エリック「ショーは続けたい」(画像は『Eric Clapton 2015年4月1日付Instagram「2015 Tours New York, NY. USA」』のスクリーンショット)

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“世界3大ロック・ギタリストのひとり”とも称される、ロック界のレジェンドことエリック・クラプトン。彼も72歳だが年齢のせいなのか、それとも常に大きな音に晒されているせいなのか、現在の彼は聴力を失いかけている状態だという。

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このほどエリック・クラプトンが『BBC Radio 2』のインタビューに応じ、聴力を失いつつあると告白した。「しかしステージに立つのを止める気はない」として、こう語った。

「ああ、これからも仕事に行くさ。いくつかのギグをやるつもりだ。」
「ただ唯一心配しているのは、俺の年齢だ。もう70代だからね。」
「それに、聴力を失いかけている状態なんだ。耳鳴りもするし。」

しかし「ファンにはぜひパフォーマンスを観に来てほしい」というエリックは、このように正直な心境を明かしている。

「俺も驚いてるんだ。まだこうやって業界にいるってことにね。」

高齢になったエリックは体調を崩すことも増えたようで、過去には酷い気管支炎を患いやむを得ずショーをキャンセルしたこともある。また長年ギターを抱え演奏してきた負担も相当大きかったらしく、2016年には神経を痛めてしまったことを明かしていた。

「背中の下の方から痛みが始まって、末梢神経障害になってしまった。電気ショックみたいにビリビリした感じがするのさ。脚の方までね。」
「でも俺はアルコール依存症やドラッグ依存から回復中の身。生きているだけで凄い。今はそう思っている。」

1991年3月には、当時4歳だった最愛の息子がNYの高層マンション53階の窓から転落し死去するという悲劇も経験したエリック。それでも仕事を続け素晴らしい音楽でファンを感動させてくれた彼が、一日でも長く音楽活動を続けられるよう願うばかりである。ちなみに66歳の歌手スティングも聴力が甚だしく低下しており、近年では読唇術に頼ることもあるほどだそう。しかし補聴器は気に入らず、今は「何とおっしゃいました?」と相手に聞き返すことで、しのいでいるのだとか。その他にもオジー・オズボーン、フィル・コリンズらも聴力の低下に悩まされているという。

画像は『Eric Clapton 2015年4月1日付Instagram「2015 Tours New York, NY. USA」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)