数式エディター 3.0 の機能削除について


現象

2018 年 1 月度の Office 対象のセキュリティ更新プログラムとしてリリースされた Office 2007Office 2010Office 2013Office 2016 向けの更新プログラムを適用すると、数式エディター 3.0 の機能が削除されます。

 

詳細

数式エディター 3.0 は、サードパーティによって作成された機能で、多くのバージョンの Office に含まれていましたが、セキュリティの脆弱性の問題が確認されたため、安全性への影響を考慮して 2018 1 月度のセキュリティ更新プログラムの適用後は削除されます。通式ツールは継続して使用することができます。

 

数式エディター 3.0 の機能が削除された後に、数式エディター 3.0 で新たに数式を作成したり、Office ファイル内の含まれる数式エディター 3.0 オブジェクトを編集することはできません。
数式エディター 3.0 の機能が削除された後の影響や対処策については、以下のサポート技術情報が公開されています。

Office 内の数式を編集するときのエラー
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4057882/

 

Windows インストーラ版の KB 番号は以下となります。

Office 2007
2007 Microsoft Office スイート セキュリティ更新プログラムについて2018 1 9
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4011656

 

Office 2010
Office 2010 用のセキュリティ更新プログラムについて2018 1 9
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4011610

 

Office 2013
Word 2013 セキュリティ更新プログラムについて2018 1 9
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4011651

 

Office 2016
Office 2016 用のセキュリティ更新プログラムについて2018 1 9
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4011574

 

クイック実行版の Office 2013 または Office 2016 向けの更新を適用した場合も、同じように数式エディター 3.0 の機能が削除されます。

 

 

本情報の内容 (添付文書、リンク先などを含む) は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。


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