Raspberry Pi Foundationは価格10ドルの「Raspberry Pi Zero W」のバリエーションとして、GPIO(汎用入出力)ヘッダーが必要だが自分でははんだ付けできない、もしくはしたくないというユーザー向けに「Raspberry Pi Zero WH」をリリースした。
同製品には40pinのGPIOヘッダーが最初からはんだ付けされている。
Raspberry Pi Zero Wはヘッダーを必要としないプロジェクトに便利だが、先ごろ発売されたGPIOエクスパンダツールを使うには、Raspberry Pi Zero WHの方が簡単だ。このツールを利用すると、USBで接続されたパソコンからGPIOピンを制御できる。
LinuxGizmosによると、ヘッダーを「プロがはんだ付けした」Raspberry Pi Zero WHは英国の公認販売店において13.40ポンド(約2045円)で購入できるという。
Raspberry Pi Foundationは、学校や家庭でフィジカルコンピューティングを利用して実験する際のセットアップコストを抑えられると説明している。
コストが節約できるのは、先ごろリリースされたGPIOエクスパンダソフトウェアツールのおかげでもあり、これによって、Raspberry Pi Zeroはフル機能のシングルボードコンピュータに少し近づいた。
通常なら、Raspberry Pi Zeroに接続されたGPIOピンを制御することはできないが、GPIOエクスパンダはUSB経由でパソコンから管理できる。そのため、ユーザーはSDカードを購入して設定する必要がなく、Raspberry PiのCPUに縛られることなく、PCの処理能力を利用できることになる。
今のところ、USB経由でエクスパンダツールが利用できるのは「Linux」のみだが、Raspberry Piコミュニティーのマネージャーを務めるBen Nuttall氏によると、いつかは「Windows」や「Mac」にも対応するという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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