしていきましょう。
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