こんにちは。
先日お風呂上がりにベランダから星景撮影を行い凍えたかわだいです。
今日は私なりに心がけている上達テクニックについてお話しさせていただきます。
上達なんて偉そうな言葉を使ってしまいましたが、良い写真を撮るための練習項目と思っていただければいいと思います。
ところで「良い写真」ってなんだって話ですよね。
躍動感、素晴らしい景色、奇跡的なタイミングなどなど、挙げ始めたらキリがないくらいたくさんありそうです。
しかし、そんな写真は共通して主題や主役が明確。
ということで今回は、主題や主役をいかに引き立てるかをお話させていただきます。
ではさっそく参りましょう。
テクニックその1:大きく撮る!
何言ってんだこいつ、という視線をビシバシ感じますが、もう少し聞いてくださいお願いします。帰らないで。
これ良いかもと思い撮影したのに意外とパッとしない、なんて経験はありませんか?
私はこれ本当に良くあります。8割近い、、、orz
実際その場にいるときには、心惹かれるものに目が無意識的にフォーカスします。しかし写真にするとどこを見ていいか分からなくなる。
感動補正がなくなるとでもいいましょうか。写真になった段階で当時の感動とは別に客観視してしまう。これが原因です。
ではそれを打開するために。
すごく基本的なことなんですが、人間の目には大きなものほど重要なものとして認識する機能があります。
だから、あと2歩寄ってください。
大きく化けるかもしれません。
余計なものが消え、自ずと視線が主役に向かうことでしょう。
その効果を実際に比較して見ましょう。
こちらは昨年に須磨水族園で撮ったものです。
視界に広がるイルミネーションを全体的に狙いましたが、なんだかただの記念写真、、、。
そこで欲張らずにペンギン一体に注目してみました。
いかがでしょうか。
一枚目より二枚目のほうが、視点が迷わず見ることができます。
近くまで寄る。
望遠で切り取る。
マクロレンズを使う。
これが主役を大きく撮る方法です。
テクニックその2:主役以外をボカす!
これは取り入れてる方も多いでしょうか。
はっきりとピントが合っている部分は認識されやすく、逆にボケているところは意識しづらくなります。
具体的な方法としては絞りを広くする(F値を小さくする)、そして望遠レンズを使用するとボカしやすくなります。
実際の数値選択としては、開放絞り(F値最小)もいいですが、主役の隅がボケてしまう可能性があります。主役にだけは隅々までしっかりとピントが合ったF値を探し出すことが大事。これがなかなか難しい。
蛇足ですが、
例えば猫を被写体とするとき、ピント位置を目に持っていくことが多いです。
しかしここで一旦考えてください。
今回の主役は「猫」? それとも「猫のキレイな目」?
何を表現したいかでF値の選び方も変わるはずです。
まぁ私は動体の経験値が低すぎてそこまでできてません。まさに言うが易し。
いずれは頑張りますっ。
主役を魅せるテクニックその3:あえてブレさせる、あえて止める!
動きが激しい被写体のシャッター速度をあえて弄ってみましょう。
定番ですが滝やスポーツ選手といった被写体のSSを遅くすることで動きを表現することができます。
風にふかれる花畑なんかもいいかも?
逆に速いSSで撮ると跳ねる水飛沫が魅力的になるかもですね。
私はできるかぎり固定概念に囚われず、思いつくままに楽しむようにしています。
主役を魅せるテクニックその4:背景を考える!
主役以外をボカすというのも1つの方法ですが、もっと大胆に色画用紙や布を後ろに立てちゃう方法もあるらしいです。
真っ黒な紙を鮮やかな花の後ろに立てるの素敵じゃないですか?
風景などの大きな被写体より、小さな被写体向けのワザですね。
それなら主役を引き立てる副題を自分で引っ張って来ちゃうのもありかも?
好き嫌いは分かれる技術ですが、写真は自由にということに共通しそうですね。
主役を魅せるテクニックその5:構図を駆使する!
以前の記事で三分割構図、線の構図をご紹介しました。
意図をもって構図づくりを行うことも魅力ある写真を撮るために練習していきたいと思ってます。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
このほかにもフレーム構図などたくさんあるので、いずれはご紹介したいとおもいます。
さて、ここまで5つのテクニックをお話しさせていただきました。
1つ1つ見れば皆様ご存知のことも多かったと思います。しかし、いざカメラをカメラを構える段階になって、これらを意識的に使いこなせるでしょうか。
私はまだその域には達しておりません。
少しずつでも上達したい私の練習方法のご紹介でした。
何かお役に立てる部分があったならば嬉しく思います:)
最後までお付き合いいただき有難うございました!