青梅市立病院医師が個人情報紛失
東京・青梅市の市立病院の医師が、手術を受けた患者320人余りの名前や手術の経過などが記録されたUSBメモリーを紛失していたことが分かりました。
患者の個人情報が記録されたUSBメモリーを紛失したのは、東京・青梅市の青梅市立総合病院で心臓血管外科を担当する医師です。
病院によりますと、この医師は今月5日、手術の症例をまとめようと、必要な情報を私物のUSBメモリーに保存し自宅に持ち帰ったところ、なくなっていることに気がついたということです。
USBメモリーには平成26年1月から先月までに手術を受けた患者、328人の名前や病名、それに手術経過などの個人情報が記録されていたということです。
患者の個人情報を院外に持ち出すことは禁止されていますが、医師は、「集計の期日が迫っていて自宅で作業しなければならなかった」と話しているということです。
病院では患者に文書で謝罪するとともに、医師の処分や私物のUSBメモリーの使用禁止など、再発防止に向けた取り組みを検討しています。
青梅市立総合病院の原義人院長は、「患者や関係者の皆様に、おわび申し上げます。今後このようなことを繰り返さないように再発防止策を講じ、信頼回復に努めたい」と話していました。