学園都市線の代替交通を検討

JR北海道が路線の廃止の意向を示している学園都市線の一部区間をめぐり、沿線の自治体やJRが代わりの交通網について考える会議が開かれ、JRはバスに転換しても鉄道よりも運行本数を増やして利便性を高めたいという考えを示しました。
16日、岩見沢市で開かれた会議には、JRが廃止の意向を示している学園都市線の北海道医療大学・新十津川間の沿線の4つの町の町長と、JR北海道の西野史尚副社長が出席しました。
この中で、JRは鉄道からバスに転換しても、現在、利用者の多くを占めている地元の高校生をはじめ住民の利便性を高めたいと説明しました。
その上で今後、バスの路線網を検討する際は1日最大15本運行している今の鉄道より運行本数を増やしたり、駅から離れた地域にも停留所を設けたりしたいという考えを明らかにしました。
JR北海道の西野副社長は、「もっと便利に地域のみなさまが利用できる交通を責任を持ってつくりたい」と話していました。
月形町の上坂隆一町長は、「将来を見据えた公共交通のあり方と、まちづくりを一体で議論するために会議を設置した。スピード感を持って議論を進めていきたい」と話していました。